数自慢は好みませんが、blog開設以来弘前に何泊したのか、自分でも正確には数えられなくなっています。それだけ泊まると、日が暮れて投宿してから呑み屋に入るまでの流れが、無意識のうちに確立されてくるという現象が起こります。会津などはその好例でしょう。到着するや否や、とるものもとりあえず呑み屋街に走った昨日に対して、本日は適度な時間に到着し、宿で一息入れてから悠然と外に出るという、まことに理想的な時間配分となりました。満を持して訪ねるのは毎度おなじみ「はすや」です。
弘前に来てこの店に寄らなかったのは、休業で振られたのが一回、夜桜見物で時間が押し、看板で振られたのが二回ほどだと記憶しています。逆にいえば、それ以外は必ずここで一献傾けているわけです。それほど足繁く通ったこの店ではありますが、繰り返す通り秋に来たことは一度もありません。それだけに、見慣れた品書きがどれだけ様変わりするかに興味があり、それが今回津軽を訪ねた理由の一つでもあります。
しかして品書きを一瞥するに、前面に押し出された秋刀魚の文字に季節感がありありとうかがわれます。縦書二段組の品書きの右上、すなわち一番目立つ場所には刺身、塩焼、肝友焼、梅肉揚の文字が並んで、ホワイトボードのご飯ものには叩き丼の文字も。それに加えて見逃せないのが、初夏から秋まで出荷される、ご当地名産の嶽きみです。この時期に訪ねてよかったと、いきなり実感させられました。
秋刀魚と並ぶこの時期の主役といえば、一夏越して蔵出しされたひやおろしでしょう。地元豊盃の「あきあがり」があったため、一杯目には瞬時の迷いもなくこれを選択。生しらす、かいわれ、刻み海苔をうずらの黄味で和えたお通しでこれを受け、八点の豪勢な、しかし千円ぽっきりの刺盛り、これもこの時期らしい鰹と続けた後、満を持して嶽きみのかき揚げを投入。腹が八分目まで満ちたところで、真打ちの秋刀魚塩焼を所望します。
★はすや
弘前市上瓦ヶ町1-1-2F
0172-33-6981
1800PM-2400PM(日曜定休)
豊盃・六根・華一風
お通し
刺盛り
カツオのみょうが味噌
嶽きみと海老かき揚
さんま塩焼
とろろめし
弘前に来てこの店に寄らなかったのは、休業で振られたのが一回、夜桜見物で時間が押し、看板で振られたのが二回ほどだと記憶しています。逆にいえば、それ以外は必ずここで一献傾けているわけです。それほど足繁く通ったこの店ではありますが、繰り返す通り秋に来たことは一度もありません。それだけに、見慣れた品書きがどれだけ様変わりするかに興味があり、それが今回津軽を訪ねた理由の一つでもあります。
しかして品書きを一瞥するに、前面に押し出された秋刀魚の文字に季節感がありありとうかがわれます。縦書二段組の品書きの右上、すなわち一番目立つ場所には刺身、塩焼、肝友焼、梅肉揚の文字が並んで、ホワイトボードのご飯ものには叩き丼の文字も。それに加えて見逃せないのが、初夏から秋まで出荷される、ご当地名産の嶽きみです。この時期に訪ねてよかったと、いきなり実感させられました。
秋刀魚と並ぶこの時期の主役といえば、一夏越して蔵出しされたひやおろしでしょう。地元豊盃の「あきあがり」があったため、一杯目には瞬時の迷いもなくこれを選択。生しらす、かいわれ、刻み海苔をうずらの黄味で和えたお通しでこれを受け、八点の豪勢な、しかし千円ぽっきりの刺盛り、これもこの時期らしい鰹と続けた後、満を持して嶽きみのかき揚げを投入。腹が八分目まで満ちたところで、真打ちの秋刀魚塩焼を所望します。
★はすや
弘前市上瓦ヶ町1-1-2F
0172-33-6981
1800PM-2400PM(日曜定休)
豊盃・六根・華一風
お通し
刺盛り
カツオのみょうが味噌
嶽きみと海老かき揚
さんま塩焼
とろろめし