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大学入試センター試験に、河合塾が質問状

2007-01-24 23:20:29 | 教育
大学入試センター試験に、河合塾が質問状

歴史も新資料の発見や,新解釈の出現などによって,これまで通説だったものが逆転したりなど,変わる可能性をもつため,試験を作る方は大変だ.

自分も高校入試の時に,出題ミスに出会ったことがあり,動揺したが,とにかく解答が存在するとして,判断するしかないと思い,それなりの答えを出して,他の問題に進んだ.

今回,話題になっている世界史のその問題の辺りはわからないのだが,明らかな誤答が3つあるのなら,その4を選ぶのが判断力ではないのか.現代文の選択肢などそんなのばかりではないか.

こういう問題の逃げ道という消極的なものではなくて,本当に勉強させるため,問題を「正しいものをすべて選べ,正しいものがない場合もある」なんていう問題にすればいいのに.



http://www.gks.co.jp/2007/sonota/data/07012301.html

1月20・19日に行なわれた大学入試センター試験の「世界史B」および「化学Ⅰ」に関し、大手進学予備校「河合塾」は、誤解答などの可能性のある不適切な出題があったのではないかとしてセンター側に配慮を求める公開質問状を送った。
 「世界史B」で問題となったのは、ヨーロッパの立憲政治・議会制の発展に関し、誤りのある文を選ぶ第4問の問5。選択肢4「フランスでは、普仏戦争の敗北後、第三共和国が成立した」を誤りではないとしているが、教科書によっては明らかに「普仏戦争中」に共和国が成立したとの記述があり、これを正解として選択する可能性があるのではないかというもの。一方、「化学Ⅰ」については、第4問の問4「分子式C2H10O2で表されるエルテルを加水分解して得られた化合物について、次の実験結果(a・b)を得た。もとのエステルの構造式として最も適当なものを、下の1~5のうちから1つ選べ」の、前提となる実験結果b「得られたカルボン酸は、フェーリング液を還元した」に関し、得られたカルボン酸は、還元性はあるが、正確にはフェーリング液を還元しないので、設問自体が成立せず、答えがないのではないか、との質問状を提出している。
 これに対し大学入試センター側は、「世界史B」は、基本的な事実経過として選択肢4は間違いではなく、明らかな誤りである別の選択肢を正解とすることで問題ないと、配点の調整をする意志はないことを回答。また「化学Ⅰ」については、現在検討中という。河合塾側は、「世界史B」の回答に再考を促す質問状を再度提出、化学の問題についても早期の対応を求めている。


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