朝方だけが晴れた昨日とは対照的に、どんより曇った空が昼過ぎから晴れだして、終わってみれば昨日と比べてもそれほど遜色のない天候でした。見事な日本晴れというわけではなく、どちらも五十歩百歩といってしまえばそれまでではあります。しかし、日が傾いてから時間をかけて徐々に暗くなるのがこの時期ならではで、街灯と露店の明かりが灯って夜桜に変わる様子なども情緒があってよいものです。
昨日の時点では、早咲きの木は今日にでも散り始めるかと思ったところが、一日経ってもそれほどの変化はなく、どうやら一両日は見頃が続きそうです。そうすると、派手な花吹雪が舞い飛ぶのは週の中盤あたりになるでしょう。季節外れの陽気が続き、前代未聞の早さで最初の花が開いたときには、この調子ならものの一週間で散ってしまわないかと思ったものです。しかし、蓋を開ければ最初の花が咲いてから満開までが十日間と、例年並みの展開に落ち着きました。これは季節外れの天候が形を潜めたということでもあり、例年より温かいのは相変わらずだとしても、汗ばむような陽気と轟々吹き荒れる強風が一時ほどではなくなったように思います。去年と違って来る日も来る日も快晴というわけではないものの、思った以上に細く長く楽しめたのが今年の桜ではないでしょうか。平日は日常のことどもに煩わされた反面、春分を含めて三日間の休日を、心置きなく花見に注ぎ込めたのはよいことでした。
問題なのは来週以降の行動です。まず来週については、もう一週近所で花見をするのが順当かと考えています。当然ながら見頃は過ぎ去るとしても、わずかに咲き残ったソメイヨシノに加え、八重桜もそろそろ咲き出す頃でしょう。枝垂桜を含めれば、近所でもう一週花見をすることも可能です。以前も申したように、なんだかんだで近所の桜が一番という考えが、歳を追う毎に強くなってきました。半月以上も追い続けた桜がわずかとはいえ残っているなら、よその桜を見物するより、慣れ親しんだ近所の桜を選びたいと思っている次第です。花散らしの雨風ですっかり散ってしまったという場合に限り、見頃を迎えているであろう北関東へ出かけることにします。
その翌週には桜前線が甲州どころか信州にまで到達すると予想され、場合によっては高遠の桜も開花しそうです。もしそうなったとすれば、去年より半月早い花見の旅へ繰り出すことになるかもしれません。開花予想と週間予報に釘付けされる毎日が、すぐそこまで近づいてきました。
昨日の時点では、早咲きの木は今日にでも散り始めるかと思ったところが、一日経ってもそれほどの変化はなく、どうやら一両日は見頃が続きそうです。そうすると、派手な花吹雪が舞い飛ぶのは週の中盤あたりになるでしょう。季節外れの陽気が続き、前代未聞の早さで最初の花が開いたときには、この調子ならものの一週間で散ってしまわないかと思ったものです。しかし、蓋を開ければ最初の花が咲いてから満開までが十日間と、例年並みの展開に落ち着きました。これは季節外れの天候が形を潜めたということでもあり、例年より温かいのは相変わらずだとしても、汗ばむような陽気と轟々吹き荒れる強風が一時ほどではなくなったように思います。去年と違って来る日も来る日も快晴というわけではないものの、思った以上に細く長く楽しめたのが今年の桜ではないでしょうか。平日は日常のことどもに煩わされた反面、春分を含めて三日間の休日を、心置きなく花見に注ぎ込めたのはよいことでした。
問題なのは来週以降の行動です。まず来週については、もう一週近所で花見をするのが順当かと考えています。当然ながら見頃は過ぎ去るとしても、わずかに咲き残ったソメイヨシノに加え、八重桜もそろそろ咲き出す頃でしょう。枝垂桜を含めれば、近所でもう一週花見をすることも可能です。以前も申したように、なんだかんだで近所の桜が一番という考えが、歳を追う毎に強くなってきました。半月以上も追い続けた桜がわずかとはいえ残っているなら、よその桜を見物するより、慣れ親しんだ近所の桜を選びたいと思っている次第です。花散らしの雨風ですっかり散ってしまったという場合に限り、見頃を迎えているであろう北関東へ出かけることにします。
その翌週には桜前線が甲州どころか信州にまで到達すると予想され、場合によっては高遠の桜も開花しそうです。もしそうなったとすれば、去年より半月早い花見の旅へ繰り出すことになるかもしれません。開花予想と週間予報に釘付けされる毎日が、すぐそこまで近づいてきました。