日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

シ舌重力シ夬行

2013-09-27 22:15:54 | 旅日記
足かけ二年にわたる様々な紆余曲折はありながらも、今日判明した来週金曜の天気予報が晴だったため、「迷ったら出ろ」の鉄則に従い北海道へ向けて旅立つことにしました。
北海道に上陸する日曜から来週金曜までの週間予報によると、道北では晴時々曇が二日、曇時々晴、曇、曇時々雨が各一日ということになっています。天候が崩れる木曜さえやり過ごせば、万全とは行かないまでもおおむね好天が期待できる状況です。もちろん、移り気な秋の空ですから、この予報が上振れまたは下振れする可能性は十分にあるでしょう。結果としては九州に行けばよかったという事態に陥るかもしれません。しかし、もう決めた以上、他の選択肢と比較するのはやめにして、あとは運を天に任せます。天気予報をにらみつつ、少しでも好天が期待できる場所を渡り歩くつもりです。

まず問題になるのは、北海道への経路をどうするかです。本日は適度な時間に職場を引けたため、一時半に大洗を出る苫小牧行は厳しいとしても、十時半の新潟発には十分間に合います。しかしながら、仙台発の夜行便も、適度に寄り道しつつ、牛タンをいただいてから乗れること、新潟発と違って未体験であることなどを考えると捨てがたいものがあり、どちらを選ぶか悩ましいところなのです。
都内からの距離と北海道までの航送料は、新潟でも仙台でも大差がありません。一方、新潟からフェリーに乗れば、翌日の明け方に小樽へ着き、道内で丸一日活動できるのに対し、仙台発では11時に苫小牧着となり、少なくとも半日は使い物になりません。要は、新潟まで直行して道内での滞在時間を半日長くするか、仙台まで一日かける代わりに道内を半日削るかの選択ということです。もちろん、今回の主題は北海道なのですから、道内に少しでも長くいられる方を選ぶのが順当でしょう。よって、今のところは七対三程度の割合で新潟に傾いています。ただし、新潟からフェリーに乗るには遅くとも四時頃までに出発する必要があるため、万一寝坊した場合は仙台から苫小牧へ渡ります。

それにしても、この期に及んでいまだに北海道へ行くという実感が湧きません。中国四国と北陸での中規模活動が続き、気分が切り替えられないのもさることながら、いつどこから出るかさえ決まっていないということもあるのでしょう。何しろ、新潟か仙台へ向かうつもりの車を西に走らせれば、そのまま九州に行くこともできてしまうわけです。一人旅とは気楽なものだと改めて思います。
しかし、耐寒装備を含むありったけの着替えとキャンプ用具を積み込んだフル装備は、紛れもなく北海道への旅に備えたものです。港へ向かうにつれ、旅立ちの実感が徐々に迫ってくるだろうと期待しています。
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