猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

古城 武司氏の思い出

2006年10月31日 00時59分56秒 | マンガ家名 か行
             マンガ家、古城 武司氏に描いて頂いた色紙 ↓ 

                


 1967年4月4日の日付になっています。多分、ご自宅で描いて頂いた物。


 
               もう一枚 可愛いでしょ。 ↓


               



 最初は姉に連れて行ってもらって、古城氏の仕事場へ出入りしていたのは中学生の頃でした。もう、その仕事場がどこにあったかも忘れた遠い昔のこと。
 折りから学校の文化祭で有志が集まって 「マンガ同好会」 の発表をしようということになり、読みきりの生原稿をお借りして貼らせていただいたりもしました。
 
 当時描いていらしたのは、「偉大なる王(わん)」 という中国の虎のお話。少し前後するかもしれませんが。その頃の絵柄は 「ワイルド・セブン」 の望月 三起也氏のようなワイルドな絵柄でした。でも、後で代表作となった1973年から少年画報社の「少年キング」で連載が開始された『おれとカネやん』 (原作  梶原 一騎氏) は、 「紫電改のタカ」 のちば てつや氏風の柔らかい画風でした。この色紙もそんな感じですね。


 何回か伺っていたある日、いつものように突然行くと、素晴らしいクロッキーを見せられました。見るからにハーフの美少女の絵で、「とても綺麗な子なんだ・・・。」とちょっと照れて言うのを見て、子供心に何か感じた私は、その後氏の仕事場に行かなくなりました。それだけの淡~い思い出です。華奢な感じのシャイな方でした。

 実は、今年2月8日に亡くなられたことを知りました。67歳、まだまだお若い年ですが、舌のガンだったそうです。今回調べたら、集英社の学習漫画「世界の歴史」「世界の伝記」シリーズのほか、流星人間ゾーンや伝説巨人イデオンといったアニメのマンガ化作品などでも活躍されたそうです。知りませんでした。

 
              心より、ご冥福をお祈り致します。
 

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3 コメント

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ご冥福をお祈りいたします (たれぞ~)
2006-10-30 20:53:28
古城武司さんという漫画家さんは存じ上げなかったのですが、色紙の絵を見るとどこかで見たような気がするんですよね。

きっと「世界の歴史」や「伝記シリーズ」などで知らないうちに読ませて戴いていたのかも。



それにしてもトミーさん、プロの漫画家さんの仕事場に出入りさせてもらっていたなんて、なんて羨ましい!!

なかなかそんな体験は出来ませんよね。



ふぅ~お宝本だけでなく思い出もお宝ですね。夢のよう・・・

またお宝な思い出&本の紹介をしてください~楽しみに待ってます
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古城さん ()
2006-10-30 23:16:56
知らないな~、と思っていたら

「偉大なる王」。。。聞いたことあります

同名小説のマンガ化かしら?

むか~し、虎の漫画を読んだ記憶があるんだけど

それかな~?

掲載誌はどこなのかしら。。。?





>サイン色紙



ふふふ、私もお宝色紙がありますよ

チャリティーサイン会で、石森先生に描いて貰った奴

もう、家宝として○万円の額に入れて飾ってあります~
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コメント有り難うございました。 (トミー。猫とマンガとゴルフ~の管理人)
2006-10-31 15:46:14
 たれぞ~様
 可愛い絵でしょ。大ヒット作というのはなかったかもですが、長期連載もあったし、今も買える作品があるし、中堅マンガ家さんと言っていいと思います。
 マンガ家さんの仕事場へ出入りできたのは、後にも先にもこの方だけで、もっと女性マンガ家さんともお会いしたかったわ。サイン会でも良かったから。
 
 夜様 
 そうです。虎が主人公のマンガ。虎の王と、それを付けねらう猟師の話だったかな ? あんまり私もおぼえて無いんです。(泣)
 多分、その頃うちで取ってたのは 「少年キング」 だったんじゃなかったか。その後の連載ものもキングに乗っていたので、その頃は少年画報社に主に描いていたんじゃ無いでしょうか。

 石森先生の色紙は凄いなー。私は2人しかもって無いですよ。石森先生の見たいです~。
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