漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

精悍に、スマートに

2016年10月24日 | スポーツ
いまでもまぶたに浮かびますね、
四半世紀前のラグビー、全国社会人大会決勝、

いつも好勝負を展開するのに、
なかなか勝てない三洋電機が、

「今年こそは勝てる」と確信していたであろう終了直前。

ロスタイムも、時間のない処で、
最後に来たパスを掬い上げた神戸製鋼の平尾誠二選手が、

ライン際を走る、ウィリアムス選手にパス、

疾走しながらそのボールを片手取りしたウィリアムスが独走、
そのままゴールラインを駆け抜け同点のトライ。

ゴールキックも決まって、ノーサイド、
この瞬間、神戸製鋼の三連覇が決まった。

その劇的な勝ちっぷりは、今もラグビー史に輝く。

平尾誠二さんが亡くなったと云う報せ、53歳。

そのプレイぶりだけでなく、
その人生もスマートで精悍だったヒラオは、

“その逝きかたさえも鮮やかだったな”、と思ってしまいました。






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