日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

さくらさく 2013(2)

2013-03-19 23:55:03 | 旅日記
月曜は生暖かい陽気に続いて強い雨風が吹き付け、担いで出た機材も一切出番なし。明けて火曜は朝一番で出先へ直行した後、昼休みも満足にとれないままこの時間まで職場に缶詰となり、只今ようやく終業と相成りました。始業前と昼休みのわずかな時間さえ使い物にならないというのですから、何とも無粋な話です。ましてや今日は雨上がりの青空が一日続いただけに、なおさら喪失感も大きくなります。
明日は再び悪天候、明後日だけが快晴で、その後は終始曇りがちというのが現在の週間予報です。ならば木曜を一日休むかと思っても、こんな時に限って一時たりとも職場を離れられなくなってしまい、当日も今日と似たり寄ったり、あるいはそれ以上に慌ただしくなると予想されます。桜が咲いて清々しい青空が広がる一日を、ブラインドを閉め切った無機質な職場に閉じこもって終わるのですから、天地の差とはこのことです。桜の咲く頃から慌ただしくなり、大型連休が過ぎるやいなや暇になるという皮肉な巡り合わせは毎年のことながら、何度経験しても痛痒を感じずにはいられません。

せめてもの救いは、明日が祝日だということです。春分を前にして桜が咲くという異常事態の産物とはいえ、明日からの五日のうち三日は心おきなく花見ができることになります。
もっとも、明日の時点で見頃には若干早く、天候も終日曇りで一時雨と予想されていて、日がな一日花見に注ぎ込む必然性はないかもしれません。そこで考えているのは、偕楽園と掛け持ちする拡大策です。見物客が出る前の朝方に花見を済ませておき、それから列車で水戸へ向かえば、昼過ぎから夕方まで偕楽園に滞在できます。偕楽園では去年を含め過去三回ほど快晴下で梅を観ており、今回はそれに比べて時間的にも天候面でも中途半端な感はあるものの、列車を使えば最後に一献傾けてから帰るという選択も可能です。幸いにして教祖おすすめの「田吾作」が明日も営業と聞いており、観梅と酒場めぐりを組み合わせることができるなら、水戸まで足を運ぶ価値はあるといってよいでしょう。
この拡大策を実行するには、遅くとも昼頃までに花見を切り上げ水戸へ向かう必要があり、そのためには日の出と同時に動き出し、花見をほどほどで切り上げるのが条件となります。この点、往生際の悪い性分からして、花見を引きずりすぎて水戸へ行く時間がなくなるという展開も十分考えられるでしょう。今年に関する限り、偕楽園はおまけ程度と割り切っており、どうしても明日行かなければならないというものではありません。まずは花見に注力し、先のことはその場の状況次第で決めたいと思います。
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