日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

本日の晩酌 - 創や

2020-05-20 22:43:23 | 居酒屋
冴えない空模様は相変わらずでも、気温が大きく下がったのはこちらにとって好都合でした。この機に乗じ赤坂で買い出しを済ませてきました。「創や」の肴で晩酌します。
生殺しのお触れを受け、無期休業に追い込まれていた当店が、久々に再開したのは先週からです。ただし、非常時故に苦肉の策は避けられません。看板を繰り上げる代わりに、昼から晩まで通し営業するというのが店主からの告知でした。昼の部が終わった後も、どのみち仕込みは要ることから、店を通しで開けておき、その間に一人でもお客が入れば儲けものということなのでしょう。持ち帰りを始めるとの告知もあったため、見舞いを兼ねて立ち寄ったというのが真相です。
昼の部は日替わりの定食一種と決まっており、三種ある惣菜から二つを選べるという仕組みです。その仕組みから想像していたのは「月肴」のような日替わりの折詰でしたが、いささか勝手が違いました。予算を伝えて適当に見繕ってもらうという形だったのです。千円でよいかとたずねられたものの、それでは大した支援にもなりません。「月肴」と同じ千五百円で注文したところ、あちらに勝るとも劣らない物量感のあるものが出てきました。肴というよりご飯のおかずに向きそうなのが当店ならではの特徴です。

さらなる支援をする上では、新たに扱い始めたという「お食事券」をいただくのが最も直接的な手段ではありますが、結論としては控えました。同様の仕組みが他店でも広まりつつあると聞いて思ったのは、長い目で見れば売上の前借りだということです。ほとぼりが冷めてから購入者が一斉に券を使えば、そのときの売上がなくなってしまいます。それではかえって首を絞める結果になりかねません。その危険性と引き換えにしてでも買うだけの価値があるとすれば、一方ならぬ思い入れがある遠方の店を、今すぐ支援したいという強い動機があるときだけでしょう。生活圏にある店には、日参によりその都度金を落としていこうという算段です。

創や
東京都港区赤坂2-14-12 川村ビル1F
03-3586-7090
1730PM-2300PM(LO)
日祝日定休

鶏もも肉のカレー竜田揚げ
高菜ミートコロッケ
ししゃも胡麻揚げ
とり手羽と茄子の田舎煮
蓮根唐揚げ
厚揚げ肉味噌乗せ
出汁巻玉子
いぶりがっこ
ポテトサラダ
切り干し大根
コールスロー
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