秋の気配 2013(6)

先週末から残暑が息を吹き返し、昨日も今日も気力が失せるようです。しかし、ここへ来て蝉の声が急に弱々しくなったことにお気づきでしょうか。
先週まで威勢よく鳴いていたアブラゼミとミンミンゼミの声は途絶えがちになり、聞こえてくるのはツクツクボウシの弱々しい声ばかりで、蝉時雨という言葉は既に過去のものとなった感があります。日の入りも一日一分以上早まってきており、あと一週間もしないうちに五時台へと突入します。季節は名実ともに秋を迎え、この暑さと蝉の声が辛うじて夏の名残を伝えていると思えば、去り行く季節がいとおしくさえ思えるようになってきました。自分も歳をとったようです…