日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

色づく秋の北国へ 2014四日目

2014-09-08 22:29:52 | 晩酌
準備万端整えて晩酌を始めます。本日の酒食料は北村のA-Coopと岩見沢のコープさっぽろ、それにセイコーマートで調達しました。
道内では三夜目となる晩酌ですが、肴を選ぶにあたっては、毎回北海道らしいものをいくつか取り入れています。初日については鰊とほっけと豚串、二日目に関しては秋刀魚にジンギスカンといった具合です。それでは今日の主役は何かといえば、ズバリ秋鮭飯寿司です。下手な刺身よりも高価な680円という価格設定に加え、見切りで半額といったこともこの手の品にはありません。当然ながら一抹の躊躇はあったものの、何か一つは目玉になるものをと考えて選びました。
この飯寿司と大根煮と桃、それに酒以外はセイコーマートで調達したものです。セイコーマートを主力とし、そこで買えないものと酒だけをスーパーで買うという流れが定着してきました。

月見酒という大義名分があるため、今夜は駅舎の裏手で晩酌しますが、この時間にTシャツ一枚で屋外に長時間滞在するのはやや厳しいものがあります。長袖が出発以来初めての出番となりそうです。

サッポロクラシック
秋鮭飯寿司
大根煮
明太子
北のポテトサラダ
きゅうりの酢の物
海老しゅうまい
トマト・桃
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色づく秋の北国へ 2014四日目

2014-09-08 21:33:57 | 北海道
一風呂浴びて萱野に舞い戻ってきました。昨日の経路をほぼ忠実になぞったため、今日はカーナビも地図も一度として出番がありませんでした。走行距離はわずかに50km, 上陸以来三日で230kmしか走っていません。去年に勝るとも劣らない悠長な展開です。
北村温泉のキャンプ場にするか、萱野のライダーハウスに連泊するかで逡巡した昨日に対し、今日は萱野に三連泊するということでほぼ迷いがありませんでした。屋内に泊まれる、設営と撤収が要らない、炊事道具も冷蔵庫も使い放題、かつての駅舎に泊まれるといった、これまでに挙げてきた利点に加え、今夜はここを選ぶもう一つの理由があったからです。その理由とは晩酌にありました。
繰り返し申している通り、今夜の月は仲秋の名月にあたります。この点、町の中心にあり温泉、スーパー、セイコーマートが全て徒歩圏内という北村のキャンプ場に比べ、こちらの方が静かで明かりも少なく、月夜に一人酒を汲むにはよりふさわしいというわけです。
昨日に続いて先客はなく、駅舎を借り切っての晩酌も可能な状況とはいえ、今夜は外でやるのが一番でしょう。適温無風の条件も申し分ありません。その後雲が出始め、主役の月は時折顔を出す程度ではありますが、雰囲気だけでも楽しむことはできそうです。
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色づく秋の北国へ 2014四日目

2014-09-08 18:42:54 | 北海道
さて、撮影の合間に熟考を重ねた結果、中盤から終盤へ向けての行動がまとまってきました。
まず、今夜はあえて先に進まず空知止まりとします。明日は旭川へ向かって北上し、キャンプができるようなら郊外のキャンプ場に泊まり、雨が降るなら市内に宿泊して「独酌三四郎」で一献。その後の平日三日をかけて網走まで行って戻り、残りの二日は富良野または道央を回って、連休中日のフェリーで北海道を後にするというのが大まかな流れです。
このような形となったのは、現在の天気予報から判断する限り、他に選択肢がないからです。まず、道北は早くも明後日から天気が下り坂となり、こちらの滞在中は最後まで雨という予報で、全く話になりません。よって、旭川から先は進路を東へ向けることになります。ところが、道東もオホーツク以外は総じて天候が冴えず、根室、釧路、十勝のどこへ行っても道北と大差のない状況です。その結果、選択肢は旭川からオホーツク方面へ行って戻ってくるという経路にほぼ絞られます。こうしてオホーツクから戻ってくると、一旦崩れていた道央の天候が多少なりとも回復してくると見込まれるため、最後の二日は再び道央を主戦場にしようという算段です。
結果として、今回の旅は道央を中心に、オホーツクを軽く周遊するといった構成になりそうです。実を申しますと、これらが北海道の中でもぜひ行きたい場所であったかといえば、必ずしもそうではありません。しかし、現に石狩平野の稲穂が見事で、つい二日も注ぎ込んでしまうといったありがたい誤算もありました。この先の道中でも、よい意味での誤算が出てきてくれることを期待しています。

そのようなわけで、本日は徹頭徹尾昨日の行動をなぞります。すなわち北村温泉で一風呂浴び、先客多数で断られない限りは、萱野駅にもう一泊するということです。夕日と入れ替わるように、東の空には仲秋の名月が昇ってきました。しかも空には雲一つありません。駅舎の裏手のホームにシートを敷けば、最高の晩酌ができそうです。
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色づく秋の北国へ 2014四日目

2014-09-08 18:05:55 | 北海道
結局今日も昼抜きで撮影に没頭。五時半の特急を見送ったところで列車撮影を切り上げ、昨日と同じ防雪林で日没を見届けました。
このような行動からもお分かりの通り、本日は昨日の行動をなぞることに終始しました。ただし、全く同じものを撮っていたわけではありません。当然ながら雲の形は刻々と変わり、視界が広いため画角の選択肢がいくつかあり、それに応じて絵柄も変わってきます。加えて、原色の711系が運用についていたり、昨日は日が陰っていた北方向に日が差したりといった条件の違いもあり、気付けば日がな一日滞在してしまった次第です。全く同じ場所に二日注ぎ込むのも芸のない話ではありますが、一瞬たりとも退屈しなかったことを考えると、これはこれでよかったのでしょう。
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色づく秋の北国へ 2014四日目

2014-09-08 13:18:22 | 北海道
只今お目当ての貨物列車が悠然と通過して行きました。同色のJRコンテナで統一された、まるで模型のような美しい編成でした。日が陰ってしまったのが惜しまれるものの、二日間注ぎ込んだ価値はあったといってよいでしょう。
さて、ひとしきり撮影を終え、そろそろ北上開始かというところ、この先どう動くかがにわかに問題となってきました。というのも、明後日以降道北の天候が下り坂に向かうらしいのです。これに対し、オホーツク方面では天候が比較的持ちこたえるという予報になっています。北へ北へと自身に言い聞かせていたはずが、こうなると大きく風向きが変わってきそうです。
一旦留萌に出てしまうと、あとは北上するしかないという流れに傾いてきます。よって、今日はもう一日道央にとどまり様子を見るか、旭川に泊まって北にも東にも行けるように手を打つのが賢明な選択でしょうか。道中における一つの大きな分かれ道にきていることは間違いないため、列車を追いかけつつもうしばらく考えてみます。
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色づく秋の北国へ 2014四日目

2014-09-08 12:28:46 | 北海道
一度大成功すると、つい二匹目のどじょうを狙ってしまうのは人情です。昨日の午後と同じ線路の西側に移動してきました。あと少しすれば特急と711系が立て続けに通過し、少し遅れて石北貨物もやってくるため、これを待ち構えようというわけです。
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色づく秋の北国へ 2014四日目

2014-09-08 12:07:31 | 北海道
昨日夕景を眺めた防雪林に再び立ち寄ります。明るい中で眺めると、昨日は判然としなかった彼方まで延々続いており、そのとき思った以上の長さだということに気付きました。その防雪林が左手前から視界の彼方へ延び、手前には稲穂、頭上には大きい雲が。心地のよい秋風に吹かれつつ、雲の形が変わるのを眺めていれば、日がな一日滞在しても退屈しないでしょう。
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色づく秋の北国へ 2014四日目

2014-09-08 11:05:46 | 北海道
まずは昨日と同じ直線区間でカメラを構えました。昨日よりも時間帯がわずかに早いため、撮れる列車が違うのです。毎時一本から二本、行先も形式も異なる優等列車が行き交う路線は、北陸本線なき後ますます貴重な存在となります。
ちなみに現在の気温は23度、時間が経つにつれて昨日と同様大きな雲が浮かんできました。やはり、平野部では適度に雲が出た方が絵になります。
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色づく秋の北国へ 2014四日目

2014-09-08 10:02:02 | 北海道
晩酌の残りを朝食代わりとし、荷物をまとめて記念撮影を済ませ、二日間世話になった萱野駅を後にします。キャンプをするかどうかで迷う場面はあったものの、貸切の屋内で快適に過ごし、肌寒い夜も快眠でき、何より駅舎にもう一泊できたという点で、今はこれでよかったと完全に納得しています。
この駅に初めて立ち寄ったのは、今回と同じ九月の上旬でした。過去にも引き合いに出した、自身にとってとりわけ印象に残っている13年前の旅の途中です。廃線をたどって岩見沢から延々歩き、たどり着いた先に改装されたばかりの駅舎を見付け、その見事な復活ぶりにいたく感動したものでした。その旅の中でも、道内最終日の函館と並んで、最も印象に残っている出来事でもあります。当時を彷彿させるような今日の青空です。

今後秋の北海道を旅するときは、この駅に泊まることが必須の行程の一つとなって行くでしょう。また来年…
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色づく秋の北国へ 2014四日目

2014-09-08 07:03:14 | 北海道
おはようございます。その後0時過ぎまで晩酌してから床に就き、只今目覚めたところです。
昨夜は屋内で布団を借りて休んだにもかかわらず、さほどの時間も経たないうちに身体が冷えてしまい、タオルケットと毛布を二枚重ねてようやく快適に眠れるという状況でした。屋外では半袖は明らかに寒く、長袖シャツを一枚羽織ってもどうかという感覚だったため、こうなるのもある程度予想できたことではありました。やはり、北海道の夜は気温以上に寒く感じられます。キャンプに十分耐えうる気候ではあるものの、常用している封筒型の寝袋ではおそらく間に合わなかったでしょう。行きがけに調達したマミー型の寝袋が、今夜あたり実戦投入となるかもしれません。
さて、窓の外には目の覚めるような青空が広がっています。天気予報では昼過ぎからようやく晴れるとされているため、これはありがたい誤算です。これまでのところ、天候が一貫して予報よりも上振れしているのは助かります。昨日と違って雲がほとんどないため、かえって絵柄が平板にならないかという懸念はありますが、そのような贅沢な悩みはさておき、この天候が続く限りは移動よりも撮影中心の一日となりそうです。
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