日本と云う国は、
「失敗した人に厳しい社会」だなとつくづく思う時があります。
例えば曾てあった替え玉受験騒動では、
父親のなべおさみさんが芸能界から永久追放のような形になってしまったし、
不倫騒動で、
役者や人気者としての資格を失った人ならもっと多い。
そう云う人の中の一人、
お笑いコンビ、アンジャッシュ渡部建さんの記事を見かけました。
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渡部は、千原ジュニアに
「謹慎20カ月・・・
一番しんどいのは、いつなの?」と聞かれ「まずは最初」と答えた。
その上で「その半年後に会見があったじゃないですか?
そこも、さすがに・・・
会見の前、後、ことあるごとに報道が出るじゃないですか
例えば、豊洲で働いてますと出ると身辺にワーッと記者が来て、
引っ越したと出ると、奥さんに迷惑がかかる。
復活させていただいてもワーッとなる・・・」と振り返った。
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不貞不倫が糾弾されるのは当人の身から出た錆、
とは云え、それは夫婦間の問題であって、刑法犯ではない。
にも関わらず、
社会的に抹殺しようとしているかに見えるマスコミの報道ぶりは、
私には行き過ぎに見える。
この記事の中、千原ジュニアさんはこんなことも言っている。
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「俺、聞いたで。
会見の前後くらいのメチャクチャしんどいとき、
誰かのお子さんが渡部君のお子さんと同じところ、行っていて、
送り迎えに来て「おはようございます」と声張って。
逆にバレるのに、帽子を取っていて送り迎えしてメチャクチャ感動したと」と
渡部は「息子の学校なんで、
迷惑をかけちゃいけないので。
転校したんですけど、
前の学校は、記者も来ちゃっていたので・・・
本当に迷惑をかけないように、という思い」と語った。
千原ジュニアから
「我々やったら、顔出せないから奥さんに『行って来て』でいいけど、
それができへんもんな」と妻が著名な芸能人であることの難しさをおもんぱかった。
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私は思うのですよ。
「あんな人嫌いや」と思う人が
渡部さんを遠ざけるのは構わないけど、
間違いを起こした人が
立ち直ろうとするのを妨害する権利は、マスコミに無いんだけどな・・・と。