漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

若者よ

2011年07月09日 | Weblog

梅雨明けの暑い日々に、少し涼しくなる話。

東京都職員から北海道夕張市長に転身した鈴木市長(30)が、
東京都の石原都知事を表敬訪問したと、
毎日新聞のコラムが伝えているが、その中にこんな部分がある。
  
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夕張市は、
全国唯一の財政再建団体になって以来、
巨額の借金返済のため、徹底した緊縮財政下にある。

年間20億円前後にものぼる返済金のやりくりは、
職員の人件費切り下げと、医療施設や教育関係などの経費切り詰め、

破綻前に300人いた職員は現在半分に、
その半分の給与や手当もカット、
東京23区より面積が広い市内で小、中学校も1校ずつに統合した。

市民負担となる市民税や固定資産税、
各種手数料も一斉に引き上げられ、
破綻時に1万人余りいた人口は4年間で一割ちかくも減少し、税収も落ち込む。

国の管理の下では、
必要があっても、カネの要るような独自施策はできないのが実情だ。

今春まで4年間、
計画通りの返済を履行した前市長は、
「返済できるのはあと10年、計100億円が限界」と語っている。

高齢化率は4割を超し全国トップ、
今後も高齢化がさらに進むのは必至とあって、数年先の借金返済も見通せない状況だ。

鈴木市長も国に返済の軽減などを求めたい考えだ。

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少し長くなったが、
市を国に、人口や予算規模の桁を変換すれば、それはそのまま将来の日本国の姿に投影される。

若者よ、それでもアナタは公務員を目指しますか。
ファッションやテレビゲームにウツツをぬかしていて大丈夫ですか。

若者たちよ、それでもアナタは選挙に行く気にはなりませんか。






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