きのうの続き。
昔、大阪は商人の町だった、と云う事で、
商売の神様、「えべっさん」の人気は今でも高い。
ことに1月10日は「十日エビス」、
前日の9日は「宵エビス」、
11日は「残りエビス」として、各地の恵比寿神社へ御参りが群集する。
「えべっさん」は、
鯛と釣り竿を持っているのを見ても分かるが、本来は漁師の神さん。
海の安産と大漁を願った。
それが何故、商売の神さんになったかは定かでないが、
ひとつには、
漁師の神様が、船乗り一般に信仰されることで、
海運業者の信仰を集め、そこから商品売買の業者へ拡大したと云う説がある。
しかし、十日エビスの賑わいは、
宗教行事と云うよりは、
野球の優勝パレードに参加しているような陽気さがある。
神殿前で祈るときも、
仏教のように来世を願ったり、
キリスト教のように、神に許しを乞うと云うようなことは無い。
もっぱら、商売繁盛による金儲け、
せいぜいが、健康や受験合格、と云った現世利益を願う。
商売は資本と才覚、それに実力、
自分が頑張るしかないが、それだけではどうにもならぬこともある。
そこに「運」の要素があり、その「運」を頼みに来る。
これを、「えべっさんに福をもらう」と云う。
参集する々の様子を見ていると、
祈っていると云うより、「縁起かつぎ」で「頼んまっせ」と云う雰囲気。
本気で信じている分けではないが、
頼んでおいたことで、うまく行ったら儲けものと云う気楽さ。
そこには、宝くじを買う人にある、
当たるのをと信じている分けではないが、
「浮き浮きと夢を見るのが楽しい」と云う考え方と似ているかなと思う。
昔、大阪は商人の町だった、と云う事で、
商売の神様、「えべっさん」の人気は今でも高い。
ことに1月10日は「十日エビス」、
前日の9日は「宵エビス」、
11日は「残りエビス」として、各地の恵比寿神社へ御参りが群集する。
「えべっさん」は、
鯛と釣り竿を持っているのを見ても分かるが、本来は漁師の神さん。
海の安産と大漁を願った。
それが何故、商売の神さんになったかは定かでないが、
ひとつには、
漁師の神様が、船乗り一般に信仰されることで、
海運業者の信仰を集め、そこから商品売買の業者へ拡大したと云う説がある。
しかし、十日エビスの賑わいは、
宗教行事と云うよりは、
野球の優勝パレードに参加しているような陽気さがある。
神殿前で祈るときも、
仏教のように来世を願ったり、
キリスト教のように、神に許しを乞うと云うようなことは無い。
もっぱら、商売繁盛による金儲け、
せいぜいが、健康や受験合格、と云った現世利益を願う。
商売は資本と才覚、それに実力、
自分が頑張るしかないが、それだけではどうにもならぬこともある。
そこに「運」の要素があり、その「運」を頼みに来る。
これを、「えべっさんに福をもらう」と云う。
参集する々の様子を見ていると、
祈っていると云うより、「縁起かつぎ」で「頼んまっせ」と云う雰囲気。
本気で信じている分けではないが、
頼んでおいたことで、うまく行ったら儲けものと云う気楽さ。
そこには、宝くじを買う人にある、
当たるのをと信じている分けではないが、
「浮き浮きと夢を見るのが楽しい」と云う考え方と似ているかなと思う。