気楽なえるきち

気楽に暮らしている主婦。日々思ったこと、感じたことを徒然に書いています。それをどう思うか感じるかはあなた次第♪

小学校での英語教育

2006-05-29 13:40:51 | えいご
今、小学5年生から英語教育を義務化するかどうか、みたいなことが新聞にも載っていますね。

結論から言うと、私は「反対」です。

どうせそんな年齢から始めても、歌や遊びに終始するはずです。しかも、それが教育が出来るネイティブが行うならまだ意味があるかもしれません。本場の発音をライブで聞くことは大切ですからね。
でも、きっとそれは無理で、ただの日本人、しかも英語教育プロフェッショナルがするわけではないでしょう。今の現場の小学校教師が付け焼刃で遊びをするだけ。

これが、教育要領外のレクリエーションとして行われるなら、大歓迎です。でも、その他の教科の時間が削られた挙句、遊びに使われるのは疑問。

小学生のうちは、母国語をしっかり学習するべきだと思うんです。日本なら日本語。公用語が英語であるのならば英語を学習しないと不便だから、する必要は当然ありますよね。でも、今の日本で、英語が出来ないからといって不便を感じるでしょうか??

そして、英語がたとえ話せても内容のあることが話せないと意味ありません。「今日はいい天気ですね」「そうですね」なんて会話は、極端な事言って、必要ないんです。外国人の方と会話するときには、天気の話よりもお互いの国のことを話しあうことが多いです。
文化は?歴史は?人口は?名産は?地理は?など、自分の知らない国ならば、知りたいですよね。

それが、日本語でもいいので話せますか?うわべだけのペラペラを目指すより、発信する内容をしっかりと学習して欲しいです。そして、多少おかしな英語でも、話す相手は頑張って聞いてくれますよ。「この人は英語が母国語ではない」と判断してくれます。

今の小学生は(とくくってしまうとダメなんですが)、漢字が書けません。日本の歴史を知りません。計算が出来ません。
まずは、「読み書きそろばん」を徹底して教えて欲しいです。そして、自国のことをもっと知るような教育をしていかないと、外国の人と話す時になって、恥ずかしい思いをします。実際、私はそうですし・・・。大人になって、いかに自分の国のことを知らないかを思い知りました。


「ゆとり教育」の頃から、教育はどんどんおかしな方向へ行っているような気がします。これについては、また後日。

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2 コメント

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そうですね・・ (yukky)
2006-05-29 14:55:39
私は反対はしないけれど、ゆとり教育の名のもとに、疎かになってしまったものが沢山あるので時期尚早な気がします。

私は国際結婚していて、子供もいますが、夫の国に帰ったときに、私も、恥ずかしい思いをしました。「あちらの家族は、この日本について、色々と知りたいことがあったのに、うまく説明できず「あなた、日本人自分の国を知らないのね」といわれてしまいました。

英語もそんなにできるわけでもない、日本語も完璧に使いこなせるわけでもない、でもそれ以前の問題でした。

けれども、お互いの言語(民族語⇔日本語)を教えあったりして、今では、英語とお互いの言語とで、電話でやりとりをすることがあります。

今、英語英語といって赤ん坊のころから英語CDをきかせまくったり、英語のプリスクールに通わせていたり、英会話教室に通わせたりしている人は、このような経験がないのでしょうね。英語圏に対する絶対的な憧れと、コンプレックスがあるはずです。

私は、日本語は難しいと思います、けれども美しいもの。娘には、それを教えて自分もまた日々、学びたいと思います。言語だけでなく、日本の文化や歴史、国内外のの情勢、それも知っていなくていけません。今の人たちは、興味がないようですが・・。

伝えたいこと、知りたいことがないのに、英語をやっても意味をなさないですよね。

「英語は、興味を覚えれば自分から学ぼうとするでしょう。だから、それまでは日本語中心で」

今日は、たまたまスーパーで、同じアフリカ圏の旦那さんを持つ方とお会いして、そんな話をしてきたところです。
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大切なこと (えるきち)
2006-05-29 16:02:41
yukkyさん、貴重なご意見ありがとうございました。



そうなんですよね「日本人は自分の国のことを知らなさ過ぎる」んです。それは、外国の方と接して初めて思い知らされることなんですけれど。



英語を学習するのではなく、伝える「内容」を身につけて欲しい、そう思います。所詮英語もただのコミュニケーション手段の一つなんですから。手段だけが上手な、中身が空っぽの人間となんて話したくない、話せないですものね。



幼児教育としての英語も、疑問が残ります。歌や遊び、習い事のレパートリーの一つ、として見るならばいいのですが、それに教育効果を望んで、まだ日本語もロクに出来ない子供に英語を押し付けて、日本語も英語もいい加減な子供になったらどうするの?と思います。子供に英語を話させたいと思うのならば、何故自分が話せるようになろうとしないのでしょう?それがいつも不思議です。



塾で子供と接していますが日本語の語彙の少なさに驚きます。すべてを「かわいい」「キモい」「ウザい」で済ませてしまう。日本語にはもっと多様な美しい言葉があるのに、それを身につけて欲しいなあ。



また、いろんなお話聞かせてください。
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