日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

毒を食らわば皿までも 2011(3)

2011-05-17 22:56:23 | 旅日記
かねてからの予告通り、今週末は最後の桜を追って北海道へ渡ります。しかしここで予想外の事態が起きています。というのは、道東の開花が遅れていて、最新の開花予想によれば最も遅い根室で23日、つまり今週末どころか来週末まで花見ができるのです。今週末に釧路、根室で最後の花見をして締めくくるというのが当初の想定で、そのために来週月曜に休暇をとって航空券もレンタカーも手配していたところが、この情勢では二週連続の北海道というプランも現実味を帯びてきました。
今の開花状況なら、今週末に道東へ行っても仕方がないため、初日は千歳から富良野を通って旭川に泊まり、翌日は滝上の芝桜など道東と道北の中ほどを回って旭川か札幌まで下り、最終日は空知で遅咲きの桜を探すのがよさそうです。開花状況を考えると初日と最終日の行程を逆にしたいところではあるものの、空知からの方が千歳までの帰りの移動時間が読みやすく安心感があります。安全策をとるなら富良野が先で空知が後、冒険するなら空知が先で富良野が後という選択になるでしょう。いずれにせよ、北海道ならたとえ一週間あっても退屈することはなく、図らずも巡ってきたこの機会もそれなりに楽しめそうです。
それより問題なのは翌週です。今年は一月の沖縄からスタートした以上、最後は道東で締めくくりたいというのがかねてからの構想であり、かくなる上は天候にかかわらず来週も行くという方針だけは固まりました。ただ、わざわざ道東まで行くからには一泊二日はあまりに短く、もう一日休暇をとりたいところではあります。ところが、大型連休の谷間を含めて既に二日休んだ今月にあっては「居候三杯目にはそっと出し」になってしまいます。まあ天候と開花状況は水物だけに、この先一週間で急速に開花が進み、来週末には散っていたということが起こらないとも限りません。また来週末が悪天候と分かっていれば、別れの挨拶代わりに釧路の近辺だけを回れれば十分ともいえます。そうだとすれば、土日でどうにか行って帰れないこともありません。三杯目を差し出すかどうかはこの先数日の状況を見極めて判断したいと思います。
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