明源寺ブログ

浄土真宗本願寺派

お雛様

2010-03-04 00:16:01 | Weblog
今日は、3月3日全国的にはお雛様の日。最近、各地でお雛様を展示し町興しをする企画が流行している。拙寺の近くの阿下喜でも、スタンプラリー形式の同様企画があった。拙寺にも、坊守の実家からいただいた立派なお雛様がある。でも、ここ数年は蔵からの出馬はなし。かわりに庫裏(くり)玄関の靴置き場の上に、小さな可愛いお雛様が飾ってあった。坊守曰(いわ)く、「お雛様にはかわりはない」と。確かに、お雛様にはかわりがないのだが・・・・・・これ以上の言葉は家庭不和の原因となる。

勉強する?

2010-03-03 07:29:29 | Weblog
親戚の従兄弟(いとこ)に誘われ、昨年の4月より京都にての勉強会に参加していた。宗学院別科という。浄土真宗の伝統的な教義を勉強する会。授業は、主として龍谷大学の大宮学舎の大講堂二階で行われた。考えて見れば、大学を受験する時に父親に反発(お寺に反発したのが正直な理由)し、宗門の関係大学である龍谷大学を受験せず一般大学を受験。だから、浄土真宗の専門的教義を勉強しないまま今に至っている。勿論、本を読むことは嫌いではないから、自分なりには勉強してきた積もりではあるが。
あれやこれやで、最も嫌いであった場所にて皮肉にも1年間勉強する事になった。出席回数を確保することが大変で、四苦八苦しながらの1年間。レポート提出、修了試験等を何とか合格し、昨日無事に修了式を迎えた。
よく、地方から上京した親子が大学の入学式等で校門前にて記念写真を撮影している場面がある。何となくこの風景をバカにしていたが、結局は私も同じ事。「ヤッタ」とばかりに、従兄弟を誘って写真撮影。
ただ、4月の入学式にて胸が篤くなった事がある。亡き父親も、ここで青春時代を過ごしたのか、父親も自分が座っているこの場所で座り、勉強したのであろうとの思いがよぎった。「父親が、生きている時に受講していればどんなにか喜んだであろう」との思いが湧き出し、涙があふれだした。写真は、左が私。右が従兄弟。

ねがい

2010-03-01 23:37:03 | Weblog
平成22年(2010年)3月1日。本日、拙寺本堂修復工事企業と正式に契約。思えば、拙寺本堂は1848年に第三代本堂として建立された。それより、160年の流れの中で、門信徒の皆さんの尊い懇念により代々維持・管理されてきました。
だが、近年に入り耐震対策等の問題があり、抜本的な本堂修復工事を早急に実施しなげればならない必要性に迫られていた。門信徒一同、必要性は理解しつつも多額の予算を計上しなければならず、なかなか踏み切れない状態が続いた。
しかし、本日より二年間に及ぶ修復工事が第一歩が始まる。本堂修復工事企業は、大阪四天王寺に本社を置く金剛組。金剛組の歴史は古く、飛鳥時代の578年から続く寺社建築の専門集団。1400年間伝承された匠(たくみ)の技(わざ)のもと、門信徒の悲願である本堂修復工事が無事完遂される事を強く願うのみ。写真は、拙寺責任者の皆さんと金剛組関係者の皆さん。

福寿草

2010-03-01 16:59:40 | Weblog
拙寺の裏庭にて、福寿草の可憐な黄色い花が咲いた。昨年のブログにも、福寿草を取り上げている。しかし、日付を見れば3月13日。昨年より、2週間ほど早いことになる。最近の異常な暖かさが原因と思われるが?鈴鹿北部の山頂付近には、福寿草の群落がある。雪が融けるころに福寿草の花が咲く。西の藤原岳をを見れば、この暖かさで急速に雪が融け山頂付近も雪は殆ど残っていない状態。もう福寿草が咲いているのだろうか?
この福寿草、あるご門徒から10数年前にいただいたもの。しかし、昨年末にその方も亡くなられた。だから、この福寿草はその方の思い出でもある。「今年も、咲いたよ」と呼びかけておられるような気がした・・・・・・