漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

行司さんが主役の勝負?

2022年07月18日 | スポーツ

きのうの大相撲結びの一番は、
一人横綱として孤塁を守る照ノ富士に対し、最近進境著しい新鋭若元春。

若元春クンの自己紹介によると、
学校から帰ると「宿題はほっといてマンガを読んでる」ような子だったそうです。

勝負は期待に違わぬ大相撲となったが、
若元春がここが勝負とばかりに寄って出た瞬間、

何を思ったか行司さんが、
両者の斜め後ろから飛びついて制止、

行事が見えた横綱は動きを止めたが、
背後から近づかれ、行司が見えなかった若元春はそのまま押し出した。

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 大相撲名古屋場所中日結びの一番は前代未聞だった。

 長い相撲で善戦の若元春が
 左四つのいい体勢を作って寄ろうとしたところで行司が待ったをかけた。

 それに気がついた照ノ富士は力を抜いたが、
 それが見えなかった若元春は寄って出ていたため、

 行司が飛び跳ねながらついていく異様な姿となった。

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結局勝負は
土俵上での長い協議などで7分ほどの中断

再開後、横綱が勝ったが、
一度は横綱を寄り切り金星と見えた若元春には気の毒な勝負だった。

普通、まわしが緩んでも、
力士が動いてる間は勝負を止めてはいけない。

この行司さん、以前から失態の多い方で、
力士にぶつかり土俵下に落ちたことなんぞも何度か。

ウィキペディアで見たらこの方、
御年が六十二歳で脳梗塞により長期休場の病歴もあるそうな。

病に負けず頑張っておられるのは良しとしても、
大相撲の看板でもある大事な結びの一番を任せると云うのはどうだったか。

なんにしても、
生まれて初めての結びの一番を取った若元春クンには気の毒でした。

 


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