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学力テスト、昨年と同問題 東京都調布市

2007-01-25 21:05:29 | 教育
学力テスト、昨年と同問題 東京都調布市

外部委託なのはいっこうに構わないが,同じ問題とはいい根性している業者もいたもんだ.

問題の質にもよるが,小4・小6の2科目と中1の3科目で,合計7本の問題作成とデータ処理なので400万から500万とっているなら,問題は新作で,同内容で作れるはず.

新聞には,「5区1市が作問を委託」という記事もあり.その中でのコメントで,
調布市は学校選択制をはじめるが,このテストが学校選びに影響を与えると考え,事前トレーニングしているとか.

どいつもこいつも,使い方がおかしい...


朝日新聞より
http://mfeed.asahi.com/national/update/0124/TKY200701240302.html

2007年01月24日19時18分
 東京都調布市の市教育委員会が今月実施した学力テストの問題が昨年と同じ問題で、これを知らずに「練習用に」と昨年の問題を事前にコピーして6年生の生徒に配っていた小学校がテストを延期したことが分かった。市教委は、問題作成を外部委託しており、小学4年、中学1年の問題も昨年と同じだった。市教委は朝日新聞の取材に「漏れないことが担保されているなら、同じ問題の方が経年で調査し比較する上で良い」と説明するが、問題が前回と同一であることを事前に把握していなかった。

 この学力テストは今月16日、調布市教委が独自に市立小学校の4年と6年、市立中学校の1年生を対象に実施した。小学校が算数と国語の2教科で、中学は数学、国語、英語の3教科。

 昨年12月、20校ある市立小学校の1校が、昨年度の問題をコピーして6年生84人に配り、授業や宿題で解かせた。年明けの本番前に「解答の書き方などに慣れるための練習」だったという。昨年度の問題は各校で1部ずつ保管していた。

 12日に今年度の問題を見た小学校側が、昨年度と同じであることに気づいて市教委に相談。市教委はその時点で初めて問題が同じであることを知った。「子どもの理解できている部分とそうでない部分を把握して指導に生かすという目的が果たせない」と判断し、この学校の6年生だけテストを延期することにした。

 三つの学年の七つのテストすべてが、昨年とまったく同じ問題だった。

 委託先の会社とは「問題用紙は学校に保管する分を除き回収し、コピーや内容を口外することは禁止」という契約で、市教委は各学校の担当者にも通知していたという。ただ、通知は1年前のテスト直後に1度しただけだった。

 市教委の担当者は「問題の内容について委託先とやりとりはなく、昨年度と同じだとは知らなかった」という。学校側が過去の問題を解かせたことについては「子どもたちに安心感を与えたいということで配ってしまったようだ。私たちも同じだと分かっていれば、再度、厳重な管理を通知したはずで、足りない面もあった」と説明する。ほかの学校でも事前に解かせていなかったか、調査する方針だ。

 このテストは、個々の児童生徒の学力の定着度を調べ、その後の指導に生かすことを目的に調布市教委が昨年度始めた。昨年度の予算は生活の実態調査も含めて430万円。今年度は実態調査の項目が増えたこともあり470万円。問題作成や解答の採点、分析は外部の業者に任せている。実施後、学校名を伏せて各校の平均点を一覧にし、校長に配る。校長には自校の結果を保護者に報告し、改善策を説明するようにと指導している。

 委託先の会社は、昨年度と同じ問題だったことについて朝日新聞の取材に「基本的には同じで一部を変えることもある。行政の考え方に合わせる」と説明している。

 市内の小学校教諭は「同じ問題ならば平均点を上げたいと思ったらいくらでもできてしまう。そもそも、業者任せで問題が同じだということも知らないとは、市教委は無責任すぎる」と話している。


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