漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

独裁者の孤独と密告の奨励

2022年06月12日 | 国際情勢

きのうはこんなニュース。

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 中国の国家安全省は、
 国家の安全に関わる通報 (密告) を奨励する法律を施行した。

 匿名でも受け付け
 「特別重大」な情報には10万元(約200万円)以上の報奨金を払うという。

 ただ、どんな情報が国家の安全に関わるのか具体的な説明はなく、範囲もあいまいです。

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中国と云えば、
北京など大都市では、

街ぢゅうに
監視カメラがあふれていると云われる国ですが、

それでも物足らず、今度は密告の奨励ですか。

共産党独裁政権と密告は相性が良いらしく、
かってのソ連や旧東ドイツでは市民が相互監視する社会でした。

当時の市民は、
親しい相手にでも冗談一つ言えなかったと伝わります。

そのはなはだしきは夫婦や家族間にも及び、
親子の間でも油断はできなかったのだそうな。

それでも密告のため連行される市民は絶えなかっった。

ナントならば、
気に入らぬヤツはでっち上げのニセ情報で密告する輩が多かったから。

夕食の団欒時に、
突然、秘密警察が踏み込んできて主人を連行、そのまま行方知れず、

なんてことは日常茶飯だったそうです。

独裁者と云うのは、
権力が強くなれば成るほど、猜疑心が増すものだそうですが、

習近平さんも、
プーチンさんのあとを追ってるのかな。

 


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