漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

落ちめの犬を打つ人々

2014年11月07日 | 政治・経済・こぼれ話

アメリカ軍、「中東からの撤退」や、
「核兵器の廃絶」などを掲げ、

首相就任早々には、ノーベル平和賞を受賞するなど、

アメリカのみならず
世界各国から歓呼の声で迎えられたオバマ大統領ですが、

きのうのアメリカ中間選挙では、
民主党が大惨敗、その大きな原因が、

「オバマの不人気」であると、
きのうの新聞テレビは盛んに申しておりました。

栄枯盛衰は世の習い、
奢る平家は久しからず、とは云え、

アレだけ持ち上げたマスコミの今の報じようは、

「そりゃチト、つれなかろうて」と、云いたくもなろうと云うもの。

手のひらを返すように変わったのは、
アメリカ国民や日本のマスコミであって、

オバマさんの姿勢が変わったわけではないのだから。

そもそも理想主義を掲げたオバマさんの、

中東からの撤退が、
「中東の不安定化を引き起こすであろう」とか、

今の世界政治の現実を見れば、
「核兵器廃絶」など五年や十年でできる分けはない、

なんてことは、
私のようなシロウトでも見当のつくこと。

それを承知でオバマさんに託したのだから、
政治問題にシロウトの一般国民はともかく、

プロであるはずの報道関係者が、
今になってオバマさんを能無しのように云うのは、

むしろ「スジチガイ」、

それを云うなら、「
自分たちの見通しの甘さゆえの無能」、

あるいは「知っていて持ち上げた無責任」を云えと、

私メなどは、云いたくなってしまうのでアリマスルよ。







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