漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

後妻業

2014年11月21日 | 事件

「事実は小説よりも奇なり、とか申しまして・・・」、
と云うのは、往年の人気番組、
「私の秘密」、冒頭の決まり文句ですが、・・・。

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「金が欲しいんやったら爺を紹介したる。
 一千万でも二千万でも、おまえの手練手管で稼げや」。

妻に先立たれ、
結婚相談所で出会った二十二歳歳下の小夜子と同居を始めた老人・中瀬耕造は、
脳梗塞で倒れ
一命を取り留めたものの意識不明の重体に。

だが、その裏で、
実は小夜子と結婚相談所を経営する柏木は結託、
耕造の財産を手に入れるべく、周到な計画を立てていた。

病院に駆けつけた耕造の娘・尚子と朋美は、
次第に牙をむく小夜子の本性を知り…。

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と、これは、
直木賞作家黒川博行さんの最新作、

「色で老人を喰う」裏稼業を描く戦慄の犯罪小説
「後妻業」の宣伝文にある内容ですが、

アレ、小説より事実の方が先行してる、・・・
と思うような事件が摘発されてます。

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 ○「あなたが死んだら財産を…」

 京都府で昨年12月、
75歳の男性殺害事件で逮捕された妻(67)には、

他にも財産目当てで結婚や交際を繰り返し、
遺産目当てに相手を殺害していた可能性があるとして警察が捜査している。

一説には、遺産の額は10億円以上とも云う。

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ひょっとして、警察は、
この小説を読んで犯罪の臭いを嗅ぎつけたかな。 






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