言延生日

例年通り我が家で静かに迎える誕生日でした。昨年の大吟醸酒に続き、今年は職場から酒器の贈呈が。それも薩摩錫器の由緒正しい品です。錫のちろりの持ち合わせはあったものの、ぐい飲みは持ち合わせがなかったので渡りに船でした。そういえば少し前に職場の宴席で酒器の好みについて聞かれたことがあったような。開けた瞬間全てがつながる心憎い演出でした。梨地仕上げの表面と削り出しの内面の風合いが味わい深く、手にしたときの質感と重量感、酒の色まで映し出す清冽さにも筋のよさが感じられます。大切に手入れしながら使って行きたいと思う名品です。どうもありがとうございました(最敬礼)