マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

酵素流行りにご注意!

2014年01月11日 10時33分50秒 | いただきますの法則
昨年は本当に酵素ジュースが流行りましたね~。
マクロビオティック仲間でも、自家製酵素ジュースを作られる方が多く、歯医者の人間としてはなんだかモヤモヤしておりました。

いつもお世話になっている、健康指導をされておられる先生も酵素はいいと自ら作られていて心配していたのですが、それが原因かどうか断定はできませんが、心臓の発作を起こしてしまい、先生のご判断で酵素ジュースはやめられました。

当院の患者さまも、かなりこのブームに乗って、酵素ジュースを作られてのまれた方がいらっしゃいましたが、口腔内は驚くほど状態が悪くなり、私たちも、ずっと警笛をならしてきました。

酵素ジュースをお勧めする方は、砂糖の害は無毒化されると公言されるそうですが、とんでもありません。
あんなに甘い酵素ジュースを常時飲用すると、口腔内だけではなく体全体に影響を及ぼすことを知っていただきたいのです。

酵素自体を批判するのではありません。
酵素ジュースの常飲に警笛をならすものです。

これは良いと言われるがまま、飛びつく行為はとても心配です。

マクロビオティックの創始者である桜沢如一氏は、
「NON CREDO」ノンクレド・・・信じるな、つまり、盲信してはいけないという言葉を残しています。

世間で批判される「マクロビオティック信者」は、この言葉の意味を理解することなく、勝手に宗教でもないマクロビオティックの信者となり、道を誤ります。

それと同じように、多くの人が、一オルガナイザーの言葉を噂に聞き、勝手に盲信して酵素信者になってしまっています。


砂糖は無毒化されたという酵素ジュースの甘さは、体を本当によくするのでしょうか?

松見歯科での臨床では、口腔内はがたがたになり、血液はドロドロに。

酵素ジュースを毎日摂られた当院の患者さまの血液画像をお見せいたします。

酵素ジュースを摂られていた時の画像



酵素ジュースを止められて一ヶ月後の画像



担当歯科衛生士からの情報は以下の通りです。

・・・・・・

2012年10月9日の血球と
2013年12月24日の血球です。

12月24日の血球は、砂糖酵素を止めて1ヶ月後の血球なので
まだくっつきもありますが、フィブリンがかなり減少しました。

・・・・・・

この患者さまは古くからの方で、無何有庵の料理教室も卒業なさっておられ、食事の内容は問題なく定期健診の患者さまだったのですが、一昨年10月にリコールで受診され、口腔内の状態が良くないため念のために撮った血液画像が一枚目の画像です。血球がドロドロで驚きの状態でした。
食事指導はきちんと守ってくださり甘いものも摂っていないとのことだったのですが、その後、数か月ごとに定期的に口腔内を拝見し改善が見られず、昨年11月の受診時に、担当歯科衛生士との問診で、ポロっと酵素の話が出て、それだ!ということになり、酵素をやめてもらって一カ月後の画像が2枚目です。
酵素ジュースの砂糖は無毒化すると聞き、それでも白砂糖は使えず、甜菜糖を使われていたそうですが、良かれと思った酵素ジュースが思わぬ落とし穴だったというわけです。

酵素ジュースを飲用する前、飲用しているとき、やめた後と食事の内容は松見歯科の指導を守り、何も変わっていません。変わったのは酵素ジュースだけ。そして、血液は大きく変化しています。

みなさんは、この血液画像を見られて、どうお考えになられますか?

酵素ジュースのいい所もきっとあると思います。
だからこそ、こんなに流行しているのだと思います。
でも、多くの方から「甘くて美味しいので続けられるわ」と耳にします。
ちょっと、気になる・・・(笑)

体の声をちゃんと聴けていますか?

日本人には昔からの発酵食品、味噌、醤油、漬物があります。

ご飯をしっかりとおかわりして(出来るだけ未精製のごはん)、これらの発酵食品と野菜、海藻、豆類、ときどき動物性のごちそうがあれば、酵素、酵素と騒がなくても大丈夫です。

しかし、ジャンクフード、加工食品、冷食、外食が過ぎてしまうと、いきなり健康不安に駆られます。
そして、デザート感覚のお手軽健康法に走っているとしたら・・・?

毎日の食事は限りある命の糧です。
例えば、私は今年55歳になりますが、80歳まで生きるとして、一日2食。1年で730食。25年で、18250食です。この食事の一つ一つが命につながると考えたら、やっぱりおろそかにはできませんね。

酵素ジュースを飲む前に、一度、日ごろの食生活を振り返ることも大切ではないでしょうか。



追記関連記事を書いておりますので、こちらもご覧ください。



































ジャンル:
食と健康・美容
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14 コメント

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シェア (Mayumi)
2014-02-07 17:10:33
FBにて、シェアさせて頂きました。
Mayumiさま♪ (たま)
2014-02-08 23:10:58
シェアしていただきまして、ありがとうございます。
コメントも、とてもうれしかったです。

(^^)/
正しいけれど全てが正しくはないですっ! (ゆみこ)
2014-06-03 00:40:54
酵素ドリンクによりますよ~!
確かにただの砂糖水のもありますが、
きちんと熟成期間を置いた本物は、
白砂糖も全て分解しますし、
本当に優れた発酵食品です!

これがシェアされて酵素ドリンクを飲めば虫歯になる、というのが広まると悲しいです(T_T)

確かに質の悪い酵素ドリンクが増えすぎてるからそれを食い止めないとだめですが、
気をつけるのは酵素ドリンクじゃなくて
その選び方なんですが・・・(>_<)

すみません。

酵素ドリンクの良さに魅了されてる人間なので思わず書きこんでしまいましたm(_ _)m
ゆみこさま (たま)
2014-06-03 11:33:31
白砂糖が全て分解するということがうまく理解できません。よろしかったら、科学的根拠を教えていただけませんか?
よく、同じようにおっしゃられて、砂糖が無害化されているんだというようなコメントを見ることがありますが、仮に分解されている、あるいは無害化されているならば、血液内の状態が酷くなることはありえないことです。
また、酵素ドリンクが持つ甘みについては、分解無害化されていようがいまいが、ミュータンス菌には餌になりますので、菌の繁殖により口腔内のphは下がり酸化いたします。その状態が続くと、当然歯は溶け始め、虫歯が発生いたします。
どうぞ、都市伝説のような情報に振り回されないようになさってほしいと切に願います。
もし、それでも信じられないようでしたら、酵素ドリンクを飲まれた後しばらくしてリトマス試験紙で口腔内のphを図ってみてください。必ず酸性に傾いていると思います。

また、責任のある投稿として、ご自身のお立場を明確にしていただいた方が、読者の方も安心して読んでいただけると思いますので、よろしくお願いいたします。


興味があったので (菊井 孔明)
2014-06-07 08:02:48
はじめまして
FBから流れてきたので拝見しました。
興味がある記事です。
どんなことにも肯定派と否定派がおられるので結局最後は自分でやってみて、体の声を聞いて判断するしかないと私は考えています。
マクロビオティックやヴィーガンでさえ、否定派は沢山いますし。
それでこの記事を読んでですが、
酵素ジュースも本当にいろいろ種類がありまして、確かにほとんどの酵素ジュースは間違った作り方をされていて、砂糖水になっているものばかりです。
この記事に出てきている方も間違った作り方をされています。
それはてんさい糖を使ったことです。
私もてんさい糖を使いたいと考えたことがあるのですが、てんさい糖はいろんな菌がいるので、発酵の妨げになり、砂糖水になってしまうので絶対NGだと聞きました。
つまりてんさい糖を使うと糖が分解されないそうです。
私は、酵素ジュースが悪いのではなく、ちゃんと歴史ある会社の指導に従って作らず、自分流にアレンジして作ったジュースが悪いのかなと思います。
因みに、私は北海道のある会社の指導の元に作っております。名前を出していいのかわからないので、十勝のつく会社です。
口内炎もできませんし、虫歯もできません。
甘い物を食べたくなるようなこともありません。
ですから、取りすぎが良くないのもあると思いますが、それよりも、酵素ジュースの質に問題があるのかもしれないですね。
どうでしょうか。

菊井 孔明さま (たま)
2014-06-07 13:45:58
貴重なコメントをありがとうございます。

さて、酵素ジュースの作り方についてですが、甜菜糖を使うか白砂糖を使うかは発酵力を強くするかどうかということです。

甜菜糖も精製度に寄るかと思いますが、一般的に茶色い甜菜糖は精製があまりされていないと考えられます。
その前提で、甜菜糖と白砂糖では白砂糖の方が精製度が高く、酵母などの微生物が餌として発酵するには、ミネラルなどがない分ピュアなので発酵力が高くなるという話であり、甜菜糖はいろいろな菌がいて糖が分解されずに甘さが残るというのは間違いです。

精製度の高い白砂糖はいうならば糖だけが残っていて、精製度の低い甜菜糖は糖以外にミネラルなども含有するので、同じ量を使用した時の比較では、発酵度が変わるということです。

いずれの糖を使用したとしても、また、どのような作り方をされても、かなりの甘さが残る酵素ドリンクは糖が完全に分解されていると考えるにはかなり無理があると思います。

この、甘い酵素ジュースは、発酵食品としての有用性はあるかと思いますが、毎日飲まれるにはリスクがあるとしか言いようがありません。

十勝のつく会社も検索させていただきましたが、取り立ててこの会社の作り方が素晴らしいとも思えませんでした。他との差別化をいろいろ書かれておりましたが、要は取り扱い商品の販売目的で勧めておられるように思います。

以上のことから、酵素ジュースの質に関してはよほどの雑菌(悪玉の)が繁殖しているというような質の優劣はあっても、どのような作り方であろうと材料の違いであろうと、口腔内の疾病原因として見た時、質の相違に寄るものではないことをご理解いただけるとうれしいです。

やはり常用的に飲むのはとても危険です。問題は酵素ジュースに存在している糖質です。

発酵食品はほかにもたくさん素晴らしいものがあるので、わざわざ甘いジュースにする必要を感じないというのが歯科に携わる私たちの考えです。

ご意見の交換ができましたら幸いです。
詳しいご回答ありがとうございます (菊井孔明)
2014-06-07 15:40:11
なるほど、よくわかりました。
お忙しいところ、わざわざ説明して頂きありがとうございました。
とても役に立ちました。
因みに十勝のつく会社の酵素ジュースはあまり甘くなく、自分の体でも大変な変化を感じておりますが、自分でももう少し研究するべきですね。
ありがとうございました。

菊井孔明さま (たま)
2014-06-07 16:57:56
お返事ありがとうございます。

あまり甘くないということなので、糖質の分解がかなりなされているのでしょうか。

たくさんの野菜や野草などをつかわれているようなので、甘みの問題がクリアされれば、いいものだと思います。

全く甘みを入れずとも、玄米などを入れれば発酵に時間はかかると思うのですが、もう少し納得の出来るものが出来るようにも思います。

糖の代謝の折に奪われるミネラルのことも考慮したミネラルバランスも必要ですね。

いずれにしても単糖類に近いものは避けたいものです。
Unknown (安部智恵子)
2014-09-18 00:27:30
シェアさせていただきました。
事後報告ですみません。
安部智恵子さま (たま)
2014-09-18 09:48:54
シェアしていただきまして、ありがとうございます。
ブログも拝見させていただきました。
数ある健康情報ですが、まじめに、しっかりと取り組んでおられて、とても共感いたしました。
これからもよろしくお願いいたします。
要するに (木村)
2014-11-09 22:36:02
酵素が悪いのではなくて、糖質を採りすぎるのが悪いのですよね?
確かに、そのように思います。
ただ、酵素自体は蛋白質ではなく、また、一部の酵素を除き、胃酸で失活するものではないと理解しています。

糖質制限食 (金子)
2014-11-20 01:36:34
酵素ジュースに関しては全く無知で、FBで知りました。私は糖尿病ということもあり、糖質制限食を実行中で、これによる体質改善はHbA1cの値や実感としてあります。
そこで興味があるのは酵素により糖が分解されれば炭水化物ではなくなるのでしょうか?
そうは思えないので、少なくとも糖質制限の考え方からすると、酵素ジュースをガブガブ飲むのは空恐ろしいことです。
木村さま (たま)
2015-01-30 10:06:07
スタッフがコメント公開してくれていて、木村さまのコメントを見逃しておりました。大変お返事が遅くなり申し訳ございません。
おっしゃる通り、酵素が悪いのではありません。むしろ、酵素は私たちにとってとても大切なものです。その大切な酵素という言葉を用いれば何でも流行ってしまうのは困ったものです。酵素ジュースの糖質は、無毒化しているとかいろいろ言われているようですが、間違いなくあの甘さは人体にとって負荷をかけるものです。気をつけてほしいですね。
酵素はタンパク質を基としているものです。生物はとても多様性もっていますので、好熱菌、好酸性菌、好アルカリ菌などのもつ酵素(イクストリーモザイム)のように、極端な温度や pH に耐えうるとされるものもありますし、耐えれないものもあります。
いずれにしても、日本の昔ながらの発酵食品(味噌や醤油、漬物など)がもっとブームになってほしいものです。これらは、案外簡単に作れるものなのですが、なかなかブームになりません。やはり、甘いものというのが魅力なのでしょうね。
金子さま (たま)
2015-01-30 10:21:02
お返事が遅くなり申し訳ございません。
糖尿病で糖質制限をされておられるとのこと。
大変ですね。
糖質制限することで糖尿病の改善になることを発表されたのは京都の高雄病院の江部先生ですね。江部先生とは、かつて「学校給食を完全米飯に」をスローガンに活動をしてきましたが、ごはんも食べないということを打ち出されたことに私たちは驚きを隠せません。一時的には改善するでしょうけれど、私たちはもともと穀類を頂くことでその糖質を脳の発達につなげてきたのです。穀類までを糖質とひとくくりに制限することは酸性できません。
現に、当院では甘いお菓子やジュース、パンや果物といった糖質は制限して、未精製の穀類をしっかりと摂取することで、多くの糖尿病の方が完治しています。
ご質問の酵素により糖が分解すれば炭水化物出なくなるのかというものですが、酵素ジュースに限っては糖質が分解されているとは思えない甘さですね。
おっしゃる通り、糖尿病の方でなくてもがぶ飲みするのは空恐ろしいことですね。

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