アメリカ軍、「中東からの撤退」や、
「核兵器の廃絶」などを掲げ、
首相就任早々には、ノーベル平和賞を受賞するなど、
アメリカのみならず
世界各国から歓呼の声で迎えられたオバマ大統領ですが、
きのうのアメリカ中間選挙では、
民主党が大惨敗、その大きな原因が、
「オバマの不人気」であると、
きのうの新聞テレビは盛んに申しておりました。
栄枯盛衰は世の習い、
奢る平家は久しからず、とは云え、
アレだけ持ち上げたマスコミの今の報じようは、
「そりゃチト、つれなかろうて」と、云いたくもなろうと云うもの。
手のひらを返すように変わったのは、
アメリカ国民や日本のマスコミであって、
オバマさんの姿勢が変わったわけではないのだから。
そもそも理想主義を掲げたオバマさんの、
中東からの撤退が、
「中東の不安定化を引き起こすであろう」とか、
今の世界政治の現実を見れば、
「核兵器廃絶」など五年や十年でできる分けはない、
なんてことは、
私のようなシロウトでも見当のつくこと。
それを承知でオバマさんに託したのだから、
政治問題にシロウトの一般国民はともかく、
プロであるはずの報道関係者が、
今になってオバマさんを能無しのように云うのは、
むしろ「スジチガイ」、
それを云うなら、「
自分たちの見通しの甘さゆえの無能」、
あるいは「知っていて持ち上げた無責任」を云えと、
私メなどは、云いたくなってしまうのでアリマスルよ。