娘と孫二人が戻ってきて1週間が過ぎた。孫は、午前中は幼稚園と小学校に行き、戻ってからは昼寝して、夜は7時過ぎに寝るから、昨年ほどうるさくない。ときどき仕事場に探険に来るので、パソコンから童謡を聴かせてやる。映画が見たいというので、古い「ロビン・フッドの冒険」(1938)をDVDで見せたら、シャーウッドの森でロビンが鹿を弓で射る場面があり、「怖い(I’m scared.)」と言いだした。1930年代に、これを「残酷だ」という子どもはいなかったはずだ。時代は変わる。このフィルムは元モノクロで、カラーは後にデジタル化するときに着色したのだと思う。色が毒々しい。
ロビン・フッドを演じているのが、エロール・フリンだから「三銃士」などをイメージすると、ぜんぜん感覚が狂う。
上の子はiPAD-miniを自分で買ったのだという。何でも、ハワイのワイコロアの自宅裏庭にできたレモンでレモネードをつくり、バナナの樹から熟れたバナナをもいで、それらを近所に売り歩いたのだそうだ。たぶんコミュニティが、そうして子どもの自立を促しているのだろう。かくして200ドルだかを稼いで、それで買ったという。日本ではちょっと考えられない。
小学校も幼稚園も、去年のことを憶えている上級生がいて、名前を呼んでくれたそうで、すぐに溶け込んだらしい。学校では日本語をしゃべっていると思うが、食堂で兄弟が早口の英語で会話しているのを聞くと、さっぱりわからない。ときどき「ここは日本だ。日本語をしゃべりなさい」と言ってやる。
「7ドルあったら、ゲームソフトが買える」というので、書斎に手持ちドル札を取りに行ったら、1ドル札は2枚しかなかったので、5ドル札を1枚やった。全額やるとかえってよくないと思ったからだ。「アリガトゥ」とこれは日本語で答えた。ヒトの心を読む「ミラー・ニューロン」は正常に発達しているようだ。
夕食時にTVでサッカーを見ていた娘と話したら、「すっごく喜んでいた」そうだ。何でもハワイには、ばばにもらった日本円を300円ほど貯めているそうで、「じゃ、それを担保に、代わりにソフトを明日ダウンロードしてやったら」というと、「そうする」と答えた。
明日は、この前見つけた池に魚釣りに行く予定だ。もしあの時に見かけた魚がハヤなら、塩焼きにして食べられるし、アブラハヤならこれは臭くて食えない。ただし、こっちは入れ食いで、メシ粒を餌にしても釣れる。子どもはこっちの方を喜ぶかもしれない。
予定していた学会出席と奥州旅行は中止することにした。理由はバイフォーカル・レンズの眼鏡が行方不明になったからだ。本を読んだり、パソコンに向かったり、よく知ったこの付近の道路を車で走るには眼鏡が不要なものだから、かけないでいるうちに紛失した。近見用の眼鏡は紛失を防ぐために真っ赤なフレームにしてあるので、これはなくならないが、常用の眼鏡はさすがにそうもできない。
眼鏡なしでは暗い学会場でスライドも読めないし、霧が立ちこめるかもしれない十和田湖のあたりをレンタカーで走るのは危険だ。眼鏡はいずれひょっこりどこかから出てくるだろう。「スケジュールありき」というのは危険すぎる。臨機応変に旅行を中止することにした。
また行けるかもしれないし、永遠に行けないかもしれない。それが人生だろう。
そういうわけで「アカデミカ」の皆さん、今回は学会欠席です。よろしく。
今回は、
1)名著復刊=「背信の科学者たち」の復刊について、
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1402616343
2)取り違え事故=高砂市民病院での「病理検体?」取り違えによる、がんでない患者の乳腺が切除された事件について、
3)末期症状=理研の告示(内部文書)の流出について、
4)STAP報道検証14=6/18までのSTAP報道について、
5)書き込みを読んで=「武田ブログ」への書き込みから、2つほど取り上げました。
ロビン・フッドを演じているのが、エロール・フリンだから「三銃士」などをイメージすると、ぜんぜん感覚が狂う。
上の子はiPAD-miniを自分で買ったのだという。何でも、ハワイのワイコロアの自宅裏庭にできたレモンでレモネードをつくり、バナナの樹から熟れたバナナをもいで、それらを近所に売り歩いたのだそうだ。たぶんコミュニティが、そうして子どもの自立を促しているのだろう。かくして200ドルだかを稼いで、それで買ったという。日本ではちょっと考えられない。
小学校も幼稚園も、去年のことを憶えている上級生がいて、名前を呼んでくれたそうで、すぐに溶け込んだらしい。学校では日本語をしゃべっていると思うが、食堂で兄弟が早口の英語で会話しているのを聞くと、さっぱりわからない。ときどき「ここは日本だ。日本語をしゃべりなさい」と言ってやる。
「7ドルあったら、ゲームソフトが買える」というので、書斎に手持ちドル札を取りに行ったら、1ドル札は2枚しかなかったので、5ドル札を1枚やった。全額やるとかえってよくないと思ったからだ。「アリガトゥ」とこれは日本語で答えた。ヒトの心を読む「ミラー・ニューロン」は正常に発達しているようだ。
夕食時にTVでサッカーを見ていた娘と話したら、「すっごく喜んでいた」そうだ。何でもハワイには、ばばにもらった日本円を300円ほど貯めているそうで、「じゃ、それを担保に、代わりにソフトを明日ダウンロードしてやったら」というと、「そうする」と答えた。
明日は、この前見つけた池に魚釣りに行く予定だ。もしあの時に見かけた魚がハヤなら、塩焼きにして食べられるし、アブラハヤならこれは臭くて食えない。ただし、こっちは入れ食いで、メシ粒を餌にしても釣れる。子どもはこっちの方を喜ぶかもしれない。
予定していた学会出席と奥州旅行は中止することにした。理由はバイフォーカル・レンズの眼鏡が行方不明になったからだ。本を読んだり、パソコンに向かったり、よく知ったこの付近の道路を車で走るには眼鏡が不要なものだから、かけないでいるうちに紛失した。近見用の眼鏡は紛失を防ぐために真っ赤なフレームにしてあるので、これはなくならないが、常用の眼鏡はさすがにそうもできない。
眼鏡なしでは暗い学会場でスライドも読めないし、霧が立ちこめるかもしれない十和田湖のあたりをレンタカーで走るのは危険だ。眼鏡はいずれひょっこりどこかから出てくるだろう。「スケジュールありき」というのは危険すぎる。臨機応変に旅行を中止することにした。
また行けるかもしれないし、永遠に行けないかもしれない。それが人生だろう。
そういうわけで「アカデミカ」の皆さん、今回は学会欠席です。よろしく。
今回は、
1)名著復刊=「背信の科学者たち」の復刊について、
http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1402616343
2)取り違え事故=高砂市民病院での「病理検体?」取り違えによる、がんでない患者の乳腺が切除された事件について、
3)末期症状=理研の告示(内部文書)の流出について、
4)STAP報道検証14=6/18までのSTAP報道について、
5)書き込みを読んで=「武田ブログ」への書き込みから、2つほど取り上げました。
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