のんびり・・・いそいそ~(*くうかんあそび*付き)

なんとか音楽の勉強を続けているちょっと変な主婦兼ピアノ指導者兼ボランティア演奏者の日常。取り留めのない駄文揃い。

バッハにおぼれる・・・

2006-08-07 09:33:53 | ピアノ練習記録
さて先週は子供にかかりきりの日々が続き、2日しか練習できず
その前の週はすっかりバッハにかかりきりになってしまい
タケミツとショパンは進展がなかったため
先週からこのお二方の作品もちょぼちょぼ復習を始めた。

しかし練習の手順が
バッハ→タケミツ→ショパンとなっているため
どーしてもバッハでつっかかってしまい
なかなか練習に進展がない
じゃあ、逆バージョンで練習すればいいじゃんとは思うが
どうしてもバッハが気になって仕方ない。

いや~、どうすんべか・・・。


かかりきりになっているのはフランス組曲の1番
BWV812というヤツだ。
2年近くも抱え込んでいて、いっこうに満足に弾ける気配がないのは
ワタシの未熟さによることは間違いなし
弾いても弾いてもまだ先が見えてくる。
ああしたほうがいいんじゃないか、こうしたほうがいいんじゃないか。
作品を一通り細かく見直した後は、
何かを求めて頭を真っ白にしてひたすら音を聴きながら弾く。
この工程を幾度となく繰りかえした。


ああ~・・・この曲は一体いつになったら終わるのだろーか・・・?


しかも面倒な事にショパンのノクターン2曲も
そのような状態になりそうだ
いったんはオッケーをもらったけれど、弾けば弾くほど疑問噴出
今のワタシには別の弾き方もありということだろう。
しかしあらゆる意味で時間が足りるのか・・・?


人前で弾く時、無難にまとめるか、
その時の自分なりの表現にこだわるべきか
土壇場でよく迷う。
前者は守りの消極的な演奏になるし
後者はなかなか評価してもらえない。
さらに後者を選択すると失敗する可能性も高い。
誰だって自分のみっともない姿を衆人にさらしたくはないだろう。
一般(少なくてもクラシックを聴きなれない人)にとって
「とりあえず上手な演奏」=「ミスタッチが少なく、形として整っている演奏」
という気がする。
ワタシだって本当は「ピアノ、上手ですね」と言われてみたい。
でもワタシは人前で弾く時に、無難に弾こうとすればするほど失敗する。
そして惨めになってしまう。
だから無難にまとめるということは、自分にとって本意ではないはずだ。

とはいえ、うまいこといけば無難な演奏をしなくても
様々な偶然が重なり、リアリティがある演奏ができたとすれば
それなりのものが聴いている人に伝わることだってある。
それはワタシの乏しい舞台経験から学んだ大事なことだ。

ああ・・・それにしても色々・・・悩む~悩む~

ちなみに冷蔵庫の漬物状態になっていた
タケミツはとっても楽しい
音の響きに対する理解が少々深まった気がする。
近現代の作曲家はショパン、バッハと並んで常に学んでいたいと思う。
それに一般的な解釈がない作品って
何やってもあんまり外野がうるさくないので、心底音を楽しめる。
たとえ自身の演奏に批判を受けても、
全く気にならないとまで思ってしまう。


ここまで色々書き連ねてふと思うのは
「色々考えているわりには、実際の演奏は全く大したことがない。」
という自分の演奏の情けなさ。
でもどうしても止められないのは、幸せなのか、それとも不幸なのか?(笑)

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2 コメント

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1度だけ (芙蓉)
2006-08-08 08:08:05
ピアノの練習をする時、最初の曲って肝心ですよね~。

私も今、最初がバラードなので、ちっとも先に進まず、そして時間がなくなります



>人前で弾く時、無難にまとめるか、その時の自分なりの表現にこだわるべきか土壇場でよく迷う。



この気持ちよくわかります~!私もついつい無難に弾きがちなのですが、1度、古典派の曲がどうしてもロマン派にしか聴こえなくて、結局、その表現にこだわって演奏した事があります。みゅーずさんのおっしゃるように、評価はしてもらえませんが(笑)、なぜか母と、あと私の事を知ってる先生たちからのウケは良かったです(やりきったからでしょうか・笑)。

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芙蓉さん (みゅーず)
2006-08-08 12:05:06
>みゅーずさんのおっしゃるように、評価はしてもらえませんが(笑)、なぜか母と、あと私の事を知ってる先生たちからのウケは良かったです(やりきったからでしょうか・笑)。





大変でしたね!芙蓉さんのおっしゃるとおり、「やりきった」ということが大事だったのだと思います

それはとても素敵なことだと思います。



古典、ロマン、バロック・・・と弾きわけって本当に、難しいですねワタシも未熟なのでつい同じように弾いてしまいがちです。でもコレってプロの演奏家の方も結構苦労されているようですね。



芙蓉さんもバラード、頑張っていらっしゃるようですね

その時に打ち込みたい曲ってあるじゃないですか・・・蜜月時期というか(笑)。芙蓉さんにとっては今はバラードはまさにそうなんですね

お互い頑張りましょう!
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