駄日記

ゲーヲタの駄日記。好きなネタについてダラダラ書いてるチラシの裏。

かまいたち祭り

2007年09月09日 | レビュー・感想
『かまいたちの夜×3』を金の栞まで出してクリアしたんですが。

個人的な感想としては「2」のハジけすぎちゃったノリと違って、どちらかといえば「1」のようなミステリー物っぽく戻ってくれたのが面白かったよと。「2」の話の後に真相もクソもねーだろとは思ってたものの、テキストやらまとめ方なんかは「2」より遥かに上手くまとまってて良かったとは思う。

「2」はホントねぇ…。真犯人が○○してたりとか。トリックが力技すぎだとか、メインシナリオもアレだし、サブシナリオの大半がひたすらグロいだけだとか、「1」の緊張感が好きだった俺はあんまり好きになれんのですよ(底蟲村編と妄想編は楽しかったけど。)。「2」は私的にはライト層向けっぽい気がすんのなぁ。手軽にサウンドノベルを楽しむ…という点ではいいとは思うんですけどね。「2」は。

あと、正直、本作に採用されている『街』みたいなタイムテーブルを使ったザッピングは面倒で仕方なかった。街のザッピングシステムはザッピングによって、全然違う場所にいる人の運命が変わるという偶然性が楽しかったんだけど、かまいたちの夜×3のは密室だからか同じような文章が何度も出てきたりしてとってつけたような感じしかしなくて、誰かがバッドエンドを迎える度に主人公変えてバッドエンドを回収していかないといけないってのは面倒臭い&水増し臭いだけでなんかエンディング集めてる気があんまりしなかった。それとザッピングのおかげで何度も何度も同じ文章を読んだりしないといけないのがかったるい。真犯人を当てにいくための推理にもってくためのフラグ立てもめんどいし…。

あとはボリュームが少なすぎ。メインシナリオも数時間あれば終わってしまうし、サブシナリオは少ないし、エンディングを全部回収しても10時間…あれば終わっちゃうような…。「1」「2」のメインシナリオも収録されてるのですが、そっちはSFC版をはじめ、どれももう腐るほど遊んだのでやる気ありませんし。「1」「2」を入れる必要性ってあったんでしょか。

まあ、不満点もそこそこに個人的なシリーズ全体の感想なのですが、「1」は本編の出来がやっぱよかったし、「2」はメインシナリオがアレなのは置いておいてもオマケはいっぱいあったし、フローチャートは便利だったしでボリューム面は満足出来ました。

で、「3」に関してはかまいたちシリーズのファンならボリュームの無さはおいといても、シリーズ完結編なんで楽しめるとは思います。ぶっちゃけ、ファンディスクみたいなモンかなぁ。一応メインシナリオは面白かったけど、やっぱボリュームないし。「2」の後にしては快適じゃないし。「1」「2」やったことある人には定価じゃ薦めません。逆に「1」「2」をやったこと無い人はいいかもしんないです。「1」「2」のメインシナリオをやれますし(分岐やバッドエンドもキチンとあるし。)。

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