日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 21:49:41 | 温泉
宿の近くの銭湯で冷えた身体を温めます。温泉に入れればそれに越したことはなかったとはいえ、宿のユニットバスと銭湯では大違いです。とりたてて古いわけではないものの味わい深い建物も良。それにしても、五月の下旬で熱い風呂が冷えた身体を温める手段になるのですから、じっとしているだけでも汗が流れる内地とは全くの別世界です。

★白山湯
北海道釧路市川上町7-1
0154-22-2310
1230PM-2230PM(月曜定休)
入浴料420円
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 21:39:12 | 北海道
44号線を走って釧路の街に戻りました。昨晩ほどではないにしても、時折霧に覆われながらの幻想的なドライブでした。結局温泉は時間と距離のロスが大きく断念と相成りました。代わりに銭湯で一風呂浴びてから夜の街へ繰り出します。現在の気温は7度、吐く息が白く、上着なしにはじっとしていられないほど冷え込んでいます。
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 19:44:34 | 北海道
すっかり暗くなったところで国泰寺に戻りました。最後の夜桜となったのは今年もここの桜でした。温泉の利用客が行き交う場所で華やかに照らされた昨日の桜と違って、今日の桜は人影もない境内で街灯にぼんやり照らされています。しかし、単なる淋しさとは違う風情をこの桜は放っています。去年はこの桜を眺めつつ、二ヶ月に及んだ花見の旅を振り返りいつまでも感慨に浸ったものです。北海道まで二年続けて桜を追った今回は、さすがに初回ほどの感慨はないものの、一月の沖縄から続いた花見の旅が北海道の果てでついに完結するわけで、やはり感慨深いことには違いありません。今年も桜とともに日本列島を縦断できたこと、その旅をここで終えられることに感謝しながら、しばしの間名残の夜桜を鑑賞します。来年も再会できることを願いつつ…
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 18:59:42 | 北海道
子野日公園を訪ねます。園内には街灯もなく、桜の木々がわずかな残照を受けてぼんやり光っています。これで月でも出てくれれば風情があってよいのですが、残念ながら天候はそこまで回復してはくれませんでした。しかし、天候不順で何が何やらよく分からなかった去年に比べ、今年はいかにも道東らしい桜が見られて満足しています。去年は無人だった園内で、地元の若者と思しき一団が花見の宴に興じています。もちろんもうもうと炭火を焚きながらです。北海道と桜の一味違った関わり方を体感した今日の花見でした。
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 18:10:16 | 北海道
厚岸湾に沈む夕日を望みます。これまで北海道で眺めた幾多の夕日に比べれば、今日の夕日など取り立ててどうというほどのものではありません。しかし、どんより曇った空がただ暗くなって行くだけだった去年に比べれば、鏡のように凪いだ水面に夕日が映える今日の光景には情緒があります。明日も朝方までは釧路市内で花見をする予定のため、これが最後という心細さはありません。このまま暗くなるのを見届けはするものの、ほどよいところで切り上げて、温泉にでも寄ってから釧路に戻ります。
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 17:36:12 | 北海道
狙い通りに雨が弱まり日が差してきました。大分日が傾いたとはいえ、雲間にのぞく夕日とそれを浴びた桜の組み合わせは絵になります。日没までの残り時間も少なく、今から先を目指すという状況ではありません。去年と同様今回も花見は厚岸で打ち止めにして、桜とともにここで最後の夕暮れを迎えることにします。
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 17:19:00 | 北海道
回復傾向だった天候が小一時間前から陰り出し、とうとう雨が落ちてきました。しかし遠くの空は晴れていて、にわか雨であることが分かります。止んでくれれば雨上がりの夕日に染まった桜が見られるかもしれません。しばらくはこのまま様子をうかがいたいと思います。
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 16:05:28 | 北海道
国泰寺を訪ねます。今日眺めた桜がいずれも北海道らしさを随所に滲ませていたのに対して、こちらの桜はどこかで見たことのあるような咲き方をします。高台の麓から上に向かって桜の木々が立ち並び、遠くから見ると山が一面桜色に染まっているようです。加えて花の数が多く、しなだれかかるような枝振りもソメイヨシノに似ていて、内地で眺めた桜が懐かしく思い出されてきます。一度訪ねた場所とはいえ、どんより曇った去年の空と時折日も差す今年の空では見えるものが違います。エゾヤマザクラが傾き出した日を浴びて、見たこともないような鮮やかな色合いに染まっています。
それにしても、日が少し傾いただけだというのに冷えてきました。12度ということは昨日の夕暮れ時とほぼ同じ気温です。しかし、半袖シャツを着て夜風を涼しく感じた昨日に対して、今日は長袖シャツを羽織っただけでは足りず、さらに一枚着込んでちょうどよく感じます。この冷え込みが昨日と同じ気温だとは信じられません。南九州の日差しが気温以上に熱く感じられるのと同様、数字では測れない空気の冷たさが道東にはあるのかもしれません。
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 15:23:42 | B級グルメ
厚岸に着きました。花見の前に遅いお昼をいただきます。厚岸といえばカキです。カキが特段好きなわけでもないとはいえ、ここで他のものをいただくという選択も考えられず、去年訪ねた「桜亭」でカキフライを食します。

鮨の桜亭
厚岸郡厚岸町真栄 2-149
0153-52-3702
1100AM-2030PM(LO)
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 14:08:19 | 北海道
小学校の校庭で、桜の木々が満開の花を咲かせています。校門から平屋の校舎へ向かって広い砂利道が続き、その両側に桜の木が並んでいて、牧草地の桜とも違った北海道らしさがにじみ出ています。片無去という一度聞いたら忘れられないゆかしい地名とともに、深く印象に刻まれそうな光景です。実は、この期に及んで厚岸までまだ20kmを残しており、この分だと去年に続き時間切れで厚岸止まりという可能性が高くなってきました。しかし、たとえ本土最東端の桜を逃したとしても、その代わりにかくも雄大な桜が見られたのですからよしということにします。天候は引き続き回復傾向にあり、所々青空がのぞいて日が差すようになってきました。夕方までこの調子で行ってもらいたいものです。
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 13:27:35 | 北海道
44号線を離れ、内陸の道道経由で厚岸へ向かいます。うねうねとした牧草地が視界の彼方へ続き、その間にエゾヤマザクラが他の木立に混じって一本、二本と立って花を咲かせており、小岩井の一本桜を彷彿させるような雄大な光景がそこかしこに広がっています。立ち止まっても他に行き交う車は滅多になく、風に揺れる草木のざわめきと小鳥のさえずりの他には、時折牛の鳴く声が聞こえて来るだけです。去年の旅では気付かなかった北の大地と桜の取り合わせにしばし足を止めます。
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 12:23:36 | 北海道
すっかり長居してしまいましたが移動を再開します。この手の地元向けの名所では、あまりにのどかでついベンチなどに腰かけてのんびりしてしまい、自ずと滞在時間が延びます。昨日と違い天候がよい方向に振れて薄日が差してきました。去年はどんより曇って全く絵にならなかった厚岸の桜も、これならそこそこ楽しめそうです。
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 11:59:03 | 北海道
緩やかにカーブした園内の小道の両脇に、桜がタンポポとともに咲いています。そこそこ成長した片側の木が三分から五分咲き、しかし後から植えられた反対側の若い木ではようやく蕾が色づき出したところで、ここから開花までには少なくとも三、四日はかかりそうです。こうなると、これで最後と思っていても、来週再訪するプランが浮かんできてしまいます。もちろん今週で完結という方針は変わりませんが、来週末の土日の予報が快晴ならばどうなるかはなんともいえなくなってきました。果たしてどちらへ転ぶのでしょうか(ニヤリ)
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 10:52:29 | 北海道
釧路郊外の花見の名所、別保公園を訪ねます。去年は霧雨の中訪れる人もなかったこの公園が、今年は広い駐車場が満車になるほどの大賑わいです。ただ、大賑わいといってもほとんど全ての車は地元ナンバーで、静内の桜並木などとは違って各地から見物客が押し寄せる名所ではなく、地元客がのどかに花見を楽しむ場所であることが分かります。屋外のステージではイベントが開かれ、その脇には露店が並んで、広い芝生で家族連れや仲間同士が宴を開いています。それもビニールシートを広げたありふれたものではなく、キャンプのごとくにもうもうと炭火を焚いた豪快な宴です。花見の仕方一つとっても北海道のスケールは違います。
桜は早咲きの木で満開間近、遅咲きの木で赤い蕾とばらつきがあり、平均で五分咲きといったところです。遅咲きの木なら来週末でも花見ができるでしょう。
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北海道花見の旅2011 二日目

2011-05-22 09:37:13 | 北海道
二日目の朝はカモメの鳴き声で目覚めました。情緒的な光景が釧路ならではです。夜更かしがたたって少し遅れましたがこれから東へ向かって移動します。まずは厚岸の桜を再訪して、時間が許せば根室まで足を延ばしたいと思います。納沙布岬まで往復しても300km, しかもその半分は暗くなってから一気に走ればよいのですから、やってやれないことはないでしょう。
天候は今日も今一つで、今のところは明るくもなければ暗くもない中庸の曇り空になっています。この後も日が差すことは一度もなく、夕方からは雨まで降ると予想されています。道央などではそこそこ天気がよいらしく、どうやらご丁寧にも昨日の雲を追いかけて道東まで来てしまったということのようです。昨年飛び入りさせてもらった萱野駅での花見が、今年は一週順延されて今日開催になるそうで、それなら道央に残ればよかったかという気がしないでもないものの、小雨に煙った道東の桜も悪くはないものです。市内の桜は明日に回して、天候が崩れる前になるべく東へ移動しておきたいと思います。
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