家の風習。というか常識というか。

ダンナさんの家の１７回忌＆２５回忌の法事に参加したとき。

どんな格好で行くべきなのかを尋ねたら「普通の服でいいわよ」と言われたので、喪服ではなく素直に夫婦そろってスーツで行きました。さすがに普段着ではダメだろうと思って。

お寺に着くと、みんな真っ黒。喪服
おーい、普通の服でいいって言ったじゃん
私たち、浮いてますけど・・・

親戚一同集まった席に、普通のスーツな私たち。「何じゃこいつら」みたいに思われたかも

お坊さんは「これだけ時間が経っての法要は、故人を偲ぶという意味合いよりも親戚が集まるということに意味があるので、喪服じゃなくてもいいんですよ。逆に喪服じゃないほうがいいですよ。」って言って下さいましたが。
でも、親戚の人たちに私たちが常識ナシに思われたんじゃないかと思うとちょっと肩身の狭い思いでした。

かたや、私の実家は自由な家風で
この間の３回忌では普段着も普段着、ジーンズやトレーナーで参加ついでに犬も参加。父や弟は正座もせず胡坐だし。胡坐の上に犬を抱いてるし。

「喪服は葬式だけでいい」っていうのが父の考えなので、こんな自由な格好です。
ダンナさんは最初「本当の普段着でいい」と聞いたときに「スーツじゃなくていいの？」と心配していました。
実際に皆の格好を見て「これでいいのか・・・」と軽くカルチャーショックを受けていました
まあ、うちの法事はあまり遠くの親戚は来ず、本当に身内だけでするからっていう気軽さからも来ているのかもしれませんね。

と、これだけの落差がある両家。
ダンナさん側の法事に行くとき父に「普段着でいいって言われてんけど」と相談すると、「とりあえずスーツで行っとけ。ほんまに普段着なんはうちだけや」と言われちゃんとスーツにしたのに。さらに上をいかれました。

うちは形式を重んじない家なので結婚のときも結納は無し。
結婚式を海外で挙げたのも父の提案「お前ら、ハワイで結婚式せえ。ハワイでの新婚旅行は嫌やったら、そこからまたどこかへ飛んだらええ」の一言で決まりました
披露宴とかしたいんじゃないかなと思って国内でホテルを探してた私たちは、拍子抜け。ハワイからアメリカ本土へ、なんていう考えは父に言われるまで思いつきませんでした。

こんな家に育った私なのです。