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猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

BOOK OFF 秋葉原駅前店

2008年10月10日 12時42分20秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
 前から行ってみたいと思っていた BOOK OFF 秋葉原駅前店 へ仕事帰りにちょこっと寄ってみました。


            BOOK OFF 秋葉原駅前店


 オープンは今年 2008年4月26日 で、1フロアから6フロアまである、関東最大級のブックオフです。 いつもは地元駅前のBOを利用するのですが、毎週のように何年も行けばおのずとその店の傾向なども見えてきて、他の店舗にも行ってみたいと思うようになっていたのです。

 HPの地図を見ていただくとわかると思いますが、JR秋葉原駅中央口のすぐ近く、私の利用する日比谷線出口からも徒歩にして5分もかからずに行けました。遠くから来る方にもとても便利です。
 さすがに天下の秋葉原に出店するだけあって上から下まで古書・古CDなどがぴっちり。次に行く予定があったので30~40分しかいられなかったので全館は見ていないのですが、ものすごい量の中古品・新品で埋められていました。あ゛ーもっとゆっくり見たかった~~。

 とりあえず中古コミックスの階に行き、あわてて探して腐本1、少女マンガ2、合計3冊を@200円でゲット。水曜日でレディースデーをやっていたんです。350円のものが3冊で600円、4冊でいくらだったか ? (うろ覚え) と大変お安くなってます。これからは火曜日は地元のBOのバーゲン、水曜日は秋葉原BOのレディースデーと荒らしまわらなくちゃ。
 今度の勤続30年ご褒美休みには1日割いて行ってくる予定です。


              本好きにはもうもうたまらない古書の殿堂でした。


中学生の時の模写

2008年09月24日 10時13分21秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
 やっと会社経由で 「年金特別便」 が届いたのですが、腑に落ちないところが何件かあったので昔のことを調べようと押入れを家探ししていました。そこでちょっと気がついて出してきたのがこれらの自分の昔の模写たち。

 真中は1967年5月4日の日付があるので一瞬 望月 三起也氏 の 「ワイルド 7」 かと思ったけれど、「ワイルド 7」 は1969年からの少年キング連載だから、その前の 「秘密探偵JA」 (1964年~週刊少年キング連載) の模写だと思います。
 右は 矢代 まさこ氏 の 「ミミー,みっつ」 やはり1967年10月15日の日付になってる。矢代氏の初出は1966年12月号の別冊マーガレットです。この作品、好きでしたね~。
 左は 石ノ森氏 の 「サイボーグ009」 ね、日付はないけどこれも同じ頃のでしょう。009は好きだったのに一番下手ですな~ 

 1967年というと41年前私は14歳の花も恥じらう中学生 (いや…生意気盛りの反抗期真っ盛りか) 



                 


              ↑ こんなのもありました。左は初恋の君を描いたもの (あ゛~恥ずかしい)


 中学2年の時かな、文化祭で 古城 武司氏 の生原稿などをお借りしてマンガ同好会発表会をやった時に集まってもらった人たちのイラストなどもありました。

                      ↓


                 


 右下のプロ真っ青のカラーイラストを描いた友人は美大に行き、在学中はイラストのバイトなどをして、その後造形の道に進んで個展などしていました。まだ活躍していると思います。当時その中学中で一番絵が上手かった人です。
 こんなカットを見ていると41年も昔のことが一瞬で思い出されますね。物持ちの良い私ですが、こういうことがあるから今後も物が減ることはなさそうです。


 古城氏とのことは → 古城 武司氏の思い出 


腐海の片隅のまた隅っこにて ②

2008年06月16日 11時56分44秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
         ↑ こたりんさんから送っていただいた 腐箱 下にもう一段あります。

               こたりんさん に捧げる第2弾 (毎度すみません こたりんさん) 


 某掲示板のオフ会でお会いした こたりんさん から大量で面白く、かつ良質の 腐海本 (BL本) をお借りして読みまくっている第2弾です。 ちょっと間があいてしまいましたね。作家さん別に一言づつ感想などを。

   その①はこちら → 腐海の片隅のまた端っこにて。 

語 シスコ氏
1994年から2006年発行のコミックス10冊をお借りしましたが、間に4年のブランクがある方なんですね。その前と後とでは当たり前ですが絵柄も以前よりすっきりしてきて違いますし、ストーリーや設定が違ってきてます。初期作品は若い子同士の青春物が多いようです。現在はもっと読者を楽しませると言うかギャグ色が強いかな。この人のセリフ回し面白いですよ~。
 個人的には初期の 「遊園地は年中無休」 の景山兄弟とマコの話が外伝含め1冊にまとまっていて読みやすいし好きです。

紺野 けい子氏
前にブックさんに2~3冊借りてお気に入りになった作家さん。絵柄が私好みで全体のバランスが良いので、自分でもBOで 「君の名はスター」 を買うほど好きです。
7冊借りた中では以前から読みたかった 「紺野けい子初期作品集」上下巻が読めて嬉しかった。短編集だけれどこの人の原点を見る感じです。後やっぱり「可愛いひと」は名作だよね。外伝のカップルの方が好きだけど。

国枝 彩香氏
元々ヤングレディース系の漫画家として 坂井久仁江 名で活躍している人です。女の子が可愛いし、絵も骨格がしっかりしていて上手いし、お話もちゃんと読ませるし、それはBLでも変わらなくて脇に出てくる人物もよく練れてる。それは…BLと言うことを忘れさせちゃうほど…。
 6冊借りた中では、じっくり読むなら「未来の記憶」「風の行方」の先生カップルのシリーズを、耽美をお望みなら「番人」がよろしいかと。(ケケケ となぜか笑いが なぜ ?)

高口 里純氏
BOやマンガ喫茶などでちらちらと読んだことはあったが、私は熱心な読者ではなかった大ベテラン。一般少女マンガでも 「花のあすか組」などのヒット作を描いてます。 

 私が借りたのはBL黎明期の20年前初出の作品、「幸運男子 ラッキーくん」1~3巻 今凄く懐かしい ! と思った人居ない ? (ぷぷぷ)なにしろ1話目が載ったのは1989年のmimiエクセレントと言うことですから19年前 ! 学ラン美少年カップルに当時の中・高少女達はクラクラだったろうね~。表現は今見れば大人しいですが、きゅ~と来る二人の感情がたまりません~。
 本編の2冊に収まらなかった番外編の ③ が1995年の発行、ということは6年かけて完結か。2巻の終わりで唐突に悲劇があったので、続編を読みたいと山のようにお手紙がきたそうで、そこに至るまでを別の本に描き溜めたものを ③ にまとめたそうです。
 今に至るBLの基本・お手本、元になってるような作品だと思う。

円陣 闇丸氏
BLっぽいけど嫌いじゃない、涼やかな好感の持てる絵柄でお話も読みやすい。ファンタジーの入ったものより 「きみがいなけりゃ息もできない」 のような普通の設定のが私は好きだな~。

石原 理氏
前からちゃんと読みたかったBL界屈指の人気作家さん。私が借りたのはもう古典の域に入る 「あふれそうなプール」 文庫で全3巻。この人の描く男の子達たちは 攻 も 受 も色っぽ過ぎるぅ~~。こんな高校生居るわけないよな~。で、おばちゃん (わたしよ) はマンガで夢を見る~。

北上 れん氏
ユリイカ 07年12月号 のBLスタディーズに紹介されていたのを見て読んでみたい新人さんと思い、「ホネヌキにされたい」 を読んでファンになった人。「ホネヌキに~」 は 大型ワンコ攻め の大学生が可愛かったです~。

 こたりんさんにはその前に出たこの方の初コミックス 「ひとり占めセオリー」 をお借りしました。私はこの人のすっきりした絵にまず惹かれたのですが、ギャグ絵も可愛いし、頬を赤らめてる顔の表現もいいし、学校や仕事場での男と男の普通の恋愛 (いや、普通じゃないから~) 描いているストーリーも奇をてらってなくて好きです。う~ん、ファンになったらなんでもOKと言うことで。

 日高 ショーコ氏とともに今最も気になっている方です。

 その他に まんだ林檎氏 以前の記事はこちら → まんだ林檎 「コンプレックス」シリーズ
蓮川 愛氏・高井戸あけみ氏・夏目 イサク氏・ヤマシタ トモコ氏 の作品をお借りして読みました。すべて読み応えのあるものばかりで、じっくり読ませていただきました。こたりんさんありがとうございます。

腐海の片隅のまた端っこにて。

2008年05月21日 09時39分55秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
              この記事は こたりんさん に捧げます。(捧げられても困るだろうな~)


 某掲示板のオフ会でお会いした こたりんさん から大量で面白く、かつ良質の 腐海本 (BL本) をお借りしてまして、仕事が忙しいの何のと言いながらじっくり読ませてもらっているところです。
 一応1回は全部読み終わり、2順目に突入中。このブログではおおっぴらにBLは取り上げないつもりでしたが、(もう何回か関連記事書いちゃったけど) せっかく選りすぐりをいっぱい貸してもらっているのに紹介しないのもなんですので、作家別に一言づつだけでもご紹介してみます。

高永 ひなこ氏
以前一冊だけ借りて読んだ方なんですが、今回8年前の2000年発表の作品から去年発表のものまで時系列的に見ました。絵柄の相当変わっている方ですね。個人的には初期の頃の少年誌っぽい絵のほうが好みだったりします。今現在は又元にちょっと戻ってるような ? 気のせい ? 借りた中ではやはり、チャレンジャーシリーズの中でドラマCDにもなった 「恋する暴君」 がギャグが適度で私の好みです。

京山 あつき氏
あっさりした鉛筆描きのような絵柄、舞台も学校やサラリーマンの出てくる普通の場所、そこに手足の細くて長い男の子達が淡々と気づかぬうちに恋に落ちて…。と思うと「仮面ティーチャー」 なんて問題作をぽろっと描いてたりして…。この人なに~ 
 私はやっぱり、「KISS ME テニスボーイ」 が一押しです~。

草間 さかえ氏
以前 つるさん がわざわざ「はつこいの死霊」「災厄のてびき」の2冊を送ってくれてちょっと衝撃だった 草間氏 。今回は「肉食獣のテーブルマナー」「夢見る星座」の2冊お借りしました。相変わらずわかりづらいところがあるけれど、癖のあるところが何度も読み直したくなる方です。

えすとえむ氏
コマの中のデザイン的な白い空間と練られたセリフの行間を行きつ戻りつ…。絵はシャープでお洒落で素敵。フランス映画の趣き、大人の鑑賞に堪える漫画。このエスプリが分かんなきゃ、あなたはお子ちゃまよ。

遥々(はるばる)アルク氏
1冊しかこたりんさんの腐箱に入っていなかったというか、著者初単行本と帯に書いてある新人さんなんだけど…、絵もとても上手いというほどではないんだけど~~、何か引かれる個性的な人。
 この方これから伸びてくるかも知れないよ。普通のBLに飽きた人、「ビター×スイート」をぜひ読んで見て。

本仁 戻 (もとに もどる) 氏
「探偵青猫」 1~5巻と 「DOG STYLE」 1~2巻の2シリーズをお借りしたのですが、このふたつぜんっぜんスピード感と作風が違うのです。絵柄は大体同じなのに面白いわね~マンガ家さんの引き出しって奥が深いんですね。
 青猫の方は大正~昭和初期の「怪人20面相」 の趣。もちろん設定は違いますが、小林少年まで出てきます。作者があとがきで何度も言っている様に作者自身が気に入って楽しんで描いているのが分かります。時代の雰囲気が好きなんでしょう。探偵物としてもしっかり読める巻もあります。
 「DOG~」 は大雑把に言えば現代の高校生達のかっとび学園ライフ物なんだけど、凄く先が読みたくなるのこれ。早くミキとテルの続きが読みたい~~。
 

 一言づつの予定だったけれど、長くなってきたので その② を書きますね。

(仮想) 腐女子にインタビュー その②

2008年04月15日 13時01分57秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
 お恥ずかしい その① はこちら → (仮想)腐女子にインタビュー


 コメント頂いたので、力を得て ② をば書きまっす。



お話はせつない系がお好きと伺いましたが、絵の表現としてはハードなものは如何でしょうか ? 



はいっ、バリバリ見ますよ~~。最初のうちは、ひぇ~なんて思っていても、だんだん見ていくうちに慣れてきてしまって、ハハハ。
 それに、Hシーンがハードだからって せつな系 のお話はいっぱいあるんです。 語 シスコさん なんて凄いエロで、出てくる男もひどいのばっかりだったりするんですけどちゃんと切ないお話になってて、全部じゃないですけど最後はハッピーエンドになってたりするんです。(笑)

 鹿乃(初田) しうこさん も表現過激ですが、彼女は大の犬好きでBLじゃない ほのぼの犬マンガ なんかも描いてて、BLでも 「ブルと歩けば」 シリーズ好きです。
 動物可愛いといえば 直野 儚羅 (ぼうら)さん も子供と動物が可愛くてつい手に取ってしまいますね。とても絵がお上手な方なんですが、短編が多いのと、怪奇ものとか血が出るものとか多いので全部好きではないんですが。


ついでというか、他に 現在 好きな作家さんはいらっしゃいますか ?



う~ん、今はいっぱいいますからね~。あくまで私の番付けですが、
 今 市子さん、よしなが ふみさんの両横綱はともかく、後は私の好みで言うと大関 山田 ユギさん・西田 東さん、関脇 紺野 けい子さん、お話上手なまんだ林檎さん、独特なタッチの草間さかえさん、京山あつきさんなんかも好きですしね~。以前少女マンガも描いていた水城せとなさんが 「窮鼠はチーズの夢を見る」 で大ヒット飛ばしましたし、井上佐藤さんの絵のタッチも好きなんです。
 ただいま売り出し中というと北上れんさん、日高ショーコさんも好きです。もーっいっぱいいて言いきれないっていう感じですよ。


絵柄の傾向としては少年マンガ系というか、昔よくあった見るからにBL風のゴージャスな絵柄の方は少ないですね。お話もアラブの王様とかヤクザとかオトコの遊郭とかいう、いわゆるBLファンタジーが少ないような。



ハハハッそうですね、前はそういうのも好きで読んでいたんですが、長く読んでいると飽きるというか、設定だけで面白がらせるのはもういいよ、というか。
 現代の普通の恋愛もの (ゲイだけど) でじ~んとさせてみろよ ! みたいな。(笑)


根本に戻ってしまうのですが、そういう男同士の恋愛、BLという男同士のからみを女子が面白がって見ているというのはどういうんでしょうね。



結局男も女も見たいものは同じだと思うんです。男性が、好みだけどタイプの違う女の子二人のからみシーンを見たら興奮するのと同じように、女も好みのイケメン二人がいちゃいちゃしてるの見るのは楽しいですよ。対象が2倍だと萌えも2倍ですよね。
 

そりゃそうですよ~。BLで不細工な男なんて許せない ! 強姦シーンでもせめて片方は美形でなくちゃ・・・あわわ。



男女の恋愛にない対等性がいいとか、さっきの障害度が高いほうが恋愛は燃えるからとか、他にいろいろ好かれる要素を難しく言う人もいますが、なんて言っても乙女の密やかな性欲を満たすものが現れた、というのは大きい要素だと思います。声高に言う人少ないけどね。
 それから、BL読んでる人って結構年齢高いんですよ。


ああそれそれ、アンケートを見ると10代~20代の女の子より30代以上の読者が多い気がするんですが。



若い頃は自分のリアル恋愛に忙しいですからね、言わせて貰えばBLマンガを楽しんで見られるのは大人の証拠ではないですか ?


酸いも甘いも噛み分けた大人のたしなみであると。



嗜みというか。 (笑) 大人がはまってしまうもの、かな。みんながみんなという意味ではないです。趣味は人それぞれですから。


今まではマンガのことだけ聞いていましたが、BL小説、BLCDは読んだり聞いたりするのですか ? 



小説は読みます。通勤電車の中では絵をどーんと見られないので、字をちまちま読んでたりします。ただ、挿絵の人が好きで買ってしまったりするのに挿絵が見られない、なんてジレンマに陥ることも度々で。(笑)
 CDはあまり聞かないんですよ。子供がいるので家にいるときは大変忙しい生活をしてまして、レシーバーしてると周りの音が聞こえないですし、家にいるときはちょっとあいた時間にマンガを見て、つかの間息を入れてるという状況ですね。


BL道もなかなかに大変ということですね~。ところで、私は同好の士とオフ会などやるのですが、B子さんはやったことありますか ? 



実は先日初めてオフ会というものに参加させて頂いたんです。全員 腐女子 というわけではないんですが、ネットで知り合ったマンガ仲間の方で東京に遊びに来られるという方がいて、お仲間を誘ってぜひ一度お会いしましょう、と。
 午前中からマンガの中古専門店を廻ったり、池袋の 乙女ロード を冷やかして歩いたり、カラオケ入ってアニソンメドレーで盛り上がったり、夕食時はお店の端を10人くらいで占拠して大声でマンガ話をしたり、こんなに楽しいならもっと早く参加すれば良かったと後悔したくらいで。 (笑)


楽しいんですよね~。ちょっと前はこんなことやれるなんて考えてもいなかったのに、今は私もいつも楽しみで。腐女子は周りにいなかったし、いても言わない人も多くてまぁ、自分もそうですけれどね。



自分からはね~、私もそこまではおおっぴらじゃないんですけど、先日ひょんなことから前の会社の同僚が結構な 腐女子 というのを知りまして、今度遊びに行って本を貸し借りしようかなと。楽しみです。


お友達は増えてきて心強いのですが、B子さんはご結婚されてますよね。ご主人は奥様の 腐女子ぶり をどうご覧になってますか ? 本棚など増えて困るでしょう ? 



あ~、もともと つれあい もマンガは読む方だったので、結婚前から私がマンガ好きということは知ってましたし、結婚後もマンガ雑誌を買ってきてもどうこう言う人ではなかったんです。
 たまに薦めると少女マンガも読んだりしてね。NANAなんか結構好きみたいで、新刊まだ出ないのか、なんていうくらいなんです。
 ただ、やはりBLマンガはちょっとびっくりしたみたいで、そんなの見て楽しいの ? なんて言ってますが、私の娯楽として趣味だからしょうがない、と思っているようです。買うのは自分の給料の中ですし。


男前なだんな様で羨ましいですね~。私もそういう人を見つけなくちゃ、というところでお時間になりました。もっとたくさんお話したいですね、今度そちらのオフ会に誘ってくださいよ。



喜んでお誘いいたしますよ~。


本日は生の 腐女子 のご意見を聞けて大変楽しかったです。忙しい中ありがとうございました。



こちらこそ、思いつくことべらべらと喋っただけで意見なんてものでなく、恥ずかしいです。今度は4~5人で座談会でも企画してください。腐女子さんたちにもいろいろな考えの方がいると思うので。


あっそうですね、じゃ次回はそういうことで・・・。ほんとうにありがとうございました。



(仮想) 腐女子にインタビュー

2008年04月07日 13時37分03秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
 年の頃は40代中頃、腐女子歴10年になんなんとする筋金入り腐女子の B・L子さん (仮名) に、これまたBLに詳しいマンガ雑誌編集者30代後半 A子 (女性) がインタビューをした (という想定で) 仮想インタビュー記事をでっち上げてみました。興味のある方はお読みくださいませ。m(_ _)m

 


A子 (以下A)
始めまして。本日はお忙しいところ、私どものインタビューに快く応じて頂き、ありがとうございます。


B・L子 (以下B)
始めまして。いえいえ、私のような一ファンにインタビューして頂くなど、大変名誉なことでいいのかしらという感じです。


 実はB・L子さんに白羽の矢を立てたのは、マンガ家の○○氏なんですよ。あの方詳しく知ってるから、ぜひ聞いてみたら ? とおっしゃって。



ええっそうなんですか ? いや~○○さんのご紹介とはいよいよもって光栄ですね。緊張します。


いつもBLに対して思っている事をおっしゃって頂ければいいんですよ。始めにお聞きしたいんですが、やはりBLとの馴れ初めというか、意識しだしたというのはいつ頃からですか ? 



始めは普通にマンガ好き少女だったわけです。小学校高学年の頃は週間マーガレットとかフレンドとか少女週間マンガ雑誌を読んでまして、マーガレットでは 「エースをねらえ!」 (山本鈴美香) 「つる姫じゃー!」 (土田よしこ)、フレンドでは 「アリエスの乙女たち」 (里中満智子) とか 大和 和紀さんの各作品などが好きでした。クラスの男子達は 恋愛ものと言ってもせいぜいが 「愛と誠」 位で・・・(笑) 
 それが中学生から高校になってくると、いわゆる24年組の作家さんたちが全盛期を迎えまして、ここでは話題が違うのでお名前とか作品名とか出しませんが、今思い出しても熱かったですね~。みなさん好きなものを好きなように描いてらっしゃいました。

 その中で 「風と木の詩」 とか 「日出処の天子」 「摩利と新吾」 などに出会うわけです。これらは古典的少年愛作品といいますか、もちろんそれだけでなく今でも読み継がれている大変な名作のわけですが、今までこういった作品はなかったわけですから、当時の純情 (?) な中学・高校生のマンガ好き少女達はびっくりしてたちまち熱狂的に支持しだしたんです。
 「風木」 が始まったとき13歳の中学生だった私も毎号ドキドキして読んでいました。Hシーンの表現なんて今読んでいるのに比べたら全然可愛いものなんですが。(苦笑)

A 
じゃあそれから一気にBL道に・・・



いえ、高校生の後半頃からは自分の青春に忙しくなったというか、受験勉強などもしなくてはならないし、ハイティーンになればそれなりに男の子のことも気になるし、社会人になったらなったで仕事も憶えなければだしって、誰にもマンガどころじゃない時期はありますでしょ。私は小説の方にも興味が行ってしまったし。


はぁ~分かります。私もその時期はそうですね。



それでもレディースコミックとか、付き合っていた男の子の趣味の青年マンガ雑誌などはちらちら見ていたんで、まったくマンガを見ない生活ではなかったですけれどね。自分で買って、ということはあまりしなかったです。
 だから、実はわたしかの有名な JUNE ジュネ (1981/11月~1996/4月) って刊行当時は読んだことなかったんですよ。(笑) 後でまん○らけで買って読みましたけどね。


それは意外ですね、私はジュネは買ってましたからね~。1990年代ですけど。では、BLとの2度目の出会いというのは・・。今度は今に続くわけですよね。



はい、でもその前に読んで印象に残った男性同士の恋愛作品に 「ニューヨーク・ニューヨーク」 (羅川 真里茂) なんかあるんですよ。少女向け一般誌掲載だったけど、ゲイカップルの人生を最後まで丁寧に描いていて評判よかったです。これもBL、と一くくりにしたくないような好い作品ですね。

この道に分け入ったのには、悪い友人がおりまして・・・。(笑)
「あなたマンガ好きだったでしょ、こんなのはどう」
って貸してもらったんですよ、「あふれそうなプール」 (石原 理) でした。11~12年前で、私ちょうど結婚して最初の子供が出来た頃で、まだ前の会社で仕事もやっていたし、凄い忙しい頃だったのに、だからなのか はまってしまいまして。結果的にいいストレス発散になったみたいで。
 それから自分で 「春を抱いていた」 (新田 祐克) などを買ってきてマジはまりし、以来10余年、どどっと今に至るという。(爆)


では、ストレス解消のために読み始めたと、



最初はそうですね、ジェンダー (性別) 論争に疲れた女のオアシス・・・というのは冗談だけれど、(笑) 純粋に性別とか差別されてると感じていた仕事とか、現実と関係ないところで、楽しくゴージャスな夢を見て気分転換を図ってちょっとHなドキドキ感も楽しんでって、所でした。
 だから、私はBLは ファンタジー だっていう人に半分くらいは賛成なんです。主人公が越してきたアパートの住人全部 ゲイ で恋愛模様を繰り広げるって普通ありえないでしょ。(笑)


じゃ、残りの半分は ? 
 


私がBLに魅かれる理由としてはですが、今や男女間の恋愛ではタブーというのはないに等しいわけで、どちらが年上とか年の差とか、身分の差なんて少なくとも日本じゃ死語だし、逆玉結婚・婚外カップル・契約愛人何でもござれで、障害を乗り越えて結ばれる恋なんてのは小説でもマンガでも描きにくくなってるわけです。
 今の日本では ゲイ もだいぶん世の中に理解が広まっているようですが、(本当の意味では ? だが) ノンケへの片思いのせつない感とかは、昔どうしても告白できなかった乙女の心を思い出させるに十分ですね。

 まっ、BLマンガでも今はせつない系ばかりでなく何でもござれ、子供が出来ないのをいいことに従兄弟・兄弟・双子カップルなんてものまであって、男同士だとSMとか暴力シーンも凄くて目を覆うものもあります。私は嫌いですけどね。
 大体人間は何にでもだんだん慣れて来て、最初はちょっとのキスシーンでもドキドキしていたのがもっともっとと過激になっていくのは男も女も同じ様で、女性も性欲を表に出せるようになったのはいいことなんですけど。


ストーリーの幅を広げた功績は大きいと。
 


そうですね、それはあると思います。


最近BLに関する研究書や腐女子を解体して見せたりする本が頻繁に出されてますが、それに関してはどうですか ? 
 


いまやBLの中にも研究に値する人生考えさせるような名作も出て来てますし、パイも大きくなって商売になると踏んでる人も多いわけで、それはそれで結構な事とは思います、が、世の中に多小なりと影響を及ぼすようになってきているわけですから、単に楽しきゃいいのよ、ではすまなくなってきていると。
 近年ぶわっと増えてきたコミケ出身の作家さんたちもまだまだ玉石混交状態ですしね。
 でもね、これって子供向けマンガが世に出始めた頃と同じだと思うんですよね。昔よりもっと凄いスピードで洗練され、淘汰されてしっかりした一分野となっていくんではないかと思います。

       ※※※ この項つづく ※※※

 なにぶん、想像して書いているので、30歳後半から40歳半ばまでの方、何か間違いがありましたらお知らせください。

                 あきれられながらも、もう少し続く・・・。

まんがオフ会 初参加記

2008年02月14日 17時39分17秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
 2月の12日休み明けのぼけ頭を抱えて、某トピ常連さまたちのオフ会に図々しくお邪魔してまいりました。トピご常連の 夜さん にお誘い頂いたのです。

 会場は某山手線駅のすぐそばのお豆腐やさん 八かく庵 さん。こちら、とうふ を 豆富 と表現するのですね。腐るという字より縁起が良いということらしい。
 上の写真は豆富のサラダに豆乳、左にコロンとあるのが豆を硬い豆富で包んだものと、豆富クッキーのような箸休め。豆富料理店は以前にも行ったことあるけれど、これは初めてでした。


                  

                   ↑ 豆富田楽 柔らかすぎず硬すぎず美味しかったです。


 さて、その縁起の良い店内にて我々は 腐 を撒き散らしながら大声で大歓談。総勢9名のマンガ好き、(その中で腐女子約3名) 想像してください、その騒々しさ。(笑)
 喋っている我々はもう夢中でそんなことお構いなしだけれど、さぞや後々までお豆富が腐っていることだろう・・・。

 いやね、楽しかったですよ~。始めはみなさんと初対面なのでドキドキでしたが、途中はもう夢中で喋りまくり、最後は何年もお付き合いしているように打ち解けて話が出来ました。

 うちはだんなが全然マンガというものに興味を持っていないし、後は82歳のおばばなので、家ではまったくマンガの話は出来ません。会社でもこれほど私がマンガ好きとはバレていないので、(1番のお局様) ほとんどマンガの話はしたことないのです。同好の士と遠慮なく話せる楽しさで、時間がアット言う間に過ぎていってしまう~
 私は夜の部しか出なかったので、次回はぜひ昼の部 (お昼ごはんと歓談) 及びカラオケの部 (アニメソング歌いまくり) にも出席しようと心に誓いました。

                   

                      ↑ お土産にもらった うわさのジンギスカンキャラメル 翌日食べましたとも~。


 11時からお集まりのみなさん 夜さん・アヤネさん・テイルさん・たまこさん・こたりんさん・カズさん、エネルギュッシュ ! 乙女ロード散策から参加のブックさん、遠いところを日帰りでお疲れ様でした。夜から参加のあひょさんと私トミー。楽しかったですね。又是非お呼びくださいませ。
 幹事の夜さんお疲れ様でした。次回は幹事のお手伝いくらいしなければと思っています。
 

ペーパームーンムック 少女漫画ファンタジー 「少女漫画 夏の夜の夢」

2008年02月07日 16時18分48秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓

 
 ペーパームーン ムック紹介第2弾。 ちゃとと さんにお借りしています。㈱新書館 1979年7月10日 初版 

 先日アップの 「少女漫画 千一夜」 より一年半程前のペーパームーンムック版、この号の特集は 「夏の夜の夢」 です。表紙は 竹宮 惠子氏。
 前回と同じく内容の紹介しか出来ないと思いますが、懐かしく見てくださればありがたいです。

 特集が 「夏の夜の夢」 ということで、シェイクスピアの 「真夏の夜の夢」 にページを割いて、それを原作とした イルジー・トルンカ の人形アニメや他の画家達のイラストを紹介したりしていますが、少女漫画家さんたちの作品はちょっと離れて怪奇物や幽霊話やら心理的に怖い話などがまんがでもインタビューでも載っています。

 巻頭のカラー4ページは 萩尾 望都氏 の 「むかし語りの終わり」 という短いけれど最近の萩尾氏に通じるようなダークっぽい作品。ハッピーエンドでなくて、突き放したような終わり方になっている。母親にお前は鬼だからと言われて育った女性の所に、森か木の精かなにやら分からない男が訪れるという話は、萩尾氏の最新のコミックス 「山へ行く」 に載っていた 私を愛してくれと言う黒い男 のシリーズにちょっと初めだけ似ているかしら。彼女は付いて行ってしまうんだけどね。

 次のページには見開きで 大島 弓子氏 のカラーイラスト。白い服のはかなげな少女、と思ったら背中に大きな緑色の羽を背負っている。

- 三日間の人生が始まったばかりのかげろう -

 ですって。なるほど。

 次は 「箱の中の子供」 と言う題の 樹村 みのり氏 の淡い色合いの絵本のような絵物語。これは 安部公房 の 「箱男」 か、以前TV番組で見た箱の中で暮らし、人に移動してもらう 「箱の中の若者」 か。
 子供の引きこもり (精神的なもの含む) を言及しているのかと思うが、この頃 (29年前) より今見たほうが断然現実的で怖いと思う。又、それを淡~い綺麗なカラーで表現されると余計怖いような。

 他の絵物語は ささや ななえ氏 の 「聖者がいっぱい」 一人称で話しているが、どうも他人には自分が思っているようには自分が見えないらしい。今風に言えば浮いてる存在、KY (空気の読めないヤツ) か? と思ううちに話はだんだん深刻になって行って・・・。
 ミステリーなどではよくある (?) 誰かが私を突き飛ばそうと狙っている--。でも本当は・・・という話。

 - 隣にいる人間が何の動機も邪念もないままに人を殺さないと誰が言い切れるだろう -

文章だけでも充分鳥肌の立つお話でした。ささや氏ってこういうの上手いわ~{{{{(+_+)}}}}


 マンガは、山岸 凉子氏 の 「グール」 と 佐藤 史生氏 の 「天使の繭」。
「グール」 はコミックスに収録されているものを持っていますが、こちらが初出だったのですね。大きな版でみると余計おどろおどろしい、餓鬼になってしまった自分を認めたくない海の遭難者の話。

 佐藤 史生氏の 「天使の繭」 はこれまたちょっと難解な…。天才ダンサーの少年の精神世界・心象風景の描写が流石です。彼に興味を持って、精神の崩壊を食い止めるべく精神科医に連れて行く美形の男が 「天使のようなもの」 で、山下 和美氏 の 「不思議な少年」 を連想しました。
  

 他にはイラスト付のエッセイ 竹宮 惠子氏の連作らしい 「鏡の国の少年たち ④」。「あやうくも美しい少年の季節」 と題して文学や映画の中の少年達を紹介している。ケーコたんの趣味全開で今見ると微笑んでしまう。

 後は恒例の 少女漫画家さんたちへのアンケート、今回は夏向きの質問が多く、避暑地は海派 ? 山派 ? とか、今迄で一番怖かったことは ? 等など。
 アンケートじゃないけど、山田 ミネコ氏 の幽霊との交友録が非常に怖かった。つくづく私は見る人でなくてよかったわ

 あとは 伊東 愛子氏 の詩画のページで 「碧い海」。 若い頃死に分かれた妻に人生の最後に会いに行く男。彼女は海の底に沈んだ船の中の冷凍庫で若いままにいるはずだ・・・。

 今はこういう人気漫画家総出演のアンソロジーは無理でしょうね~。

ペーパームーンムック 少女漫画ファンタジー 「千一夜」

2008年01月29日 16時17分59秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
           ㈱新書館 刊 1980年11月5日初版 

 ムック版のペーパームーンシリーズは、1976年から78年にかけて10号だけ出された 「ペーパームーン」 (一応文芸誌なのかな) より、より少女まんが好きに寄り添った内容となっていて純粋なマンガやイラストの類が多かった気がする。毎回特集が変わったが、どれも夢見る少女のファンタジー心を刺激する内容で、1983年頃まで出されていたのかな ? 
 
 私は1冊しか持っていないが、今回 ちゃととさん に3冊まとめてお借りすることが出来ました。         



                   ちゃととさんにお借りした3冊  ↓
 

                  


 最初の写真、この号の特集は 「千一夜」。表紙は萩尾 望都氏で、表紙に並んでいるマンガ家さんたちの名前を見ているだけで今30歳代後半から40歳代のマンガ好きさんたちはクラクラするかも。
 巻頭のカラーページに木原 敏江氏4P、山岸 凉子氏カラー2Pと文章1P、竹宮 惠子氏の1977年度に 「千夜一夜物語」 という紙芝居として発表された作品9P、あとエドモンド・デュラックの絵によるアラビアンナイト。 (裏表紙にも掲載) 
 「デュラックのアラビアンナイトを巡って」 という荒俣 宏氏 の解説もある。デュラックという挿絵画家がヨーロッパで 「千夜一夜」 を発表し、好評を博してからこのお話が一般的になったらしい。

 私にとって嬉しかったのは、佐藤 史生氏の 「美女と野獣」 が新解釈で載っていたこと。1枚1枚がイラスト集のように美しい絵 (赤黒2色刷り) の8P、初めて読めて感激です。
 後マンガは まつざきあけみ氏 のちょっぴりBL風味の 「寒桜」 という8P、伊東 愛子氏 の 「無言の森」 という、父と口のきけない娘の残酷な物語、木村 みのり氏 の 「夜のバス」 という短いものなど。

 その他 山田 ミネコ氏 のイラストと詩のページ、青池 保子氏 の 「エロイカより愛をこめて」 の見開きカラーイラスト及びインタビュー、岸 裕子氏 の 「玉三郎恋の狂騒曲シリーズ」 に関するインタビューも興味深かったし、女性漫画家さんの記事満載で読みごたえたっぷりです。

 佐藤 史生氏のインタビューがある  聞き手 伊東 杏里氏。「FSには精神を翔ばせる遊び心があるのです。」 ですって !

 このシリーズ本の恒例のアンケート特集では、女性マンガ家さんたちが思い思いに答えているが、入院中の 花郁 悠紀子氏 が

●漫画家以外にあなたにもう一つの人生があるとしたら ? 

という質問に、

「なんにもなりたくないけど、もしなるとすれば、4人の子供のお母さん。」 

 と答えているのに胸が詰まった。この年、1980年の12月12日に胃がんのため亡くなられている。9月か10月のお答えだろうか。まだ26歳、漫画家としてのすばらしい未来も、女性としての幸せもあったはずなのに・・・。

 巻末の方の当時 (もう28年も前なのねぇ) の情報もその頃の雰囲気が漂っていて懐かしかった~。封切りされた映画とか詩集の広告とか、舞台のお知らせとか、ペーパームーンバックナンバーの写真とか。COMもそうだけど、雑誌はそのときの世の中の空気が読めて面白いものなのです。今あなたの手元にあるその雑誌も30年たったらお宝になるかもね。