N家の食卓

笑いあり、ちょっぴり涙あり
いつまでも友達夫婦を目指すN家ののんびりした日常をつづります。

静夜思(静かなる夜の思い)

2006-10-25 23:18:12 | 中国のこと
牀前看月光
(牀前、月光を看る)
井戸端にさす月明かり

疑是地上霜
(疑うらくは、是れ地上の霜かと)
ふと驚いて眺めやる、霜がおりたかと見まがいて

挙頭望山月
(頭を挙げて、山月を望み)
頭を挙げて、仰ぎ見る。はるか、み空の明るい月を

低頭思故郷
(頭を低れて、故郷を思う)
頭を垂れて思いやる。はるか遠くのふるさとを

(※角川文庫 筧久美子著 「中国ビギナーズクラッシック 李白」より抜粋)


李白の歌でも望郷歌として、大変有名なものです。
今日は月を望むことはできませんが、秋の夜長を一人で過ごしていると、たまにこんな気持ちになることがあります。

今日の夜はやけに静かでまさしくこんな感じです。

たまにはこんな風にしみじみしながら、お酒を呑むのもいいものですね。

たまには…ね。




隅田川-鵜くんの観察-

2006-10-25 13:44:09 | 空のこと
朝は曇っていたというのに、昼休みに外に出たら真っ青な空。
雨上がりは空がとってもきれいになるので、また隅田川を撮ってみました。


空が澄んでいると、秋を感じます。

その秋の天気に誘われて散歩をしてみました。
すると私の横を一匹の川鵜(かな?)が泳いできました。
ふとそれに目を留め、その動きを追っていきました。
すると鵜くんは海女さんよろしく濁った隅田川へ潜っていく。。
しばらくして。。。

鵜くんの狩りに驚いたのか、魚が大量に水面に逃げてきました。。

おおっ!!
これは面白い。。

鵜くんは少し離れた水面にゆうゆうと姿をあらわしました。
そしてまた潜る。

私はそちらに近づいていき、また水面へと視線をうつしました。
今度は濁った川面しか認めることができませんでした。

うーん。。。
魚がいなかったのかしら・・・

鵜くんはまた潜る。
川面変わらず。
潜る。
変わらず。。

濁った川だと視界が悪いのかしら・・・
などと思った瞬間・・
再び魚が水面へ。。

おおっ!!

もう一度潜ったら、魚が水面へジャンプ!!

さらに、おおっ!!

しばらくしたら鵜くんは狩りをやめ、プカプカ水面で浮きながら羽のお手入れへ。
そして、東京湾の方へと飛び立っていったのでした。


鵜くんさようなら。