別に泥棒をした分けでもなく、
詐欺で騙し取った分けでもないのに、
ある日突然、
4630万円もの大金が自分の口座に振り込まれていたと云う、
「２４才無職の幸運な男」が逮捕されたと云う事件でテレビのワイドショーが賑やかなようです。
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
山口県阿武町から
誤って振り込まれた4630万円の給付金を別の口座に振り替えたとして、
町内に住む24歳の無職、田口翔容疑者が逮捕され、
「金はオンラインカジノで使った」などと供述しているということです。
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
ウィキペディアで見たら、
阿武町と云うのは山口県でも日本海側、島根県との県境にあり、
人口は三千人にも届かないようですから村と言ってもいいような集落。
この町も御多分に漏れず、
人口の過半が高齢者、住民税を払ってるのは1/3だけと云う過疎の町。
集まる住民税は二億六円万、
それに対し国からの地方交付税は十五億あり国の補助で息をしているのだとか。
ウィキペディアには、
「1年で1人辺り約160万円が費やされている」ともある。
今の処、テレビは逮捕された男に否定的で、
間違って手続きした町の役人を責める報道は少ないようだが、
この事件を最初に聞いた時、
私は昔あったある事件を思い出しました。
何十年か前のある日、
母親の口座に満期保険金が振り込まれましてね、
それから間もなく、またもや同じ額の保険金が振り込まれた。
二回目の分は身に覚えがないと云うので、
我が家に出入りしていた銀行員に調べてもらった処、保険会社の手違いと分かった。
その時の銀行員が笑いながら言うには、
「これ、返す義務はないんですよ」つまり知らぬ顔をしても犯罪にはならないらしい。
つまり、今回の幸運な男、
田口翔クンも口座を動かしたりしなければ、警察に逮捕されるという事はなかった。
まぁ、私には、
ネコババする気は無かったから、すぐに保険会社に連絡したら、
その日の夕方には、
担当者と上司の重役サンが菓子折り持って謝りに来ましたけどね。 (笑)