昨日以上にどんより曇った寒空で桜は全く絵にならず、夕方から機材を持たずに近所を一周、あとは靖国神社で暗くなるのを見届けつつ夜桜見物に興じて、開花から三度目の週末は終了となりました。この天候にたたられたか、見物客の数が昨日より明らかに少なく、露店も終了時刻の十時を待たずに次々と早じまいを始め、三週間咲き続けた桜にしては少々淋しい結末でした。しかし、街灯がつくほどの薄暗さがいつまでも続き、時間をかけて少しずつ暗くなる様子は、三年前に道東で眺めた列島最後の桜を彷彿させるようで、傘も要らないような霧雨が降るところにも情緒がありました。ある意味自分が思い描いていた通りの散り際が見られたのですから、結果としてはこれでよかったのでしょう。
あいにくの空模様が一転、明日は久方ぶりの快晴が予想されており、なおかつそれが週内唯一の好天となります。幸いにもこの二日間の花冷えにより、思った以上に花が残ったため、遠目にはまだまだ映える桜が少なくありません。日本晴れの空の下で花吹雪を眺められれば、この上ない有終の美を飾ることができるのではないでしょうか。明日は再び機材を担いで、なけなしの時間をやりくりしながら最後の花見に繰り出します。
あいにくの空模様が一転、明日は久方ぶりの快晴が予想されており、なおかつそれが週内唯一の好天となります。幸いにもこの二日間の花冷えにより、思った以上に花が残ったため、遠目にはまだまだ映える桜が少なくありません。日本晴れの空の下で花吹雪を眺められれば、この上ない有終の美を飾ることができるのではないでしょうか。明日は再び機材を担いで、なけなしの時間をやりくりしながら最後の花見に繰り出します。