のんびり・・・いそいそ~(*くうかんあそび*付き)

なんとか音楽の勉強を続けているちょっと変な主婦兼ピアノ指導者兼ボランティア演奏者の日常。取り留めのない駄文揃い。

今週の練習 9月23日

2006-09-23 00:22:48 | ピアノ練習記録
今週はショパンのノクターンOp.27に集中。

・・・のつもりが全くダメ
音のイメージが出てこなくて、どうやって弾いたものか悩み通し。
頭の中で音楽が鳴らない。
「こう弾きたい」という表現の欲求がなければ
1音だって楽しめないじゃんか。
しかも2曲とも同じ状態。レッスンは来週末なので気ばかり焦る。

こんな状態になった原因は心当たりがある。
先週までかかりきりだったバッハだ。
おかげさまで、随分内容がしっかりしたものに仕上がったのだが
(と自分では思っている 笑。内容を全て見直したからな~・・・。)
そのために自分のインスピレーションみたいなものというか
表現の欲求がすっかり枯渇してしまったみたいだ。
だからここのところ
日記の更新をしようと思っても、言葉がつっかかって一向に出てこない。
同様に音も、ワタシの指から紡ぎだされることができない。
つまらん。


でも不安と焦りで混乱しそうな心を自らなだめ、
なるべく冷静になろうと努めた。
とにかくピアノに会い対さなければである。

「音」のイメージが沸かないって・・・大体、そもそも「音」ってなんなんだ?
今まで気にもしていなかった、音楽の根本ともいえる問題に気づく。
ピアノが好きだから、ただそれだけの理由で
当たり前のように生み出しては消滅させていった
幾万どころじゃない気の遠くなるくらいの数の「音」のことを、ふと考えた。
「こういう疑問って、本当は学生の時に持って研究すべきなんだよな」
そう思ったが、過ぎてしまった青春を後悔しても仕方がない。


ふと思い立って、学生のときに講義用に購入した音楽美学の著作を取り出した。
パラパラと中をみると、まっさら、新品同様(笑)。
学長の講義があまりにも現実離れしていて、さっぱり面白みがなく
確か履修を中止したような気がした。
入試の必修科目である音楽理論みたいにポピュラーな学問ではないのだろうが
やはり音楽美学の勉強は必要なんだ、ということを今更思い知る。


美学の本は練習中には読めそうもないので蓋をし(笑)
手近にあったショパン関連の書籍のページを繰ってみた。
それによると
ノクターンOp27はショパンが1835年25歳の時に作曲した作品であり
同時期の作品で有名なのはファンの多いバラードの1番。
マリア・ヴォジンスカに熱烈な思いを寄せたり
喀血しちゃったりして色々大変だっただそうだ。
でもなんせ20代なので
作品からは気力と体力の充実が感じられる気がする(笑)。


続けてショパンの演奏法と教授法について述べられたページを見てみる。
ショパンの奏法は自然な手の形で弾くことが基本だったようだ。
つまり脱力した時の手の形である。
そしてショパンが弟子へこう教えたという部分が目に入った。

「最高の音楽に耳を傾けているつもりで演奏すること。
 聴きたいと思うように演奏すること。
 おどおどせず、自分を信じて演奏すること。 
 でも聴かれていることを忘れないこと。
 自分の理想に従い、あなたの心で聴かなくてはならない。」

ともすれば聴きなれた教えではあるのだけれど
何せショパン様のおっしゃること、素直にワタシの心に入り込んだ(笑)。


やがて何となく心が落ち着いて問題点が少し見えてきた気がした。
27-1の方は中間部のリズムが甘くなるので
左のオクターブだの音が飛んでいる音だのをよくはずすんじゃないか?
その影響は再現部まで及ぶし、もう少しきっちりやり直さなきゃいけない。
冒頭と再現部分はもう少し各声部の共鳴を味わいたい。

27-2の方は細かい音符に惑わされ、
メロディーがおろそかになっていないだろうか?
(ということで、右手の部分だけ取り出して練習)
左手の部分と右手の部分の微妙なズレを最近楽譜から感じるのだが
この考え方でいいのか、検証しなければいけない気がする。


この2曲にはもう2年もお世話になっている。
1度は仕上がった曲なのだが、自分の理想とはまだまだかけ離れており
まだまだ勉強が必要だ。
自由で柔軟で自然なショパン。
早くそういう演奏ができるようになりたい。

考え事

2006-09-17 21:30:03 | ピアノ練習記録
水曜から、いや正確には先週からからか。
色んなきっかけがあって
頭の中は常時どんよりとした、疑問の雲が立ち込めていた。


それが何についてのどんな内容の疑問なのか?
それもはっきりわからなかったのだ。今日まで。


詳細を述べても上手く伝える自信がないので省くことにする。
要するに1つの「転機」が知らないうちに訪れていたらしい。

「転機」に悩みはつきものだ。
でも結果として悩んでよかった、と思えることがほとんど。
今日、突然「ありのままの自分でいよう。そして自分を受け止めよう」
と思うことができた。
言葉で言うほど、簡単ではないことなのだけれど
ピアノについても何にしても
ワタシにはこのことがとても重要なことだと思う。
人によってはこんなこと、既に悟っており難なく実行できる方もおられよう。
でもワタシには・・・うう~ん。


こんなことを考え付いた経緯としては
先週から始めたダイエットがきっかけだっと思う。
運動をする暇はあまりないので
(交通手段として徒歩という手もあるが、時間が足りない)
節食を始めた。
人間、おなかが空くと思考が内向きになるのだろうか?
(どうしてこういうことになっちゃったのかなー?とかばっかり考えていた)
勝手に頭の中で漠然とした何かが、少しずつ形をとり始めてしまった。

他にも今週半ばにちょっとショッキングなことがあったり
今日秋の洋服を買いに行ったりして
自分を振り返る機会がいつもより多かった。
太極拳をしている時にいたっては深い呼吸と共に
自分の心の底をのぞいている気がした。


でも悩んでよかったと思う、本当に。
結局はこの数日間、自分と向き合っていたに過ぎないのだけれど・・・。


   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ということで、今週の練習内容はこのような精神状態に大きく影響された。
先月から専念しているバッハ、今日やっと1段落ついたかな?(笑)
こんなに短い曲ばかりなのに、かなり集中して弾いているのか
時々気が遠くなってしまい(こんなのは初めてだ~)
あっちの世界に飛んでいきそうでちょっとコワかった(泣)。
今もちょっとキモチわり~・・・。


バッハは対位法で書かれているが
つくづくその音楽の器の大きさに感動する。
特に3声以上になると
その構造・・・空間?ともいうか大げさにいえば小さな宇宙?に敬服する。
そんな立体的なバッハをワタシは以前から好きだったのだが
バッハとは縁の切れない学生時代を経て
しばらくマジメに取り組んでいなかった。
今回は本当に取り組んでみてよかったなぁと思う。
とはいえ、体の硬さと不器用さでミスタッチも目立つし
音ムラもあったりするので、まだまだ仕上がりには程遠いのだろうが
こういう心境になれることが目的だったりするので、後は気楽にやろうか。


・・・しっかし、ワタシはバッハを演奏する場合、
ペダルは全く使用しないのだが(バロックのタッチを再現しろとの師匠の命による)
この曲のサラバンドだけは少し使ったほうがいいのではないだろーか?
保続音の関係で手が辛く、レガートが切れるんだけどなぁ。ふぅ。
グールドとかはバッハ演奏の際、ノンペダルなのか~?
学生の時は同級生がバッハでペダルを使っていたのをみて
密かに「根性ないな~」なんて思っていたのだが(←高飛車だのぅ)。
ここにきて「必要かも」と思うなんて(笑)。


明日からはショパンにガップリ取り掛かります~。





戦い済んで、花火は上がる

2006-08-27 01:23:24 | ピアノ練習記録
・・・というほど大げさな話じゃないんですが(笑)。

昨日、無事レッスン終了。次回は来月末。
こうしてカウントしてみると本番までは後3回のレッスンを残すのみ。

・・・やばくない・・・?
まあ、なるようにしかならない。どうしようもない。

フランス組曲、全曲に渡ってモルデント等のタイミングの修整をされた。
師匠、今更それはないヨ~(泣)。
でも次回までに全て修整しておかなきゃ。
バロックの修飾音の解釈は
その時その時で臨機応変にやっていく部分があるみたいで
(修飾音自体、即興的要素が多いから仕方ないか)
レッスンのたびに変わることもある。
修飾音だけの問題ではなく、ワタシの演奏傾向(リズムやテンポなど)で
変化するものなのだろう。そういうことだ。
今回は旋律の流れをかなり重要視して練習してきたから
リズムのほうは少々無視してしまった。
リズムとテンポが次回までの課題だろう。
でもまだまだ耳で聴ききれない旋律が残っている。
特にバスとか~・・・。


武満、ちょっと速かったけど、OK。
ワタシ、どうも現代作品は向いているらしい。
特にこの作品はリズムよりも響き重視のようだから
ワタシにはうってつけのようだ。


ノクターン。
Op.27-1はペダルを踏むタイミングが狂っていて
中間部のはっきりした和音がぼやけてしまっている。
ここは練習中でも不満だったのだが、やはりペダリングのミス。
ペダル、嫌い~(泣)。
いつまでたっても、なかなか上手に使いこなせない。
後はやはり冒頭部分の左手パート。
ここ、リラックスして入るっていっても、ワタシにはなかなか・・・。
再現部はさすがに大丈夫なんだけも。
Op.27-2については練習時間が足りなかった。
しかし、左手の弾き方に疑問が残っていた為、聴いていただく。
そして、右手。
ココこそ、リラックスして歌う部分なんだが
どうも響きが硬いようで・・・。
本番前に酒でも飲んじゃえば、美味く弾けそうな気がする(笑)。
(実は今、かなり飲んでいるのです。 笑)
この曲は美味く弾ければ、心地よく音に酔えるのだろうが
そういうのってワタシの場合は素面じゃなかなかできそうもナイ。



レッスン後、いつものカフェで遅めの昼食。
食事のセットメニューが、今日は見当たらなかったので
クロックムッシュとフルーツ、それから以前から試してみたかった
パールタピオカ入りのロイヤルミルクティを注文した。
そうしたらお店のお兄さんが
「よろしければ、デザートセットを組み合わせたほうがお得ですよ~」
という。
「えっ、でも結構な量ですよね?!」
デザートセットは飲み物が自由につけられて
オレンジピール入りのスコーンやら、アイスクリームやらのセット。
「例えばフルーツをキャンセルされるというのはいかがですか?」
でも、それは食事orお茶?
計算上は確かにお得なのだが・・・。

でも結局お兄ちゃんの笑顔に負けて、フルーツをキャンセル。
まっ、いいか。勧められなきゃ、こういうものは滅多に食べないし。

しかし全部食べきれる自信はない。
とりあえず持ち帰りのできそうのない、デザートから平らげることに。
スコーンとアイスはクリアしたのだが
最後に残ったスコーンぽいものにマスカルポーネチーズをサンドしたものが
どーしても食べられない。
大体、ワタシはマスカルポーネはニガテなのだ。
しかもこれもニガテなコーヒーパウダーがかかっていた。
「・・・。」
仕方なく2口くらい残す。
クロックムッシュは半分チョイ残したので、テイクアウトしてもらった。

カフェを出ると、突然花火があがった。
運動会でもあるまいに・・・。
そう思ったが、景気がよくていいじゃないか。
どんなに世間が景気が良くても
自分以外の全てが順風満帆だったとしても
ワタシには関わりのないことなのだ。

ドレスの魔法ってか・・・

2006-08-25 18:01:59 | ピアノ練習記録
今日、発表会用に注文していたドレスが到着。
ブログでブックマークをさせていただいている「服創屋」さんの品物だ。
早々と、と思われるかもしれないが、ここのドレスは安くて質がいい。
着用1ヶ月前などに
「さて、注文」なんて思っていると、品切れなんていくことが珍しくない。
実際2年前にオーダーした黒のロングスカート(通称黒ロン)は
本番2週間前に慌てて注文してしまい
服創屋さんをかなり慌てさせてしまったので
今回は余裕を持って注文したのだった。


実はワタシは演奏会ではアンチドレス派だった。
他人がドレスを着ていてもいいのだが、自分が着るのがイヤだった。
なぜかというとワタシの場合は
「大体演奏がマズいのに、ちゃらちゃらドレスなんて着れない~(泣)。」
と感じてしまうからなのだ。
それにドレスってやっぱり特別な人しか似合わない気がしていた。
見目麗しいとか、スタイルがいいとか、華があるとか、上品とか・・・。
そんなものに無縁のワタシには
ドレスはおよそ不釣合いなものとしか思えなかったのである。



でも前回、2年前の発表会直前にふと思った。
「ワタシのぶっとい足を舞台でさらしていいものだろーかっ???」
答えはNOである。当然だ。
20代の頃はちょっとよそ行きの服装で舞台に上っていたけれど
もはや立派な子持ち、年増である。
体の線は崩れ、見る影もなくなっている。
そういえば、タイトだのミニだののスカートは
その頃はにはめっきり穿かなくなっており
舞台で着れる様な洋服は持ち合わせていないことに気づいたのだった。

「や・・・やばい??」
でもドレスはなぁ~やっぱヤダ
予算の関係もあり、黒ロンをオーダーということになったのだ。

発表会終了後、足の太さについては何も言われなかったが
ハハに「アンタの二の腕、すごい太いねぇ」と感心された(笑)。
ええ~!!そりゃ、年子2人育てましたからっ。(怒)
チクショー、次回は二の腕カバーのブラウスでも買ってやる・・・シクシク。


で、今年ちょうどいいブラウスを服創屋さんで見つけたのだが
色は白のみ。
う・・・う~ん・・・「黒ロン&白ブラウス」はママさんコーラスの定番。
ちぃっとニュアンスが違うよーな・・・
それで色をブラックにしてもらえないか問い合わせたら
お値段がドレスを買える値段に見積もられてきた。

ここで散々悩んだが、結局既成のドレスに決めた。
1着で済むし、ちょうど二の腕もカバーできるデザインがあったのだ。

さきほど、早速試着してみた(お直しに出すなら早くしなきゃいけないので)。
ターニャじゃないが、最近腹が本当にマズいし、肩幅が広いし
今後これ以上太ることも充分ありうるので(ヤダ)13号を頼んだ。
ん?・・・さすがにちょっと大きめだった(汗)。
ちょっとピアノ弾いてみよ。うん、意外と大丈夫かも。

サイズは何とかごまかせそうだ。
それよりもドレスを着て演奏するとなんとも気持ちがいい~~
なるほど、これは病みつきになるわ・・・。
上手くなった気分だけはバッチリ(笑)。
でもこの気温だから汗だく、汚れないうちに慌てて脱いだ(笑)。

夏に負けて(泣)

2006-08-24 21:57:13 | ピアノ練習記録
明後日は約2ヶ月ぶりのレッスンだというのに、
目標に達していないワタシ

お盆にダラダラしたことは決して後悔していないけれど
今週が夏の暑さにこんなにやられるとは・・・むむ、不覚~

今はショパンで死んでいる
というか、この2曲、やっぱり建て直しが必要だろうよ~~(泣)!!
2年やっていたからって完成度が高いわけでは決してないのだから
(↑この辺が情けないところ)
マジメにやれよ、おいコラぁ~~~!!

いくら以前少しは悩んだからって
今週1週間で2曲を見直すのは無理な計画だったのだ・・・ガックシ
ということで、今回レッスンの「武器」は
フランス組曲の全曲と武満作品ということにして
9月はがっぷりショパンに没頭しなければいけないようだ。
なが~い連符なんて、すごいごまかしようだし(泣)。


実は今ショパンに取り掛かれない状態にいる。
頭の中で音が鳴らない・・・多分イメージが出てこないだろう。
確かにバッハの見直しは内容的にはちょっとハードだったから
その後遺症かも。
この内容でいいのかは師匠に聴いてもらわないと、なんともいえない。
最悪「打ちこわし→建て直し」を余儀なくされるかもしれないと思うと
いささか気が滅入る。
つくづく、ワタシには「締め切りがある演奏」というのは向いていないと思う。
これではプロになんてなれっこないじゃん、と思う。
教えるのは向いているとは思うけれど(笑)。人が好きだし。

確か去年も今頃、頭の中から音のイメージが消えてしまったと思う。
多分夏の暑さと子供が1日中いる生活の疲れからきているのだと思う。
「美しい音楽は美しい生活から」(by 千秋先輩)。
1人の時間というものが、何かを創造するにはとても大切だということを
こういうときに感じずにはいられない。

ワタシの音、早く帰ってきて~・・・。


   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


フランス組曲のメヌエット2曲。
こんなに見た目は簡単そうなのに・・・雰囲気がなかなか出ない。
所詮、ワタシは「優美さ」とは無縁なのか?(笑)
このメヌエットがこんなにも難曲だったなんて、番狂わせ。

秋風吹いて・・・

2006-08-18 14:56:37 | ピアノ練習記録
今朝起きたら、すっかり秋の風。
もう18日だもんな・・・。


先週から今週にかけて、ピアノの練習は夏休みにしていた。5日間。
前回のレッスンから次回のレッスンは
都合で丸2ヶ月近く空いてしまうので
途中だらけないようにそれなりに予定を立てて練習していたのだが
やはり夏は疲れるらしい・・・
というか、年々夏の疲れみたいなものが出やすくなってきているみたいだ。
日中の家事用事は仕事は大丈夫なのだが
夜の練習時間になると
日中の暑さの名残が疲労に姿を変え
ワタシの体を重た~くする(笑)。

で、とにかく少し練習を休んでみる事にしたのだ。
なにせ今年は元旦から練習しているのだ。


結果としてはこれでよかった。
自分の弾いている音の響きに、思っていた以上に飽きがきていたらしい。
「そういえば練習も少し行き詰っていたっけなぁ・・・。」
そんなことすら自覚できない状態だったのだ
どーもせせこましい弾き方をしているなぁと思っていた。
音を聴こうとする心の余裕がすっかり失われていたなんて
ちょっとショックである


練習を休んで3日目くらいのときに
そろそろ練習しなきゃ、と腰を上げかかったのだが
「ここまで来たからには音を出したくなるまでもう少し待ってみよう」
と思った。
いわゆる禁欲状態に近し(笑)。弾きたいのをじっと我慢。
これから秋にかけては
あらゆることで遠回りするような余裕のある練習はできないのだ。
(↑能率の悪い、とも言う。笑)


ということで2日前に練習解禁。
先月からの練習でバッハの内容はガラッと変わってしまったのだが
コレで大丈夫か?!
武満もかなり響きが変わった。コレも大丈夫?!
いいほうに変わっていればいいのだけれど・・・。
そしてショパンは、まだ手をつけていないのだ
来週またまた目先を変えた練習を試みるつもりだ。

そういえば明日は秋の発表会の場所を取りに行く予定。
発表会の準備が始まると、いよいよ夏も終わりだなぁと実感する。
それにしてもそのための資料代に5000円ほどかかってしまい
明日事がうまく運べば、会場費も立て替えることになる。
・・・ああ・・・お金ナイよ(泣)。
(しかも結局ちょっとした衣装費もかかっちゃたしよ~
その割りには今月お月謝の滞納が2名いる。
その分が入ってくるのも月末になってしまうし

ミクシィのピアノの先生のコミュでも
振り替えレッスンのあり方と生徒さんの月謝の滞納が
皆さんの共通の悩みのようだ。
ウチの場合は悪質なケースではないのだが
他の先生方の体験はかなりひどいものもあり
自宅でピアノ教室を運営する難しさを物語っている。
地元に密着をせざるを得ない立場だから
事を荒立てる事は避けなければいけないのは当然だ。

まあ、色々あるのだがそんなことをイチイチ嘆く暇がないのが幸いか。
兎に角、予定通り事が運んでくれればコレに勝るものはないのだから。

・・・しかし、今回はワタシの出番は少なめになるかも(笑)。
(嬉しい事に生徒さんが積極的。人数も以前よりは多いし)







バッハにおぼれる・・・

2006-08-07 09:33:53 | ピアノ練習記録
さて先週は子供にかかりきりの日々が続き、2日しか練習できず
その前の週はすっかりバッハにかかりきりになってしまい
タケミツとショパンは進展がなかったため
先週からこのお二方の作品もちょぼちょぼ復習を始めた。

しかし練習の手順が
バッハ→タケミツ→ショパンとなっているため
どーしてもバッハでつっかかってしまい
なかなか練習に進展がない
じゃあ、逆バージョンで練習すればいいじゃんとは思うが
どうしてもバッハが気になって仕方ない。

いや~、どうすんべか・・・。


かかりきりになっているのはフランス組曲の1番
BWV812というヤツだ。
2年近くも抱え込んでいて、いっこうに満足に弾ける気配がないのは
ワタシの未熟さによることは間違いなし
弾いても弾いてもまだ先が見えてくる。
ああしたほうがいいんじゃないか、こうしたほうがいいんじゃないか。
作品を一通り細かく見直した後は、
何かを求めて頭を真っ白にしてひたすら音を聴きながら弾く。
この工程を幾度となく繰りかえした。


ああ~・・・この曲は一体いつになったら終わるのだろーか・・・?


しかも面倒な事にショパンのノクターン2曲も
そのような状態になりそうだ
いったんはオッケーをもらったけれど、弾けば弾くほど疑問噴出
今のワタシには別の弾き方もありということだろう。
しかしあらゆる意味で時間が足りるのか・・・?


人前で弾く時、無難にまとめるか、
その時の自分なりの表現にこだわるべきか
土壇場でよく迷う。
前者は守りの消極的な演奏になるし
後者はなかなか評価してもらえない。
さらに後者を選択すると失敗する可能性も高い。
誰だって自分のみっともない姿を衆人にさらしたくはないだろう。
一般(少なくてもクラシックを聴きなれない人)にとって
「とりあえず上手な演奏」=「ミスタッチが少なく、形として整っている演奏」
という気がする。
ワタシだって本当は「ピアノ、上手ですね」と言われてみたい。
でもワタシは人前で弾く時に、無難に弾こうとすればするほど失敗する。
そして惨めになってしまう。
だから無難にまとめるということは、自分にとって本意ではないはずだ。

とはいえ、うまいこといけば無難な演奏をしなくても
様々な偶然が重なり、リアリティがある演奏ができたとすれば
それなりのものが聴いている人に伝わることだってある。
それはワタシの乏しい舞台経験から学んだ大事なことだ。

ああ・・・それにしても色々・・・悩む~悩む~

ちなみに冷蔵庫の漬物状態になっていた
タケミツはとっても楽しい
音の響きに対する理解が少々深まった気がする。
近現代の作曲家はショパン、バッハと並んで常に学んでいたいと思う。
それに一般的な解釈がない作品って
何やってもあんまり外野がうるさくないので、心底音を楽しめる。
たとえ自身の演奏に批判を受けても、
全く気にならないとまで思ってしまう。


ここまで色々書き連ねてふと思うのは
「色々考えているわりには、実際の演奏は全く大したことがない。」
という自分の演奏の情けなさ。
でもどうしても止められないのは、幸せなのか、それとも不幸なのか?(笑)

ズタボロな曲

2006-07-25 22:03:30 | ピアノ練習記録
このカテの投稿は最近ご無沙汰。
でもちゃんと練習はやっていた・・・とっても地道に。
いつか自分の思うような演奏ができることを祈りつつ。

この2週間はフランス組曲に集中。
まるでエアコンのオーバーホールみたいな作業をしていた。

いったん形ができたと(思っていた)ものを細かくバラし
汚れをとって、その部品の本来の姿を再認識し
再びキレイに組み立て、作業完了。


しかしこの作業はやってよかったものなのか。正直結論がでない。
なぜなら当然のことながら、再び組み立てたものは
今までとは全く違うものなのだ。
テンポも構成も感じ方も・・・うう~ん

しかし、どうしてここで迷うのだろう~~~~~???(笑)
この練習方法でいいのか?

しかも自分の演奏を試しに録音してみると、どうも音が忙しい
「もっとゆったりと・・・リラックスして」
と師匠が繰り返し言っていた訳が、やっとわかった。
音をちゃんと聴いていないんだな。
バッハみたいに各声部がそれなりにメロディーを主張している形態の曲は
あからさまにその傾向がでてしまうんだなぁ・・・はぁ~。


3月に自分が演奏した様子をDVDで観た時も
なんというせせこましい音を出しているんだろうと
自分に呆れるやら、幻滅するやらで相当ショックを受けたのだが
今もソレに近い感じだ。

「最もバッハらしいのがフランス組曲のような気がする」
と師匠がいったのだが、今それがどういうことだったのか・・・
ようやく少し訳がわかったような気がする。

2年前にやった時よりはだいぶマシだと思っていたが
自分が思うような出来に完成するのは、この曲では無理な気がしてきた。
何度も折りなおした折り紙みたいな状態の今の持ち曲
(そういえば、昔家庭科でスカートを作ったとき
 不器用なワタシは
 どうしてもファスナーを上手につけることができなかった。
 何度もやり直しているうちに
 その周辺の布がズタボロになってしまったっけ


忙しい音になるのは、やはり今の生活環境が影響しているのか
それとも譜読みの段階でのイメージの持ち方のミスなのか。
一体ワタシはいつになったらマトモなピアノが弾けるのだろう?


演奏が上手いだけが、
音楽の感動を呼ぶものではないとはわかっているのだけれどね・・・。

とにかくここまでやってきたものを放り出すわけにはいかないから
蚤の市にでているアンティークみたいな仕上がりを目指すしかなさそう(笑)。
新品、というわけにはいかないのが悲しいけれど


ああ、夏休み。
・・・と、かつて歌ったのはチューブですか(笑う)。
夏休みが楽しいのは若い頃だけですネ。
こちらは毎日夕方まで子供の遊びに付き合い、
自分の時間はちょっとナイねぇ
あ~、妹のところに来たと言うブルの子犬、見てぇ
(久しぶりに現実逃避)


やはり決別

2006-07-09 20:58:36 | ピアノ練習記録
昨日のレッスンは曲目が少なめなので先月と同様、
「時間的に」ちょっと余裕のある内容(笑)。

実は先日、自分の演奏を録音して聴いてみるということを
20年ぶりくらいにした(しみじみワタシってバカだなぁ・・・。)
自らの演奏を聴くのは何だか気恥ずかしくて
アルマンドだけを録音。
恐る恐る聴いてみると・・・
ぬあんじゃ~っ!
このおばさんくさい音はっ
(恥ずかしっ。)


いいえ、いいえ、自分が30代半ばということは
ちゃんと自覚しております
でも何だか人前で弾くのが一段と恐ろしく感じるようになり・・・。
演奏をするということは自分をさらけ出すことに他ならず
臆病者のワタシはこの怖さ、骨の髄までしみている

でも20年来のお付き合いの師匠には遠慮も何もしなくてもいい。
・・・というかしたらレッスンが成立しない(笑)。
しかし10代の頃は師匠の前で演奏するのも
どうにも恥ずかしくて仕方なかった時期があったのだから
本当に手に負えない


「・・・あのぅ~。思い切って伺うんですが
 ワタシ先日こういうわけで激しくショックを受けたのですが・・・。
 ワタシの音、おばさんくさくないですかっ?」
・・・・・・・・・っ・・・(爆笑中)」

 だって音が老けてました~っ!
「・・・・・・・(引き続き、爆笑中)・・・!!」
この結論については後ほど。



そんな問答後、レッスン
フランス組曲1番を全曲とバラ2。
フランスについては内容は先月とほぼ同じ。進歩ねーぞ。
トリルやモルデントプラルトリラーについて全曲に渡って再び見直し。
アルマンドは音色について、ジグはリズムについて指示アリ。
このジグってリズムが本当に難しいが(よく3連符ぽくなる)
声部ごとに丹念に見直せば解決するであろうことはよく理解できる。
問題はそれができるかだ(笑)。


バラ2は意外に指摘はなかったので
コーダ部分を集中的にレッスンしていただく。
ここで指摘されたのは、勿論自分の練習の仕方が間違っていた部分。
危なく弾き飛ばす癖がつくところだった。
ここは初めから最後までほぼフォルテっぽい所だが
2ページもそれでは飽きるし、弾けっこない
途中の微妙な調整で魅力的なコーダが作れることを教わった。
やれやれ・・・ここは結構時間がかかるぞ



レッスン後。やはり気になって
「あの~、ワタシの演奏大丈夫ですか?」
と問いに
ショパンはいい。でも音に落差がある。
いい音はとてもいいが、悪い時もある。
先生、それはワタシのパーソナリティそのものです(笑)。
日常的に躁鬱の差が激しいので、自分で自分がわからないんです。
だから演奏していてもなかなかいいなと思う反面
恐ろしく不器用なワタシも存在していて・・・。
だから自分がちゃんと上達しているのか、時々とても不安なんです・・・。


  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


演奏スタイルと個人のパーソナリティは深い関連性があると思う。
ワタシどのように生まれ、育てられ、生きてきたのか。
それはワタシ自身の考えも大いに影響するのだが
環境というものに左右される部分もあるのは確かだろう。

果たしてワタシは自信を持たされて生きてこれただろうか。
どちらかというと、残念ながらそれほどではないのかもしれない。
でもそのことを理解し、今までの自分と決別する事は
ワタシの年齢なら不可能ではないと思える。
自分の家庭を持ったことで環境が変わり
その可能性が増えたのではないか?


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


先生、それは変わることができますか?
うん。気をつけていればできるよ。
よかったです・・・。
はははは・・・(再び爆笑)。


先生には懸案の調律師さんも良い方紹介していただいた。
もう今までのピアノは弾けないし、弾かないようにしなくては。

そろそろ来年のビジョンを立てようと相談。
来年は引き続きバラ2,4とベートーヴェン(ああ・・・)
とりあえずイギリス組曲。
あと「ロシアの現代音楽をやってみたい」との希望に師匠が
○★☆◎●●とかいう作曲家名を口にした。
その場では「はい、わかりました~」と覚えていたのだが
全く思い出せない
楽譜を用意しなければいけないのに~~どうしよう
確か技術的には比較的簡単でシンプルで伝統的作風で
ピースにもあるとか・・・後で調べてみよう










もう一山

2006-07-07 22:04:30 | ピアノ練習記録
ふぅ。やっと週末。
明日はレッスン予定日なり。
今週は忙しかったんだよナ、本当に
小学校の懇談会抜け出してレッスンしたり
夏休み前の駆け込みランチのお誘いがやたら重なったり。
(夏休み、世間の母親は大変忙しくなるので
 今のうちにストレス発散、発散。)
T大に通院したり、ムスコのお泊り会の説明会&薬剤の説明にいったり・・・まだあるゾ・・・ブツブツ

おかげで3日間で4食外食(1食は病院帰り。)
3食目からもう外食がイヤでイヤで仕方なくなったけれど
お付き合いも大事なのでガマン。
ドリンクバーって便利とは思うけれど
この時期ってコールドドリンクかホットドリンクを飲むか本当に迷う。
それに外は確かに蒸し暑いが
外食産業の店舗ってどうしてこう冷房がキツイんだろう
まだ真夏の陽気というわけではないのに
体が冷え切ってしまい、調子が悪い。
あ~、でも明日はレッスン
胃の調子が悪いなんていっていられない



来月からレッスンのプログラムをガラッと変えるつもりでいる。
バラードはしばらくサブ的位置になるが(笑)
引き続き来年以降をにらんで
2番と4番をボチボチやっていこうと思っている。

メインは以前一応のけりをつけて冷蔵庫に仕舞っておいた
武満とショパンノクターン。
後はマリネみたいに漬け込んでしまっているフランス組曲(笑)。


武満は本当に長いこと弾かなかった。
それがいい結果につながればいいなぁと甘い考えを持っている
ノクターンは本当によく勉強した(2年もナ~)op.27の2曲だが
コレは最近まだやれそうな気がしているので
弾くのが楽しみ

そしてバッハ!
ワタシはどっちかというと
平均率とかパルティータ好きだったのだが
フランスって本当に面白いなぁと思うようになった。
いかに今まで自分が作品に対して
無理解だったのかが伺えるこの発言(笑)。
今更みっともないとは思う。でも心底、嬉しい。幸せ
アルマンド、クーラント、サラバンドやメヌエット、ジグ。
どれを弾いていても新しい発見に満ちている。
フランスは難易度が低いと思われがちだが
実はバッハらしさに溢れていると思うし
出来れば全ての組曲に触れてみたいと思っている。


今週はよくバラ2を弾いた。
コーダは何とか道筋は立ったし
後はのんびりと気ままに作品を追及することに専念すればいいのだ。
はあ、幸せ・・・


明日以降はまた違う練習内容になる。
どんな風に仕上げていこうか?大変だけど、楽しみ。

レッスン終えたらカフェに寄ろう・・・