二日ほど前かな、
ロシア軍がフィンランド国境へミサイルを移動させていると云うニュースがあった。
フィンランドと云うのは、
ウクライナの北方にある国でロシアと国境を接している豊かな国。
この国は中立国のはずなのに、
そうでなくともウクライナとの戦争で忙しいロシアが、
何故そんな事をするかと云えば、
ロシアのウクライナ侵略を見たこの国が
西側の軍事同盟であるNATOに参加しそうだから。
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ロイター通信によると、
北欧フィンランドのマリン首相は13日、
NATOの加盟に意欲を示し、
その是非を「数週間以内」に判断する方針を明らかにした。
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実はこの国、中立国とは言っても、
それはロシアとの軍事衝突を避けるための中立。
つまり、ロシアが何処かと揉めている時、
中立と言っておかないと攻め込まれる恐れがあるのだと思います。
現実にもこの国は、
ロシアから何度も攻め込まれた過去がありますしね。
だから今回のロシアによるウクライナ侵略は、
この国にとっては決してよそ事でない。
当然ながら、
自国の安全を担保するためにも
NATOに入ろうではないかと云う声が国民から高まる分けで、
これを嫌うロシアが、
国境あたりに、ミサイルを並べて威嚇している、と云う分けです。
でもそれもこれも、
ロシアがウクライナへ攻め込むから、周辺の諸国が反応した分けで、
中立国を西へ西へと追いやっているのは、
実はロシアの態度にこそ、その原因があると云う事になるのですけれどね。