漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

借金の仕放題

2009年09月22日 | Weblog
きのうの続き。

NHKの土用ドラマ「再生の町」、
そのモデルではないかと噂されているのが、大阪府南部の海沿いの町、泉佐野市。

今から15年ほど前、
関西国際空港の開港に沸き、大型投資を敢行、

処が、時代は丁度バブルの真っ最中、

予算はどんどん膨らみ、
当初の計画を大幅に上回り、水ぶくれした最盛期にバブル崩壊。

その際の巨額赤字のツケに今も苦しんでいると云うのが現状のようですから。

先日のニュースでは、
財政再建のため、
国の監督管理が必要とされる「早期健全化団体」に指定されそう、とありました。

尤も、泉佐野市の場合は、
単年度会計では黒字、
市の税収入も豊富で、そう云う点では健全なのですが、

なにしろ、
バブル期に積み上げた借金が巨額に過ぎる。

その返済に青息吐息、

しかし、コレ、対岸の火事ではない、
日本中、殆どの自治体が似たような状況、

しかも、
年々赤字決算、借金を積み上げている処がほとんど、
考えようによっては、
泉佐野より、これらの自治体の方が、事態は、よほど深刻と云えます。

それにしても、
赤字の地方自治体を監督し、指導するのが、国と云うのもどうなんでしょうかねェ。

だって、国の財政赤字と大借金を見たら、
ヨソの事をトヤカク云えるようなザマではないでしょう。

橋下大阪府知事も言ってます、

「国なんてもう財政再生団体だ。
 地方に勝手に指標や枠をはめる一方、国は借金し放題ではないか」、と。

マッタクねぇ。

麻生さんが、首相になって、
最初にやった事が「交付金と云うバラマキ」だったが、

あれで麻生人気は下降の一途をたどるようになった。

国民なんて馬鹿だから、
カネさえ配れば尻尾を振って付いてくるとでも思ったのでしょうか。

でも、バブルを経験した日本国民は、
市役所に飾られている立派な写真、

佐川満男氏演じる処の、
なみはや市前市長のようには、させまいと思っているはずです。

民主党の新政権にもお願い、

福祉も結構、環境対策もいいのですが、
バラ巻き過ぎて財政破綻、
後世、国会内の壁に掛かっている写真を指さして、

「善良なマヌケ面」などと云われぬようにしてくだされよ。




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