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オリヴィアを聴きながら

2男児の母、業歴XX年のシステムエンジニアが日々のもろもろを雑記します。
コメント歓迎。

フルタイム勤務での子育て中に有難かったのは・・・

2015-11-11 13:17:05 | 最近思うこと
最近は、出産後に職場復帰するのは、珍しいことではなくなってきました。

会社でも『ダイバーシティ』とかなんとか(最初に聞いた時は、お台場に新しくできたショッピングセンターかと思いました。)言って、
講演会を開催したりもしているようです。



関係部署から、先輩社員としてスピーチしてもらえませんか?
とか、連絡来ましたが、予定している休暇期間だったため、辞退しました。

もう、時代が代わっちゃったので、私の経験がそれほど現在、子育て真っ只中の方の役に立つとも思えません。



今では、息子たちも高校生と中学生になったため、親のことなんて『財布』くらいにしか思っていないようで、
平日家に居ると邪魔にされます。


そんな彼らが、まだ『ママ、ママ』と可愛かったころに、有難かったのは・・・


(1)出産前から予約できて、産休明から対応してくれた保育園

息子1号を妊娠中に一番重点を置いた準備は、保育園探しでした。
当時は名古屋市に住んでいましたが、認可保育園は、すべて出産前の予約はできませんでした。

また、住まいの近所の保育園では18:00を超えて延長保育をしている認可保育園は皆無。
19:00以降の保育を行っているのは(2市で2園ある夜間保育園のみでした。
産休明けから対応している保育園も20%程度でした。

たまたま、たまたま、住んでいた家の最寄り駅に無認可の『駅型保育所』があり、
こちらの保育園がすべての要件

・産休明から対応
・出産前から入園予約可能
・21時までの延長保育可能

を満たしていたのは、奇跡でした。
ただし、保育料は大変高額でした。


ただでさえ、ナーバスになるネタが尽きない妊娠中に、「産んでも保育園に入れるかどうかわかんな~い」
状態では、心が休まる暇なんかなかったと思いますので、
これは大変に有難かったです。

その丸4年後に、息子2号を妊娠した時には、産前休暇に役所に相談に行ったら、
『育児休業明けであれば、入園予約できる保育園がいくつかあります。』
と、制度が変わっていました。
区内の3分の1程度の園が、出産後に、育児休業明けの入園を予約できるようになっていました。

こういう制度は自治体によってマチマチなので、いざその時になる前に、
要望事項として、マメに発信していく必要があると思います。

どこの自治体でも、『市民の声』を救い上げようとする仕掛けは準備しているようなので・・・
(どの程度採用されるか不明ですが)


(2)土日夜間早朝に対応していくれる医療機関

小児科って診療時間が短いところが多いんです。
乳児期は予防接種もいろいろあって、
保育園ではすぐに病気をもらってくるし、
小児科にお世話になる頻度はとても高い。

会社がお休みの土曜日に、予防接種の予約接種ができる小児科はありがたかったです。
歯科医も土曜に診療してくれるところは助かりました。
また、診療についても電話やネットで予約できる小児科は、待ち時間が節約できる分、
ありがたかったです。
電話予約は、『これはチケぴなのか?』と思うほど、早朝に、
がんがん電話しないと繋がりませんでしたけどね・・・

でも、どうしても無理な時は、

「私たち医者は、病気の患者が来ちゃったら診る以外の選択肢はないのよ。」

という小児科医の言葉に、すがって、
医院と、お住まいが一緒のお医者様に夜、連れて行っていました。


(3)病後児保育

回復期でまだ集団生活は控えたい子供を預けられるところがあるとありがたいです。
当時住んでいた名古屋近郊に、小児科医が医院の一角で社会貢献の一環で、
実施してくれているところがあり、回復期の息子1号を預けたことがあります。

運悪く、一緒に預けられていた他のお子さんのウィルスをもらって、髄膜炎になるという
笑えないオチでした。

その後は、回復期には当時、名古屋市で始まったばかりのファミリーサポート制度を利用して、
子育てが終わった世代のご婦人に預けるようにしました。

ちょうど、別居している同年代のお孫さんを持っている方で安心して預けることができましたし、
元来「おばーちゃん子」だった息子たちは、その方のことも大好きでした。

今じゃ、覚えていないそうなので、こどもなんて薄情なもんです。


(4)半日年休と融通の利く上司

すぐに発熱する乳幼児時代は、半日単位で取得できる有給休暇が有難かったです。
でも、「もうあと、20分だから帰んなさい」と、言ってくれる上司には適いません。
(あと、2時間あるんですけど・・・)


(5)サポートしてくれるママ友

小学生になってからは、学校外での活動も増えて来まして、
習い事とか、自治体や町内会の催しものとか

「いっしょに見てるからいいよ」

と、言ってくれるママ友は有難かった。

「今夜はXXX公園で盆踊りなんだけど、うちの子が行くから、一緒に連れていくね。」

と、仕事中の私にメールしてくれるママ友の気遣いには、涙しました。


(6)長期の休みの安全な居場所

小学生になってからは、夏休み等の長期休暇中に、児童館や、学校の空き教室を利用した預かり保育が
有難かった。

基本的に、うちの息子たちは自由に自宅や、友人宅で過ごしていましたが、困った時に行ける場所があるというのは、
親にとっては安心です。



こうして書いていると、実は有難いのは、『ハコモノ』(設備)は殆どなくて、
ソフトウェアなんだなぁ・・・


と、再認識。