漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

虚心坦懐

2022年06月27日 | 国際情勢

先進7カ国首脳会議、
いわゆる「G7」が現在ドイツで開かれてるのだそうな。

今回はロシアのウクライナ侵攻もあり、
西側先進国の結束を高める意味では、いつに増して注目される重要な会議。

そんな中、こんな報道が。

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 ジョンソン英首相は26日の会議の冒頭、
「私たちも上着を脱ぎましょうか?」と声をかけ、

 上半身裸の写真を公開するなどして
 強い指導者を誇示してきたロシアのプーチン大統領を引き合いに、
 
 「私たちも胸筋を見せてプーチンよりもタフだということを示さないと」と笑いを誘った。

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この記事にある、
「胸筋(きょうきん)」は文字通り、胸の筋肉。

筋肉を見せて強い男のイメージを演出した最初は、
イタリア極右の国家主義者、ムッソリーニあたりだったと思うが、

岸田さんやバイデンさんが、
胸の筋肉を誇示しても、国民が熱狂すると思えないから、

失言も多いが軽妙な話術にも定評のある
イギリスはジョンソン首相の、

大事な国際会議の緊張をやわらげんとする軽いジョーク。

同じ「きょうきん」でも、
「胸襟」となると、「胸のうち。心の中」のこと。

これが「胸襟を開く」となると、
「心の中に思っていることを包み隠さず打ち解けること」になる。

ま、各国のトップですからネ、
すべてを「包み隠さず」と云う分けにはいくまいが、

「胸の襟(えり)」ぐらいは開いて、
虚心坦懐に話し合ってもらいたいものですな。

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【虚心坦懐】きょしん‐たんかい

 何のわだかまりもないすなおな心で、物事にのぞむこと。

 

 


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