日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

この季節の楽しみ2010(4)

2010-06-27 23:39:44 | 野球
先週末に沖縄で幕を開けた今年の夏の高校野球ですが、今週末からは南北北海道大会が加わり、試合数も増えて俄然面白くなってきました。来週末には東西の東京大会と福岡、鹿児島が他地域に先駆けて開幕し、翌週末が開幕のピークを迎えるという状況です。今週末は組み合わせ抽選会のピークにあたり、本日終了時点で33大会の組み合わせが決まりました。公式サイトのトップを飾る日本地図では、開催中を表す黄色が3大会、組み合わせ決定を示す青が33大会で、グレー色分けされた抽選前の大会は残りわずかになりました。戦いが進むにつれて日本地図が日ごとに色を変える様子は、桜前線の北上を眺めるかのようで、それが自分にとっての初夏の楽しみになっています。大半の大会では組み合わせが決まったばかりなので、桜でいうなら蕾がようやくふくらみ出したといったところでしょうか。あと半月もすればこの地図が黄色で埋め尽くされ、さらに半月もすると代表決定を示す緑色が少しずつ日本列島を彩ることになります。
注目のカードを一つだけあげるとすれば、愛媛大会の松山商×松山南の対戦です。昨年は7月下旬に全国の大トリを飾った松山商が、今年は愛媛大会の初戦を戦うことになりました。春夏合わせて42回の甲子園出場と7回の優勝を誇る高校野球界の最高峰も、21世紀に入ってからは苦難の時代が続いていることは昨年記した通りですが、今年の春季大会も昨年代表の西条に0-13の大敗を喫するなど、相変わらず格下には勝つが格上には手も足も出ないという状況が続いており、今年の夏はノーシードからのスタートになります。とはいえ、今回は組み合わせの運に恵まれ、初戦の相手は過去四年中三回が初戦敗退という無名校の松山南、それ以降もさしたる強豪との対戦がなく、準々決勝で初めて今治西、宇和島東といった強豪が(おそらく)出現するという状況です。ま、昨年は三年連続初戦敗退の無名校に足下をすくわれただけに、今年もどうなるかは分かりませんがね…

今日初めて虫の声を聞きました。季節は少しずつ夏へ向かいつつあるようです。
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