『百色眼鏡』見ました。DVDを買ったわけではないけど。すみません。
無料動画サイトにあったので。すみません。何日か前に、「無料動画サイトにアップされていても、ソフト化されてる映像は見ない」とかなんとかエラソーなこと言ってた人がいるような気がするけど。すみませーーーん!!
だってだって。脚本が小林くんじゃないし。椎名林檎は別に嫌いではないけど特にファンというわけでもないし。いま見るのをガマンしたところで、じゃあちゃんとDVDを購入するのはいつになるのかって言ったら、優先順位はかなり低くなっちゃって、ほんとに買うかどうかわかんないし……
これと内容がリンクしている、という『LENS』は買いますから! それどころか、今回『百色眼鏡』見て、『LENS』は是が非でも買おう! という気になりましたから! だから許してね! ね! ね!
……と自己満足的言い訳をくだくだしく述べて気が済んだところで(読み飛ばしてくださってけっこうです)、『百色眼鏡』、感想です。
監督:番場秀一
出演:小林賢太郎、小雪、大森南朋、椎名林檎
椎名林檎の3rdアルバム『加爾基 精液 栗ノ花(カルキ・ザーメン・クリノハナ』に先駆けて発表された短編映画で、このアルバムの世界観を映像で表現した作品、ということだそうです。
ということですけどやっぱり、長いプロモーション・ビデオとして観た方が満足できるんじゃないかなぁ。映画として鑑賞するには、ちょっと脚本にアラがありすぎる気がします。
(以下ネタバレあり。ご注意を)
*****************************************************
だって内容スカスカなんだもん。40分の短編なのにここまでスカスカって。そりゃ、筋立てには大して重きを置いてなくて、要するに「乱歩っぽい」世界をつくりたかった、ってことなんだろうけど。
耽美で淫靡でエロティックで妖艶で、夢と現実の区別が付かなくて、めくるめいてて、ああ、もう、何が何だか……!!
……って感じにしたいんだろうな~って意図はすごく伝わるけど、「したい」だけに終わってる感じ。「なって」はいない気がする。
筋立てに説得力がないからです、まず。なぜ大森さん(役名はちがうけど)は小雪(役名はちがうけど)の本名を知りたいのか。小雪はなぜ小林くん(役名はちがうけど。ああ、うるさい)を誘惑しようとするのか。小林くんはなぜ夜の女・椎名林檎(役名はちがうけど。っていうか名前出てこないけど)ではなく、昼の女・小雪を選んだのか。っていうかほんとに選んだの? じゃあどうして昼の女も夜の女も両方消えちゃったの? 昼の女は選ばれたんだから消える必要ないんじゃないの?
ストーリー中で必ずしもすべてのことを説明する必要はないけど、ここまで観客を置いてけぼりにされたらついていけませんよ~
うわ~、淫靡だわ、耽美だわ♪って喜ぶ気にもなりませんよ~
それと、淫靡担当のはずの夜の女(椎名林檎)は、見た目はいい雰囲気なのにしゃべりだしたらがっかりだしね。ちっとも妖艶じゃない。セリフ棒読みで。女優さんじゃないからしょうがないかもしれないけど。
小林くんも、もっとこう、自分が現実の女に惹かれてるのか夢の中の女に惹かれてるのかわからなくなって、昼間は小雪のところに通い詰めちゃうし、夜になったら椎名林檎をのぞきに行かなきゃならないし、ほとんど眠れなくて、どんどん憔悴していって、夢と現実の境目がわからなくなって、ああもう、オレはどうなっちまうんだ……いや、どうなったっていい……このまま一生夢から覚めなくたって……みたいな脚本・演出だったらよかったのに。最初から最後まで淡々としすぎじゃないですか? 頬こけさせて憔悴する小林くん……見たい
……とさんざんけなしたので今度はほめよう。
映像、きれいでした。小林くんがのぞく部屋の中、すごくきれい。そしてその映像にかぶさる椎名林檎の曲が雰囲気ピッタリで、とっても素敵。らんぽーっっ!って感じ。
そして!なにより小林くん~~~
メガネに、袴。あの格好、元々好きなんですよね~♪書生姿っていうんでしょうか。上は着物で、下は袴はいて、着物の下にはボタンが付いて首の詰まった白いシャツ(このシャツにも名前があるんだろうな)。着物の袖が短めで、シャツの袖がにょきっと出てるの。
似合う~~~素敵
小林くんプロデュースの『LENS』という舞台は同じ設定だということなので、絶対近いうちDVDを買おうと思います。さっきもいったけど。
小林くんの「天城探偵」をいっぱい観たい~♪
あ、そうだ、わかった、金田一耕助の格好といえば一言でわかりますね、書生姿。
そういえば、本筋とは関係ないけど、重要な小道具である「耳かき」。あの耳かきさー、金属製だよね…? ちっこーい画面で観たから定かじゃないけど。金属の耳かき……怖くないですか? 決してほじられ心地のいいもんじゃあるまいに、と思ったです。
**********************************************************
(ネタバレ終わり)
結局やっぱり、「ストーリー」としてはなっちゃいないけど、「椎名林檎の3rdアルバムの世界観を表現している映像作品」としてはとても楽しめました。なんて、肝心のそのアルバムを聴いてない私が言うのもナンですけどね。
明日はレディース・デー、映画を観に行こう、うわー何を観よっかなー♪なんて思ってたのに、幼稚園に行かなきゃならないんだった。がっくし
無料動画サイトにあったので。すみません。何日か前に、「無料動画サイトにアップされていても、ソフト化されてる映像は見ない」とかなんとかエラソーなこと言ってた人がいるような気がするけど。すみませーーーん!!
だってだって。脚本が小林くんじゃないし。椎名林檎は別に嫌いではないけど特にファンというわけでもないし。いま見るのをガマンしたところで、じゃあちゃんとDVDを購入するのはいつになるのかって言ったら、優先順位はかなり低くなっちゃって、ほんとに買うかどうかわかんないし……
これと内容がリンクしている、という『LENS』は買いますから! それどころか、今回『百色眼鏡』見て、『LENS』は是が非でも買おう! という気になりましたから! だから許してね! ね! ね!
……と自己満足的言い訳をくだくだしく述べて気が済んだところで(読み飛ばしてくださってけっこうです)、『百色眼鏡』、感想です。
監督:番場秀一
出演:小林賢太郎、小雪、大森南朋、椎名林檎
椎名林檎の3rdアルバム『加爾基 精液 栗ノ花(カルキ・ザーメン・クリノハナ』に先駆けて発表された短編映画で、このアルバムの世界観を映像で表現した作品、ということだそうです。
ということですけどやっぱり、長いプロモーション・ビデオとして観た方が満足できるんじゃないかなぁ。映画として鑑賞するには、ちょっと脚本にアラがありすぎる気がします。
(以下ネタバレあり。ご注意を)
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だって内容スカスカなんだもん。40分の短編なのにここまでスカスカって。そりゃ、筋立てには大して重きを置いてなくて、要するに「乱歩っぽい」世界をつくりたかった、ってことなんだろうけど。
耽美で淫靡でエロティックで妖艶で、夢と現実の区別が付かなくて、めくるめいてて、ああ、もう、何が何だか……!!
……って感じにしたいんだろうな~って意図はすごく伝わるけど、「したい」だけに終わってる感じ。「なって」はいない気がする。
筋立てに説得力がないからです、まず。なぜ大森さん(役名はちがうけど)は小雪(役名はちがうけど)の本名を知りたいのか。小雪はなぜ小林くん(役名はちがうけど。ああ、うるさい)を誘惑しようとするのか。小林くんはなぜ夜の女・椎名林檎(役名はちがうけど。っていうか名前出てこないけど)ではなく、昼の女・小雪を選んだのか。っていうかほんとに選んだの? じゃあどうして昼の女も夜の女も両方消えちゃったの? 昼の女は選ばれたんだから消える必要ないんじゃないの?
ストーリー中で必ずしもすべてのことを説明する必要はないけど、ここまで観客を置いてけぼりにされたらついていけませんよ~
うわ~、淫靡だわ、耽美だわ♪って喜ぶ気にもなりませんよ~
それと、淫靡担当のはずの夜の女(椎名林檎)は、見た目はいい雰囲気なのにしゃべりだしたらがっかりだしね。ちっとも妖艶じゃない。セリフ棒読みで。女優さんじゃないからしょうがないかもしれないけど。
小林くんも、もっとこう、自分が現実の女に惹かれてるのか夢の中の女に惹かれてるのかわからなくなって、昼間は小雪のところに通い詰めちゃうし、夜になったら椎名林檎をのぞきに行かなきゃならないし、ほとんど眠れなくて、どんどん憔悴していって、夢と現実の境目がわからなくなって、ああもう、オレはどうなっちまうんだ……いや、どうなったっていい……このまま一生夢から覚めなくたって……みたいな脚本・演出だったらよかったのに。最初から最後まで淡々としすぎじゃないですか? 頬こけさせて憔悴する小林くん……見たい
……とさんざんけなしたので今度はほめよう。
映像、きれいでした。小林くんがのぞく部屋の中、すごくきれい。そしてその映像にかぶさる椎名林檎の曲が雰囲気ピッタリで、とっても素敵。らんぽーっっ!って感じ。
そして!なにより小林くん~~~
メガネに、袴。あの格好、元々好きなんですよね~♪書生姿っていうんでしょうか。上は着物で、下は袴はいて、着物の下にはボタンが付いて首の詰まった白いシャツ(このシャツにも名前があるんだろうな)。着物の袖が短めで、シャツの袖がにょきっと出てるの。
似合う~~~素敵
小林くんプロデュースの『LENS』という舞台は同じ設定だということなので、絶対近いうちDVDを買おうと思います。さっきもいったけど。
小林くんの「天城探偵」をいっぱい観たい~♪
あ、そうだ、わかった、金田一耕助の格好といえば一言でわかりますね、書生姿。
そういえば、本筋とは関係ないけど、重要な小道具である「耳かき」。あの耳かきさー、金属製だよね…? ちっこーい画面で観たから定かじゃないけど。金属の耳かき……怖くないですか? 決してほじられ心地のいいもんじゃあるまいに、と思ったです。
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(ネタバレ終わり)
結局やっぱり、「ストーリー」としてはなっちゃいないけど、「椎名林檎の3rdアルバムの世界観を表現している映像作品」としてはとても楽しめました。なんて、肝心のそのアルバムを聴いてない私が言うのもナンですけどね。
明日はレディース・デー、映画を観に行こう、うわー何を観よっかなー♪なんて思ってたのに、幼稚園に行かなきゃならないんだった。がっくし
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