【歯顔大笑】

歯を見せて大きく笑おう!

68.【口惜しい(くやしい)】

2011-05-30 | 
【口惜しい(くやしい)】

この”くやしい”という言葉には”悔しい”と”口惜しい”
があります。話している時には同じ”くやしい”ですが、
書く時の使い分け、ご存知ですか?ここでは歯や口に関す
る事をご紹介してしているので、”口惜しい”を中心に
お話ししていきます。

どちらも”くやしい”と読みますが、実際は”口惜しい”は
そのまま”くちおしい”と読む事も多いです。

一般的に使われているのは”悔しい”の方ですが、さらに失望感
や落胆度が大きい時、または改まった表現になる時に”口惜しい”
を使います。例えば試験等で『一問も答える事ができず”悔しい”
・・・』、一方もっと重く立場をなくしそうな時『弁明する場を
与えられないのは”口惜しい”・・』というように使います。

日本語として・・・

もともと「くやしい」という感情と「くちおしい」という感情が
あり、前者は文字通り”くやしさ”を表し、漢字は”悔しい”が
当てられました。後者は”残念だ・期待外れだ・失望だ”という
意味のもので”口惜しい”という漢字になりました。(「朽ち惜
し」が語源だという説もあります) この”くちおしい”は、室
町時代になると”くやしい”と混同されるようになり、いつの間
にか字そのものも「くちおしい」と読んでも、「くやしい」と読
んでも問題ないようになって現在にいたっているのです。

おわかりいただけましたか? ・・・でも、実際に書く時には
あまり深く考えずに思い浮かぶ方を書いてしまうでしょうね!?

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