北朝鮮籍の不審船を沈めた時が20ミリ機関砲だったけれど、35ミリに強化していた。
神戸海上保安部(神戸市中央区)は3日、巡視船「せっつ」(3100トン)に搭載された35ミリ機関砲の砲身(3.5メートル)部分が紀伊水道の海上に落下したと発表した。
同保安部によると、1日に神戸港を出港した「せっつ」は3日午前10時ごろ、和歌山県白浜町の南西約29キロの紀伊水道の海上で実弾を使った射撃訓練を実施。開始から40分後、船の前部甲板にある35ミリ機関砲の砲身が射撃中に根元から外れ約7メートル前方に飛び、そのまま海上に落下、沈んだという。乗組員らにけがはなく、周辺海域に被害はなかった。
砲身が落下した海域は、水深約1千メートルあり、回収は不可能だという。同保安部は、「せっつ」を神戸市兵庫区の神戸港和田岬沖南約2キロの海上に停泊させ、事故原因を調査している。
「せっつ」は84年に完成し、86年に神戸海上保安部に配属された。通常、約40人が乗船し、高知県沖から大阪湾にかけての警備・救難業務に従事。沖ノ鳥島や尖閣諸島などの領海警備や全国各地の災害にも派遣される。
35ミリ機関砲暴発しなくて良かったと思うがなぜ飛んでちゃったのか。