日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 21:02:38 | 北海道
最終便で羽田へ向かって飛びます。搭乗口へ向かう前に表へ出て北海道の空気を吸います。できれば今年中にもう一度北海道を訪ねたいものです。近いうちにまたお会いしましょう…
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 20:08:09 | 北海道
三日間世話になった相棒と別れて新千歳空港に戻りました。終わってみれば十勝からは終始必要最小限の余裕を保ちながらの移動で、到着まで息つく暇もなかった昨年とは大違いでした。時間にすればせいぜい30分ほどの違いだというのに、精神的な重圧がこうも変わるとは思いませんでした。去年は時間との戦いから解放された安堵感と同時に疲労感が吹き出し、放心状態になったままとるものもとりあえず飛び立ったのに対して、今回は一息ついて道中を振り返る余裕が残っています。上着どころか手袋まで要りそうな道内の寒さが一転、内地へ帰れば半袖でも汗ばむような蒸し暑さが待ち構えているのでしょう。一日着込んだ長袖を半袖に着替えてから搭乗口へ向かいます。
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 18:48:44 | 北海道
道東道を想定内の時間で走り抜け、占冠からの樹海ロードも順調に走って夕張まであと20kmを切りました。十勝から日高へのトンネルを抜けた後、厚い雲が嘘のように晴れて北海道らしい透明な夕空に変わっています。沿道には散りかけながらも所々に桜が咲いています。一本一本鑑賞する時間はさすがにないものの、幸いにして残りの移動時間もある程度計算できるようになったため、国道から一段上がった草地に立つ一本桜の前で車を降りて、これを正真正銘最後の花見とします。去年はどんより曇った道東の空がそのまま続いて次第に暗くなるだけで、時間との熾烈な戦いにも追われて余韻を感じる暇さえなかったのに対して、これぞ北海道というべき夕景と、その中に佇む桜が見られた今回は幸運でした。花見の旅の最後を飾るにふさわしい印象的な光景です。
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 16:43:23 | 北海道
束の間の滞在を経て道東道で一気に距離を稼ぎます。去年はさらに10km以上遠い足寄を10分以上遅く出ているため、その時に比べればわずかに余裕があります。とはいえ対面通行の区間が大半で、遅い先行車に延々付き合わされでもすれば、この貯金もたちまち帳消しになってしまいます。しかも高速を下りるとその先には60kmに及ぶ一般道での移動が待っています。まだまだ先は長そうですorz
エゾヤマザクラが散って山桜に花が残っているのは去年と同じです。どんより曇って全く絵にならないことも。これが今年最後の桜になるのでしょうか。
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 16:08:19 | 温泉
どうにか想定内の時間で本別に着きました。道中最後の温泉となる「本別温泉グランドホテル」に立ち寄ります。一口にグランドホテルといっても千差万別ですが、こちらは会社の保養所然とした二階建ての温泉宿です。浴場は建物と同じく大きすぎず小さすぎない適度な広さで、石をふんだんに使った設えはグランドホテルの面目躍如といった感があります。大理石で縁取られた浴槽に無色透明の滑らかな源泉が掛け流されて、あふれたお湯が石造りの床を伝って流れます。時間も徐々に切迫して、このお湯のよさを十分に咀嚼できないのが少々残念です。結局この温泉以外十勝は素通りになってしまいました。次はもう少しゆっくり滞在したいものです。

本別温泉グランドホテル
北海道中川郡本別町西美里別20
0156-22-3101
1300PM-2200PM
入浴料500円
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 15:05:08 | 北海道
結局392号線経由を選択し本別へ向かって移動中です。38号線経由に比べて総距離は20kmほど長くなるものの、時間が切迫している現状においては、交通量が少なく先行車を気にせず走れることが重要と判断しました。幸か不幸か空もどんより曇って、去年の復路とほぼ同じ状況です。この条件では白糠線の遺構を再訪する理由もなく、ひたすら前へ向かって進めます。この分だと4時過ぎには本別に着き、町中で温泉に寄ってから道東道に乗れるでしょう。どうにか目処がついて一安心といったところです。
素通りするのも何なので上茶路の駅跡だけを再訪します。桜が満開から散り際を迎えているのは去年と同じです。十勝への峠を越える手前の桜が、今年眺める最後の桜になるかもしれません。
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 13:59:18 | 北海道
白糠の道の駅で昆布と干物を土産に買います。気温は下がって7度、目の前には鉛色の大平洋が広がります。遅れは徐々に拡大して今のところ去年より二時間半遅くなっています。まっすぐ走ればまだ余裕はあるはずなのですが…
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 13:21:09 | 北海道
道東の日本橋、幣舞橋のロータリーから38号線を西へ向かいます。実感が湧かないとはいったものの、いざ釧路を離れるとなると俄然感慨が押し寄せてきます。
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 12:48:44 | 北海道
沖縄から始まった花見の旅も、これにて一旦完結です。この後は復路の長距離移動が始まります。釧路を出る時点で去年に比べて二時間ほど遅れており、これ以上の寄り道は事実上不可能です。まっすぐ走れば三時台には十勝に着きます。もしそうなれば温泉に立ち寄り、万一ロスタイムが出れば温泉をパスして道東道でひたすら距離を稼ぎます。道東道に最短距離で到達するなら白糠から392号線経由という往路と逆のルートをとるべきところ、沿道には白糠線の遺構が各所に残ります。去年はこの探索で時間を大きく消費し、最後の移動が熾烈な戦いになってしまいました。ましてや今回同じことを繰り返せば完全に破綻してしまいます。寄り道の機会をそもそもなくすという点では、そのまま38号線を進むのがむしろ賢明かもしれません。どちらにするかは白糠まで走る間に考えます。
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 11:59:06 | 北海道
釧路で最後の、なおかつ今年最後になるかもしれない花見は春採公園で締めくくります。天候は相変わらず平凡ながら、昨年より大分ましな条件ではあります。これが最後といわれても実感が湧かないというのが今の率直な心境です。釧路を離れるにつれて、あるいは帰った後で初めて実感が湧くのでしょうか。園内の桜は平均してざっと三分から五分咲き、遅咲きの木を選べば来週末まで花見はできます。できれば来週、そうでなくともまた来年お会いしましょう…
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 11:19:34 | B級グルメ
10時のおやつと土産購入をかねて六花亭に寄ります。あまりに有名なバターサンドだけでは、この店のよさを半分しか知ることはできません。打ちっぱなしのコンクリートを活かした瀟酒な店を二階に上がれば眼下に春採湖が広がり、すぐ下の庭園にも湖の向こうにも桜が咲いています。特等席に腰を下ろしてお茶をすすれば、これから始まる時間との戦いのこともしばし忘れてしまいます。実は今の時点で昨年以上の遅いペースなのですが…

★六花亭 春採店
釧路市春採3-19-1
0154-42-5562
1000AM-1800PM(喫茶1100AM-1730PM)
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 10:31:47 | 北海道
昨年釧路で最後に訪ねた鶴ヶ岱公園に立ち寄ります。当時に比べて開花が遅く、ざっと見積もって見頃を迎えた木が全体の三分の一で、ほぼ蕾だけという木がやはり三分の一程度残っています。厚岸はともかく、釧路なら来週末まで花見ができるということがこれではっきりしました。別れの挨拶代わりに来週再び道東へ行くというプランが、相当程度現実味を帯びつつあります。
それにしても今日の冷え方は半端ではありません。昼の前後は半袖で過ごせた昨日に対して、今日は内地でいうなら早春を思わせるような冷たい風が吹き抜けて、上着を持たずに出たのを後悔してしまいます。まさに花冷え、五月の下旬でこの寒さとは驚きです。
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 10:12:51 | 北海道
何度か通うと同じ街にもそれまで見過ごしていた様々な表情があるということに気付くものです。今回でいうなら、それは釧路の呑み屋街の独特さです。長屋形式の呑み屋街が非常に多いのです。それも帯広のようなある程度画一化されたものではなく、それぞれに個性があって、一つ一つ観察するとなかなか楽しめます。あまり時間を使いすぎるとこの先の移動が厳しくなってしまうのですがね…
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 09:48:41 | 北海道
幣舞橋のたもとで千島桜を眺めます。気温は11度、昨日の同じ時刻と比べてもさほど変わらないものの、時折吹く微風が冷たく感じられます。並んだ木々は総じて五分咲き程度で、散り際でよければ来週末も花見ができそうです。
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北海道花見の旅2011 三日目

2011-05-23 08:56:16 | 北海道
宿で朝食をとってから出発します。今回世話になったのは「ホテルラッソ」で、繁華街に位置してめぼしい呑み屋が全て徒歩三分以内、なおかつwebの割引で駐車場代を入れても三千円台の前半で一泊できるという実にありがたい宿です。しかもただ寝るためだけの部屋ではなく、広さもビジネスホテルとしては必要にして十分です。そして何より素晴らしいのが朝食です。ビジネスホテルによくあるバイキングなのですが、この品数が和惣菜と洋惣菜でそれぞれ五品ほどあり、バランスのとれた朝食が和洋一人前ずつできてしまうのです。しかもそれぞれの品が手作りで、安かろう悪かろうではありません。高級ホテルの朝食がどんなものかは知りません。しかし、少なくともビジネスホテルの朝食サービスに関していえば、ここまで充実している所は他にありません。道東で泊まるときにはこれからも必ず世話になりたいと思う良宿です。
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