漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

安全第一、危ないことは・・・

2014年07月10日 | 事件

台風が来ると、
必ず、と言っていいほど、

「農家のオジイサンが用水路で流され死亡」と云う記事が出る。

田んぼの具合が気になって見に行ったんだろうけど、
見たからって、どうなるモンでもなし、

危ないだけなのに、と、シロウトは思うのだが、
年々繰り返されるから、

何十年も百姓を続けた人でないと分からないことで、
他人が、とやかく云うことではないのだろう。

画面が切り替わると、
賢そうなお嬢さんが、ヘルメットを押さえながら、

「雨と強風はますます強くなってきました」、なんてやっている。

これも馴染みの風景、
立派な大学を出て、首尾よくテレビ局に就職できたのだから、

「危険をおかすことはないのに」、と思うが、

これも、テレビ局としては、
エアコンのよく利いたビルの一室から、

では臨場感の不足、

と云うテレビ局の都合なのだろう。

もっとも、
こちらの方は、

「強風に吹かれて死亡」と云うニュースは聞かないから、

きっと、安全確認は怠りないのだろう。

熱心な篤農家のオジイサンたちよ、
テレビ局を見習って、

「危なそうに見えて実は安全」を第一に、

そして、ホントに危険なことは、
出入りの下請け業者にやらせましょうね。







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