先進7カ国首脳会議、
いわゆる「G7」が現在ドイツで開かれてるのだそうな。
今回はロシアのウクライナ侵攻もあり、
西側先進国の結束を高める意味では、いつに増して注目される重要な会議。
そんな中、こんな報道が。
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ジョンソン英首相は26日の会議の冒頭、
「私たちも上着を脱ぎましょうか?」と声をかけ、
上半身裸の写真を公開するなどして
強い指導者を誇示してきたロシアのプーチン大統領を引き合いに、
「私たちも胸筋を見せてプーチンよりもタフだということを示さないと」と笑いを誘った。
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この記事にある、
「胸筋(きょうきん)」は文字通り、胸の筋肉。
筋肉を見せて強い男のイメージを演出した最初は、
イタリア極右の国家主義者、ムッソリーニあたりだったと思うが、
岸田さんやバイデンさんが、
胸の筋肉を誇示しても、国民が熱狂すると思えないから、
失言も多いが軽妙な話術にも定評のある
イギリスはジョンソン首相の、
大事な国際会議の緊張をやわらげんとする軽いジョーク。
同じ「きょうきん」でも、
「胸襟」となると、「胸のうち。心の中」のこと。
これが「胸襟を開く」となると、
「心の中に思っていることを包み隠さず打ち解けること」になる。
ま、各国のトップですからネ、
すべてを「包み隠さず」と云う分けにはいくまいが、
「胸の襟(えり)」ぐらいは開いて、
虚心坦懐に話し合ってもらいたいものですな。
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【虚心坦懐】きょしん‐たんかい
何のわだかまりもないすなおな心で、物事にのぞむこと。