【訂正など】
<生化学界は分子生物学会 (SF物理マニア):2014-07-27 23:18:
最後から6行目の日本生化学会は、分子生物学会の誤りではないでしょうか。>
ご指摘のように、7/26メルマガ【STAP報道検証20】の記事では「分子生物学会」と「生化学会」を混同していました。お詫びして訂正いたします。
<怖いですねぇ (アノニマス):2014-08-01 11:21
この国の国民が表面的なイメージや感情に左右されてしまうという頭の痛い問題(中略)
小保方氏を擁護する側も、バッシングする側も感情論が幅を利かせています。こういう人たちが、また政府の宣伝に乗せられたら…と、非常に危うさを感じます。
政治哲学者のアンナ・ハーレントは、「イェルサレムのアイヒマン」という、アイヒマンの裁判の報告書でこう断罪しています。(中略)
また、私の中学のときの若手教師は、「自分の頭で考えろ。先生が言ったから間違いないと思うな。先生だって嘘を教えるかもしれないんだぞ。」とよく言いました。この教師は、小学校の終わり頃に敗戦を体験して、敗戦後教科書を墨塗りさせられた世代でした。心からの叫びだったから、半世紀経った今でも、私の心に刻まれているのだと思います。
情報を単に消費するのではなく、情報の真偽を見極め、物事の本質を考えることを、情報化社会の今だからこそ、より求められていると思います。でないと、簡単に偽情報に騙されてしまいますね。>
映画「ハンナ・アーレント」も見ましたし、「イスラエルのアイヒマン:悪の陳腐さ(Banality of Evil)についての報告」(みすず書房)も、矢野久美子による評伝「ハンナ・アーレント」(中公新書)も読みました。
ニュールンベルグ裁判でも東京裁判でも、「上司の命令で仕方なかった」という弁明はいっさい採用されませんでしたから、イスラエルのアイヒマン裁判はアーレントにとってバカらしく思えたのだ、と思います。ユダヤ人絶滅を決定した「ワンゼー会議」ではアイヒマンはただの事務屋として登場します(ミュンヘンTVの番組を映画にしたもの、日本未公開)。
「アイヒマン裁判」を通じてイスラエルも米国のユダヤ人も、「反ユダヤ主義=絶対悪」という構図を描こうとしていましたから、ローマ法皇もユダヤ人協会もナチスに協力したのだというアーレントの公正な指摘は、当時の世論を激怒させたのです。
おっしゃるように「STAP事件」は、日本人がいかにメディア報道を信じやすいかということを実証したと思います。そしてメディアは「公式発表」を信じやすい。他社と速さ競争をしているから、チェックするゆとりがないのでしょう。国民がしっかりしないといけない。
私もその思いから情報発信をして来ましたが、もう流れは逆転したようです。「泉冨士夫ブログ」を見ると、6ヶ月間に104本も原稿を書いたようですね。1本が400字詰めで平均40枚ありますから約4000枚ですか…。
今回はネットが「メディアの暴走」を阻止するのに大きな役割を果たしたと思います。「集合知」の勝利です。さらに集合知が建設的な方向に作用できるという可能性も、見えてきたと思います。このブログでの書き込みも、総じて建設的だと評価しています。
「STAP」でGmail検索をかけてあるから、ネット上の新情報がすべてメールで届くが、こんな匿名記事を4頁も載せる「ビズ誠」というメディアはいったい何だろう…。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1408/01/news106.html
かつての「噂の真相」なら書きそうな記事だ。
<生化学界は分子生物学会 (SF物理マニア):2014-07-27 23:18:
最後から6行目の日本生化学会は、分子生物学会の誤りではないでしょうか。>
ご指摘のように、7/26メルマガ【STAP報道検証20】の記事では「分子生物学会」と「生化学会」を混同していました。お詫びして訂正いたします。
<怖いですねぇ (アノニマス):2014-08-01 11:21
この国の国民が表面的なイメージや感情に左右されてしまうという頭の痛い問題(中略)
小保方氏を擁護する側も、バッシングする側も感情論が幅を利かせています。こういう人たちが、また政府の宣伝に乗せられたら…と、非常に危うさを感じます。
政治哲学者のアンナ・ハーレントは、「イェルサレムのアイヒマン」という、アイヒマンの裁判の報告書でこう断罪しています。(中略)
また、私の中学のときの若手教師は、「自分の頭で考えろ。先生が言ったから間違いないと思うな。先生だって嘘を教えるかもしれないんだぞ。」とよく言いました。この教師は、小学校の終わり頃に敗戦を体験して、敗戦後教科書を墨塗りさせられた世代でした。心からの叫びだったから、半世紀経った今でも、私の心に刻まれているのだと思います。
情報を単に消費するのではなく、情報の真偽を見極め、物事の本質を考えることを、情報化社会の今だからこそ、より求められていると思います。でないと、簡単に偽情報に騙されてしまいますね。>
映画「ハンナ・アーレント」も見ましたし、「イスラエルのアイヒマン:悪の陳腐さ(Banality of Evil)についての報告」(みすず書房)も、矢野久美子による評伝「ハンナ・アーレント」(中公新書)も読みました。
ニュールンベルグ裁判でも東京裁判でも、「上司の命令で仕方なかった」という弁明はいっさい採用されませんでしたから、イスラエルのアイヒマン裁判はアーレントにとってバカらしく思えたのだ、と思います。ユダヤ人絶滅を決定した「ワンゼー会議」ではアイヒマンはただの事務屋として登場します(ミュンヘンTVの番組を映画にしたもの、日本未公開)。
「アイヒマン裁判」を通じてイスラエルも米国のユダヤ人も、「反ユダヤ主義=絶対悪」という構図を描こうとしていましたから、ローマ法皇もユダヤ人協会もナチスに協力したのだというアーレントの公正な指摘は、当時の世論を激怒させたのです。
おっしゃるように「STAP事件」は、日本人がいかにメディア報道を信じやすいかということを実証したと思います。そしてメディアは「公式発表」を信じやすい。他社と速さ競争をしているから、チェックするゆとりがないのでしょう。国民がしっかりしないといけない。
私もその思いから情報発信をして来ましたが、もう流れは逆転したようです。「泉冨士夫ブログ」を見ると、6ヶ月間に104本も原稿を書いたようですね。1本が400字詰めで平均40枚ありますから約4000枚ですか…。
今回はネットが「メディアの暴走」を阻止するのに大きな役割を果たしたと思います。「集合知」の勝利です。さらに集合知が建設的な方向に作用できるという可能性も、見えてきたと思います。このブログでの書き込みも、総じて建設的だと評価しています。
「STAP」でGmail検索をかけてあるから、ネット上の新情報がすべてメールで届くが、こんな匿名記事を4頁も載せる「ビズ誠」というメディアはいったい何だろう…。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1408/01/news106.html
かつての「噂の真相」なら書きそうな記事だ。
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