不快感をしめした？！

　教科書の執筆者が検定再審製の内容を公表したことに文部科学省事務次官の銭谷事務次官は「法令上は禁止されていないが、あまりないことだ。静謐な環境を確保していくことを考えいただきたい。望ましいかなというと必ずしもそうではない」と２９日の定例記者会見で。
　何が静謐だ。おかしなことをやってきたのは文科省じゃないか。

執筆者の発表を受けて

　２７日に高校日本史教科書の執筆者が、沖縄戦の集団自決について、日本軍の強制、命令によることをはっきりと記述して、文科相に訂正申請すると発表したのを受けて、沖縄の地元紙や、市民団体は、一斉に歓迎、評価の方向を打ち出し、さらに検定意見の撤回を求める声明を再度発表したり、社説で訴えたりしました。

共同通信は配信で各地方紙もこのことを取り上げていました。しかし、新しい歴史教科書をつくる会や、産経新聞の論調には、目に余るものがあります。

教科書検定意見撤回なるか

　教科書会社５社が日本史教科書の記述訂正申請を来月初旬に行なう予定です。沖縄戦での集団強制死に関しての記述における検定意見の撤回を拒んだまま、再度検定審議会が招集されます。このままだとまた検定不合格になる虞があります。
　教科書会社の記述訂正だけに終わらせてはならないと考えます。*(怒り)*