日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

本日の晩酌 - 豊國

2020-02-18 22:18:27 | 晩酌
豊國が二夜連続の登場です。昨晩取り上げたのはあらばしりでしたが、こちらは似て非なる初しぼりです。片や純米、片や純米大吟醸という違いもあります。その違いは端的な形で現れました。甘酸っぱい香りを特徴としたあらばしりに対し、こちらの香りはごく控えめで、味わいも端麗かつ上品です。伊達に大吟醸を名乗っているわけではありません。
香りが控えめということは、グラスよりも盃が合うかというと、意外にそうでもありません。盃では香りと味のいずれも細く感じられ、やや物足りないという印象を受けました。「新しい酒は新しい革袋に」の格言を借りれば、会津の酒は会津塗の盃でいただきたいのが本音です。しかしこの酒に関する限り、特徴を最も感じられるのはワイングラスという結論になりました。この繊細さもまた大吟醸ならではです。

★豊國 純米大吟醸初しぼり
豊国酒造(福島県会津坂下町)
原料米 会津坂下産五百万石
精米歩合 50%
アルコール分 16度
福島県会津若松市 植木屋商店にて購入
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