先日、
「今、若い人にとってホームドクターはウイキペディア」と云う記事を見かけ、
そう云えば、私の知る若い人たちの会話でも、
病気の症状が出たら、
「まずウイキペディア」と云う話を聞くよなぁ」と納得した。
そこで、病気の見当がついたら、
ネットで検索して薬や病院をさがすわけで、
むかし、どの家にもあった「家庭の健康医学」と云う分厚い本に代わり、スマートフォンがその役目を果たしているのだと云う。
そう云えば、
古い付き合いのある不動産屋さんの社長から、
「今時、新聞の折込チラシを見て店に来る客はいない」と聞いたのは、もうずいぶん前のような気がする。
「今時の若い人は、皆ネットで調べて来る」と言ったので、
「でも、社長ところはまだチラシ入れてるよね」と聞いたら、
笑いながら、
「あれは、地主さんに見せるため」と教えてくれた。
つまり、たいがいが高齢者である、
アパートのオーナーや地主さんは、
昔からの習慣として、必ず、
新聞の折り込みチラシをチェックする。
その時、自分の物件を任せている不動産屋のチラシが有れば、安心するのだと云う。
「ああ、ここの不動産屋は抜かりなくやってくれているナ」と。
なんと、当時から、
新聞折込は、すでに販売目的でなく、
委託してくれるオーナー確保の手段となっていたのである。
どうも世の中は、
ずいぶん前からそう云うことになってるらしい。