明源寺ブログ

浄土真宗本願寺派

三井寺・・・・明源寺仏教壮年会主催の研修旅行②

2010-08-23 08:39:01 | Weblog
金堂から、観音堂までの道筋にも数々の諸堂がある。今回の目的は、あくまで観音堂。名前と写真の紹介のみで進む。
三井晩鐘(日本三大梵鐘)⇒

閼伽井戸(あかいや・・・仏前にお供えする水をくむ井戸)・・・井戸をおおう建物の上には、左甚五郎の龍の彫刻が有名⇒

霊鐘堂(弁慶の引きつり鐘で名高い)⇒

孔雀園⇒

一切経蔵(戦国大名の毛利輝元が寄進)を経て唐院へ。三井寺の一番神聖な場所である。円珍御廟である大師堂・三重等・潅頂堂等がある⇒

そして、私達は微妙堂にさしかかった。現在、微妙堂は修理の真最中であったが、このお堂の秘仏である十一面観音像が特別公開という事で、お参りする。この微妙堂は、三井寺五別所の一つである。往古、延暦寺は比叡山内の堂塔以外に五別所といって、衛星のように寺院を置いたが、園城寺もそれに対抗して五つの別所を設けている。常在寺、水観寺、尾蔵寺、微妙寺、近松寺である。このうち現存するのは近松寺のみで、水観寺と微妙寺は園城寺内の一堂として寺名を残している(他の2か寺は廃絶)。歴史の流れを感じます。この微妙寺の本尊の十一面観音像は、廃絶した尾蔵寺の本尊だった像といわれている。霊験あらたかなことで知られ、かつては参詣の人々が押し寄せて、かぶっている笠がすれあい脱げるほどであったといい、「はずれ笠の観音」「笠ぬげ観音」と呼ばれたという。
土曜日、日曜日、祝日と、毎月17日、18日に開扉され、拝観できる。私達は、お参りしたのは8月22日(日曜日)でした。
写真は、十一面観音像。堂外より撮影していますので、写真では黒く写っていますが、桧(ひのき)の一木造りで小さな像です。しかし、頬(ほほ)や胸や腹は重量感があり、まるでキューピーちゃんを思わせるような微笑ましい観音様です。平安時代の9世紀作で、重要文化財に指定されている優れた観音様。

そして、観音堂へ。仁王門から観音堂まで、それなりに諸堂をお参りして約40分~50分で到着。
観音堂は、三井寺の一番高い位置にある。琵琶湖も一望でき、境内にある観月堂・絵馬堂からみれば、琵琶湖にかかるお月様もさぞや見事ものであろうと思われます。観音堂の御本尊は、秘仏の如意輪観音菩薩。西国33所観音霊場の第14番目札所としても名高い。如意輪観音と言えば、若き親鸞聖人が比叡山ご修業最中の29歳に、比叡山大乗院に籠もられ、如意輪観音菩薩より夢告(第2の夢告)を受けられた事で知られている。親鸞聖人は、観音菩薩を聖徳太子の示現されたものと受け取られ、生涯篤く敬われたことでも知られている。・・・・続く






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