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【歯顔大笑】

歯を見せて大きく笑おう!

92.【もらった馬の口はのぞくな】

2011-11-21 | 
【もらった馬の口はのぞくな】

これは日本のことわざではないので聞いた事がある方は少ないかもしれません。
もしかしたら学生のみなさんは英語の授業で覚えた事があるかもしれないですね。

元々はオランダのことわざと言われていますが、イギリス、フランス、トルコ等
でも使われているようです。

どういう意味かというと・・・

馬は大変高価な家畜で、その馬の売り買いをする人のことを博労(ばくろう)と
いいます。売り買い時、毛並みやその他の外見も大切ですが馬の年齢は価値を決
める時の大きな基準となります。そのため、博労は馬の口の中をのぞいて歯の減
り具合から年齢を判断するのです。博労は商売のために、口の中をのぞくわけで
すが、普通の人がプレゼントにもらった馬の口の中をのぞくような行為はその馬
の値踏みをするように映るのでやるべき行為ではないという意味です。

つまり、贈り物を受け取ったときには、それがたとえつまらない物であっても、
あら捜しやケチ等付けないで感謝して受け取るべきである、という教えです。

英語ではこのように言います。
Never look a gift horse in the mouth.

どうですか、”もらった馬の口はのぞくな”?とてもシンプルな言葉ですが、
現代のように何でも豊かにある時代には特に、重みがある言葉のように思い
ます。豪華・華美・高価なものがプレゼントとして行き交いますが、やっぱり
まずは贈り手の心を受け取りたいですね! いいまとめになったでしょうか???



91.【口に蜜あり、腹に剣あり】

2011-11-14 | 
【口に蜜あり、腹に剣あり】

読んだだけで大体意味まで予想できそうな言葉ですが・・・。

意味・・・
口では相手が喜ぶようなうまいことをいいながら、内心は陰険で悪意を
抱いていることです。


中国、唐の玄宗に仕え、宰相として権力をふるった李林甫(り・りんぼ)
という人がいました。陰で人を疑ったり、嫌ったり、中傷していても、
顔色や言葉にあらわさず、周りにそれを悟られることがないように振舞っ
ていました。しかし、玄宗の信頼を受けた自分の門下でない者には最初
親密にし、地位が自分に迫り始めた時には陰謀で失脚させました。これは、
決して逃れられるものはなかったといわれています。
この事から「口に蜜あり腹に剣あり」(『資治通鑑』)といわれたのです。

同じような意味の言葉として
口に甘きは腹に害あり/笑中に刀あり/真綿に針を包む/
等があります。

”外柔内剛”という言葉があります。これは”外見は穏やかでやさしそう
だが、心の中は何事にも左右されない強い意志をもっていること”でいい
意味に使われます。“口に蜜あり、腹に剣あり”をこの“外柔内剛“の意味
で使うのは誤りなので注意しないといけませんね。

どの時代、どんな世の中になっても人間は権力にあこがれ、その力を
誇示したいものなのでしょうか。”口に蜜あり、腹に剣あり”とても
恐ろしいことであり、世の中ではよくあることでもあり、人間社会は
本当に複雑でややこしいものですね。 できれば言葉も腹も裏表のない
人間になりたいものです。

88.【地口】

2011-10-24 | 
【地口(じぐち)】

みなさん、”地口”ご存知ですか? よく言いますか? お好きですか?
私は・・・正直この言葉自体を知りませんでした。 では、

意味は
簡単に言い表せば”だじゃれ”でしょうか。ことわざや、有名な芝居の
セリフや、みんなが知っている言葉をちょっと変えたり、語呂合わせを
して、それを楽しむ言葉遊びです。

語源は
 ・地は江戸、口は言葉の意味で“江戸の言葉”による遊びという説
 ・”モジリ”が本当で、”モヂグチ”の略という説
 ・似口(にぐち 似た言い回し)が転化したという説
どれもあまりよくわかりませんが、最後のが一番想像しやすいですね。

歴史
江戸時代、京保年間(1716~1736)頃に生まれ、その地口を
滑稽な絵と共に掛行灯(かけあんどん)に書き、神社の祭礼の際などに
参道に掛け並べました。 これらを地口行灯(じぐちあんどん)といい
とても人気があったようです。

どんなものか
少し変えておもしろいもの
 「下戸(げこ)に御飯」    (猫に小判)
 「着たきり娘」       (舌切り雀)
 「飛んで湯に入る夏の武士」 (飛んで火に入る夏の虫)

韻を踏むだけでとくにいみのないもの
 「あたりき車力のこんこんちき」
 「驚き桃の木山椒(さんしょ)の木」
 「見上げたもんだよ屋根屋のふんどし」

掛詞の技法を使い意味のない言葉をつなげたもの
 「その手は桑名の焼き蛤(その手は喰わない+桑名(名物の)焼き蛤)
 「恐れ入谷の鬼子母神」(恐れ入りました+入谷の鬼子母神」)


 いきな江戸っ子がポンポン使っていたんでしょうが、今で言う“おやじ
ギャグ”的な雰囲気もありますね。どうですか、使って見たり、作って
みたりしたくなりましたか? 私は・・・遠慮させてもらいます。(笑) 

87.【悪口雑言】

2011-10-17 | 
【悪口雑言】 あっこうぞうごん

前回は“口の四悪”をご紹介しました。その関連として今回は
”悪口雑言”をご紹介します。

仏教の中には”十悪業”というものがあり、その中の一つとして
“口の四悪”があり、そのまた四悪の中の一つとして、”悪口
(あっく)”が入っています。

読み方について
仏教用語としては”あっく”と読みますが、私たちの日常的には
”わるぐち”と読み、極たまに“あっこう”と読む時もあります。
一方、”雑言”、これは”ぞうごん”と読みます。
二つ合わせて・・・<悪口雑言>”あっこうぞうごん” です。

意味は・・・
”口にまかせて様々に悪口をいいまくることをいう。さんざん悪口
を言うこと。いろいろ、ののしること”  です。

ちょっと解説・・・
「悪口」「雑言」ともに、悪く言ったり、ののしるという事で、同
じ言葉を重ねて意味合いを強めた表現です。仏教十悪業の「悪口」
は、もともと”乱暴な言葉”という意味なので、「悪口雑言」には、
乱暴な言葉遣いで、という意味も含まれています。

類義語として・・・
罵詈雑言(ばりぞうごん)悪口罵詈(あっこうばり) 等


人間関係の中ではついつい悪口を言いたくなったり、乱暴な言葉遣い
をしてしまう事はあるものです。ですが、どんな時でも”悪口雑言”
の限りを尽くして、聞くに堪えないようなところまで行ってしまう
事は避けたいものですね。

86.【口の四悪】

2011-10-11 | 
【口の四悪(くちのよんあく)】

みなさん、これ、ご存知ですか? 歯ブラシをしないとか、のべつ
甘いものを食べるとか・・・そういった四悪をイメージされる方も
多いと思います。 ですが、今回はそれは、それは、奥の深い仏教
に関する言葉なのです。 本当にいい言葉ですので、しっかり読み
進んでくださいね!

仏教の中には本当に素晴らしい言葉がたくさんありますが、人間が
生きていく上で励ましになったり、戒めになったりするものの代表
として”八正道”と”十悪行”というものがあります。この二つは
対になるものですが、“口の四悪”はどちらにも含まれているもの
なのです。 

つまり・・・

八正道の一つ、“正語”は正しい言葉づかいをする事で、それを実
践するために“口の四悪”を禁じています。一方、十悪業は”身の
三悪、口の四悪、心の三悪”であり、“口の四悪”はどちらにも入
っている事になるのです。 

それでは・・・

<口の四悪>
妄語(もうご) ‐ 嘘をつくこと
綺語(きご) ‐ 奇麗事を言って誤魔化すこと
両舌(りょうぜつ) ‐ 二枚舌を使うこと
悪口(あっく) ‐ 他人の悪口を言うこと

どうですか、嘘、綺麗事、二枚舌、悪口、どれも本当によくない事
ですよね。わかっていてもついついという事も起きてしまいます。
これを読んでいただいた方は“口の四悪”のない正しい道を進むよ
うに・・・難しいけど・・・頑張りましょう!

・・・それにしても、仏教の教えは奥が深いですね!