駄日記

ゲーヲタの駄日記。好きなネタについてダラダラ書いてるチラシの裏。

「まだミディアムレアなんだがな」

2007年11月29日 | レビュー・感想
てことで、『ギルティギア2 オーヴァチュア』のレビュー。

ジャンルが従来の2D格闘ゲームから、リアルタイムストラテジー+3D対戦アクションに変更され戸惑った人も多かろう本作。かくいう俺もその一人ですが、実際に何度かやってみた感じ、このゲーム単体として見れば、個人的にはこれはこれでアリじゃないのかなという気がしないでもありません。

ゲームの流れとしては、マスター(司令官)を初めとする自軍を操作して、各ステージ毎に点在するゴースト(拠点)にサーヴァント(手下)を送り込み、陣取り合戦をしてマナ(資産)を得ながらサーヴァントを増やしていき、最終的に相手の本陣に攻め込み、相手のマスターゴースト(相手本陣)を倒せば勝利というルールです。文章にしても妙な単語が多くて分かり辛いですね…。

まあ、ソルの旦那曰く「様はマスターゴーストを潰せばいい」のですが(※もしくは相手のマスターを数回倒す)、GG2は普通のRTSと違い、自キャラであるマスターを3Dアクション的に動かすことも可能だというところが、単純に戦略だけでは勝利することは出来ないという独自の競技性を生み出していると思います。

どんなにプレイヤーが上手かろうが無双の様に暴れてるだけではまず勝つことは出来ません。相手がサーヴァント+マスターで攻め込んできたら自キャラだけで凌げるか?というとそりゃツラすぎるし、相手のマスターゴーストを自分のマスターだけで破壊することはほぼ不可能なので(※サーヴァントでバリアを削る必要がある)、サーヴァントに命令して戦略を練っていく必要性があります。

逆に戦略だけで全てが上手くいくかというとそうでもありません。前述の通り、相手もマスター自身が色々とちょっかい出してきたり、相手が送りこんできたサーヴァントが本気で殺しにくるんですからね。RTS(命令)と3D対戦アクション("Melee"(乱戦・乱闘))を掛け合わせた「メーレーアクション」というのが本作のジャンルですが、これはこれで面白いと思います。ワリと本気で。

…戦略モノにアクション性が加わってるおかげでクソ忙しいですけどね。サーヴァントを召喚して進軍させようと思って色々やってたら、いつの間にか敵マスターに襲われていただとか、敵と出会ったので、逃げるか、戦うか?みたいな…局面もちょくちょくありますし。臨機応変に対応出来るプレイヤー性能もカナリ問われると思います。本作を次世代対戦ツールと広告では謳っていましたが、中々に新しいゲームだと思いますよ。

不満はなんだろう…?難易度が高めってのは今までのギルティもそうだったからいいんですが、今回はジャンルもジャンルだしで相当とっつきづらいと思いますし、ある意味GGシリーズのキモだと思っていた爽快感もあんまり無いかな…というのがあります。コンボが2D格ゲーと違ってイマイチ組み立てづらいし、そういうののせいで瞬間的な楽しさよりは、自軍が相手を圧してる時の方が楽しいかもなぁー…とか?以前のギルティと違って楽しさのツボが大分違うのは仕方ないんでしょうかね。使えるキャラもカイを含めて今のところ6キャラだけだし…。

後は操作性が今一つこなれてない気がします。特にマップを開いてサーヴァントをどのルートに進軍させようかな…なんて時は特に気になります。ゲームが進行不能になるバグもあるようで、公式HPでは早くも対処法が掲載されてます。その他のアップデート対応もスムーズな点については360で出しといてよかったんじゃないですかね。PS2版GGXXACもちゃんと対応して欲しかったよ…。

2D格ゲーのギルティが大好き、RTSは別のゲームを少しやったことがあるくらい、世界観やキャラ、BGM等の石渡ワールドが好きな人間としての感想なのですが、ゲーム単体で考えた場合のゲーム性は個人的にはアリといえばアリだと思います。とにかく独特なゲームなので、単純な3DアクションともRTSとも違う新しいゲームになってるとは思いますし。

そりゃ2D格ゲーの方が好きですが、荒削りに見えて、CPUとの対戦なんかも意外と絶妙なバランスで成り立っているのが面白いというか。戦略性とアクション性の二つが見事に融合してると思います。オンライン対戦してないので対人戦のバランス面はまだなんともいえませんが、さすが石渡氏だと思いました。#RELOAD辺りで飽きて、格ゲーほったらかしにして数年かけて作った甲斐はあったんじゃないでしょうか。RTSが嫌いじゃなくって良かった…というよりはアクション性があってよかったといった感じですかね。命令するだけのゲームだったら恐らくこんなに褒めてません。

逆にギルティは絶対に2D格闘ゲームじゃないと駄目だという人には間違いなく薦めません。操作性も完全に2D格闘ゲームのそれとは別物になってますし、格ゲーと違ってテクニックだけで勝てるというようなゲームでもありませんが、当然多少のテクニックは必要な部分もあってとっつきづらい部分ありますし。2D格ゲーとしてのファンだった俺もここはカナリ戸惑いました。

ギルティの世界観やキャラが好きだったという人には、キャラがGGXからほぼ総入れ替えさせられてるところ以外は、ストーリーもようやくの新展開を見せるのでそこら辺が好きなら楽しめるかと思います。ストーリーやってて思ったことは、GGXの話はやっぱり外伝だった模様です。ゼクス以降の話はあんまし出てきません。キャラもソルとカイ以外は総入れ替えだし。ごっそり既存ファン減りそうだな。大好きなソルの旦那の声が変わってるのも俺としてはショックだよ…。

あと個人的にギルティギアシリーズのBGMは大好きなのですが、マスター同士が戦ってる時に流れるBGMなんかはやっぱり魅力的ですし、オール新曲となってるのが嬉しすぎます。個人的には3Dになってしまったキャラにはあまり魅力感じないですが、ギルティギアの世界観が好きな俺としてはここらへんは中々楽しんでます。

全くギルティギアというゲームを知らない人は合えば面白いと思います。むしろこの層が一番素直に楽しめるんじゃないかと思います。RTSが好きな人向け?に、マスター自身が弱くてサーヴァントが強いキャラなんてのもいるんで、そこらの個性付けもしっかりしてるかと。アクション要素も結局は強めなんでなんとも言い難いですけどね…。ひとまずXbox360本体とHDDがある人は、体験版を触って気になったら製品版をやってみるのもいいかもしれません。ハマる人はハマると思いますが、好みの激しすぎるゲームだとは思いますし。

さて、なんだかよく分からない感想になってしまいましたが、何度も繰り返し言うように、合う人には合う、合わない人には全く合わないといった感じの作りだと思います。ギルティファンにとっては格ゲーとしてのファンが楽しめるかは微妙でしょう。ストーリー・世界観が楽しめるのならジャンルこそ違えど、楽しめるのではないかなぁ…と。

…ここまで褒めたけど、やっぱり格ゲーの方が楽しいし、この路線で続いてもらってもあんまり嬉しくはないので、ブログ更新停止する気は変わらないけどね。一応、今月中に停止すると明言してるので明日にでも軽く挨拶だけ書いてさっぱり終わらす予定です。こんな無駄文に長い間お付き合い頂いてもらってありがとうございました。

ムック見ながら適当に対戦中

2007年10月11日 | レビュー・感想
結局、PS2『アルカナハート』を買ってしまった。ポイント使って1400円ぐらいだったからいっか……と。

キャラが全員女キャラであからさまにアレなのもいますが、2D格闘ゲームとしての作りはそこそこしっかりしてるとゲーセンで稀に遊んでた時から思います。今回の移植にあたり、旧バージョンとFULL!の2バージョンを収録してますが、旧は今やると結構混沌としてる気がしますねぇ…。

それはそれとして、ゲームシステムの目玉としてはホーミングとアルカナですか。ホーミングはアルカナボタンを押し続けてる間相手がどこにいようが相手を追いかけ続けるというシステムです。ここから更にホーミングキャンセルなどを駆使してコンボを仕掛けていくっつー感じです。ホーミングで他のゲームにないような動きが出来るのも魅力ですね。コマンド入力の猶予とかは結構甘め。

で、アルカナセレクトはキャラ選択時にアルカナを選択します。選んだアルカナ毎に固有の必殺技があり、キャラ+アルカナで様々な組み合わせや戦略が楽しめるといった感じです。勿論強めな組み合わせもあったりするので、そーいうのが見つかるまでは中々良かったんじゃないのかな…とは思いますよ。ゲーセンでもそこら辺のバランスは少し気になる部分あるみたいな話だし。

家庭用の独自要素としては無印とバージョンアップ版である「FULL!」の両方のバージョンを選択出来る他、OPアニメが追加されたり、ストーリーモードがフルボイスになったり、ギャラリーモードが増えたり、フィオナが全てのモードで最初から選べるくらいで少し貧弱な感じはするので、対戦用に買うのがいいかもしれません。無印vsFULLってのも出来ますんで。ストーリーモードは分岐が最後に少しあるくらいだし…、練習用というのも対戦台が減ってきてる現状でイチから覚えるのは中々敷居が高いし…。一人用は少し飽きが早いかも。

ゲーセンで暇つぶしに遊んでた時からの感想としては、システム面の目新しさはあまりないですが、グラフィックもハイレゾで綺麗だし、キャラがツボにハマれば、それなりに良い作品だとは思います。キャラが全員女キャラというアレなのでプレイする層はハッキリ分かれそうですが、家庭用だからそーいったツッコミもあんまし気にはしなくて済むだろし、俺の行ってるゲーセンからはFULL!の基盤ボッタクリ価格騒動のせいか、早々に撤去されちまったんで、家で適当に遊びたかった身としては移植してくれて助かったという話なので。やり込む気はあんまないけど。

個人的には、ゲームの全体的なスピードが少しもっさりしてる様に感じてしまうので、もちっとゲームスピード上げてくれてもいいような気がするのですが、どうだろう。それとこれだけキャラが狙ってるのだから、対戦前の掛け合いとかも追加してはいかかだろう…。改めて見てみるとその辺が少し勿体無い感じ。あと個人的にコントローラで遊ぶの無理。

買いか買いじゃないかと聞かれたら個人的には少し微妙かも。初心者さんへの配慮もほとんどないから意外と複雑なこのゲームをゼロから覚えるのは結構難しいし、今冬に「2」が出るから練習用としても気持ち微妙だし。ロードもそこそこ長め?で(特に画面が暗転する時)、なぜか音質も悪くなってるような気がする。アーケード版と違って対戦開始前のカクカク具合が直ってたりするのはいいんだけど、んー…。

2バージョン選択出来るとか、ストーリーがフルボイスくらいで家庭用のオマケもあんまりないし。そこらが少し残念というか、ちょっと物足りない。ミルドレッドも使えないっぽいし?確かに使えたら卑怯臭いけどさぁ、ただでさえモード少ないし、キャラも少なめなんだからさぁ…。てな感じに、やり込み要素も殆どないので迷ってる人は少し考えてみておくんなまし。

…こっから戯言なんだけど、どーせならさ。女子高生から始まり、巫女、メイド、スク水+ランドセル、魔女っ娘など、ここまでキャラがアレなのならPSの「私立ジャスティス学園」みたいなアドベンチャーモードでも導入して、ギャルゲーモードでもオマケで入れたらどうでしょ…と思うんだけど。そうすりゃキャラ物としての魅力もアップしそうなんだけど、やりませんかエクサムさん?

役割は果たすさ

2007年10月04日 | レビュー・感想
ウチの弟が、PSP『ガンダムバトルクロニクル』買ってきたんでレビュー。

バンダイのキャラゲー=地雷って話も多いですが、数あるガンダムゲームの中でもこのシリーズはかなり面白い方だと思います。基本的には最初に自パイロットを作成し、自分が所属する軍のミッションをクリアしていってガンダムのストーリーを進めて行くカタチになってるのですが、ミッションをクリアするごとにチューンポイントが手に入り、好きなMSを強化していけるのがイイ感じです。

今作では、機体の改造の他に、個別に機体の武器が改造出来る様になったのでやり込み度がさらにアップ。チューンポイントも溜まりやすくなったし、MSもバトルロワイアルには居なかったマイナー機体が増えてるのは嬉しい。なお、前作、前々作のセーブデータがあると全ての機体にチューンポイントのボーナスが貰えます。(※タクティクスのデータで+300P、ロワイヤルのデータで+200P)

システムもゲームっぽく、操作になれてくればステップキャンセルしまくりでジムでも物凄い動きが出来たり、今作では空中チャージブースト格闘~格闘~チャージ格闘~打ち上げた敵に向かってチャージブースト格闘なんて無茶苦茶な動きも出来たりするのでやたら軽快で気持ちいいゲームになってると思います(スペシャルアタックがあるので、ここまで無駄にコンボをやる必要はあまりないが)。特にガンダムあたりの高性能な機体を入手すると物凄くスピーディーなゲームに化けるのでそーなってくると楽しくて仕方ないです。

グラフィックも前作から更に綺麗になって雨とかの演出は素敵だと思うし、「ポケットの中の戦争」のサンタのダミーバルーンの演出も原作どおりに再現されてて素敵だと思ったし、ロードはオプションに入るときなどにでも発生するんで、回数は多目だけど特に不満はなし。BGMは地味にPS2のクライマックスU.C.の曲とかが追加されてて嬉しかったり。なんかクライマックスU.C.のオペレーターも増えてるし。

ボリュームも片方の軍をZ編までクリアするには平均で約5~10時間ぐらい?と結構あるのが嬉しい。1st、0083、Zのストーリーは端折ってはいるものの、キチンと収録してるし、クリア後の要素も多いし。クリア後に手に入る隠し機体、ガンダム(ラストシューティング)のスペシャルアタックのあまりのバカさに吹いたり。本当に真上に撃ってどーすんだよ!!ロード中に表示される壁紙もアッガイとか、かなりネタまみれだしね!なんで手を繋いでんの!(つД`)

他にもガンダムにスーパーナパームが装備されてたりとか色々と細かいところでがんばってたりするんだけど、欲をいえば、あのMSが居ないだの(※キャラに関しては声はないものの名前だけは表示されるキャラが増えた。マッシュとかオルテガとか。)、ZZ以降の機体が物足りないだのはありますが、そこら辺は次回作に期待という感じ。UMDの容量もまだまだ余裕あるみたいだし。個人的にはひとまず1stからCCAまで通してやってくれれば文句ないので、開発のアートディンクには頑張って貰いたいところ。

個人的に嬉しいのはSガンダムが出てくるのが嬉しかったりするんだけど、出来ればEx-Sも出して欲しかった感じ。Sガンダムすらまだ出してはいなけど、どうやら今作にはいないっぽいので。ゴツゴツしまくったEx-SのがSガンダムより好きなんで出して欲しかったなぁ。あとジムキャノンIIは入れようよ。0083の主要(?)MSだろ。一応…。キース…。(;´Д⊂)

このほか、不満…っつーか、全体的に難易度が上がってるのはいいんだけど、敵MAが露骨に強化されてるのがムカつくわけで。対MA戦ではスペシャルアタックなどを使ったゴリ押しプレイになってしまったりするのが少し嫌というか。ヴァル・ヴァロ戦なんかあまりに理不尽でイライラしたよ。コウ役に立たないし…。相変わらず、たまに地形に引っかかるのも少し残念かも。

あとイメージ吸い出して対戦・協力プレイ試してみたんだけど、全ミッションで協力プレイ出来るのはいいんだけど、二人で一緒にミッションを進めていったり、協力ミッションでSランクをとってもキャンペーンに反映されなかったりするのが少し残念な感じ。対戦は身内でやるんなら楽しいけど連ザとかに比べると大味すぎるとは思うんで、全ミッションで協力プレイが出来ると聞いて、協力プレイ要素の充実に期待してたんだけども、人間二人だと簡単すぎるのかなぁ…。

全体的には前々作、前作から正当進化してると思います。基本的にはくどくどと原作のイベントシーンが表示されたりするゲームではなく、サクサク進んでいくゲームなので、アクションゲームが好きな人なら原作あんまり知らなくても楽しめると思う。原作ファンは普通に楽しめるかと。

かまいたち祭り

2007年09月09日 | レビュー・感想
『かまいたちの夜×3』を金の栞まで出してクリアしたんですが。

個人的な感想としては「2」のハジけすぎちゃったノリと違って、どちらかといえば「1」のようなミステリー物っぽく戻ってくれたのが面白かったよと。「2」の話の後に真相もクソもねーだろとは思ってたものの、テキストやらまとめ方なんかは「2」より遥かに上手くまとまってて良かったとは思う。

「2」はホントねぇ…。真犯人が○○してたりとか。トリックが力技すぎだとか、メインシナリオもアレだし、サブシナリオの大半がひたすらグロいだけだとか、「1」の緊張感が好きだった俺はあんまり好きになれんのですよ(底蟲村編と妄想編は楽しかったけど。)。「2」は私的にはライト層向けっぽい気がすんのなぁ。手軽にサウンドノベルを楽しむ…という点ではいいとは思うんですけどね。「2」は。

あと、正直、本作に採用されている『街』みたいなタイムテーブルを使ったザッピングは面倒で仕方なかった。街のザッピングシステムはザッピングによって、全然違う場所にいる人の運命が変わるという偶然性が楽しかったんだけど、かまいたちの夜×3のは密室だからか同じような文章が何度も出てきたりしてとってつけたような感じしかしなくて、誰かがバッドエンドを迎える度に主人公変えてバッドエンドを回収していかないといけないってのは面倒臭い&水増し臭いだけでなんかエンディング集めてる気があんまりしなかった。それとザッピングのおかげで何度も何度も同じ文章を読んだりしないといけないのがかったるい。真犯人を当てにいくための推理にもってくためのフラグ立てもめんどいし…。

あとはボリュームが少なすぎ。メインシナリオも数時間あれば終わってしまうし、サブシナリオは少ないし、エンディングを全部回収しても10時間…あれば終わっちゃうような…。「1」「2」のメインシナリオも収録されてるのですが、そっちはSFC版をはじめ、どれももう腐るほど遊んだのでやる気ありませんし。「1」「2」を入れる必要性ってあったんでしょか。

まあ、不満点もそこそこに個人的なシリーズ全体の感想なのですが、「1」は本編の出来がやっぱよかったし、「2」はメインシナリオがアレなのは置いておいてもオマケはいっぱいあったし、フローチャートは便利だったしでボリューム面は満足出来ました。

で、「3」に関してはかまいたちシリーズのファンならボリュームの無さはおいといても、シリーズ完結編なんで楽しめるとは思います。ぶっちゃけ、ファンディスクみたいなモンかなぁ。一応メインシナリオは面白かったけど、やっぱボリュームないし。「2」の後にしては快適じゃないし。「1」「2」やったことある人には定価じゃ薦めません。逆に「1」「2」をやったこと無い人はいいかもしんないです。「1」「2」のメインシナリオをやれますし(分岐やバッドエンドもキチンとあるし。)。

「チェンジバクレツ!」

2007年09月04日 | レビュー・感想
クラブニンテンドーから『絶叫戦士 サケブレイン』が届いた。

クラブニンテンドーで500Pで交換出来るゲームなのですが、まあゲームだし、ポイント余ってるし、非売品だしもらっとくか…といった感じで交換。

どんなゲームかというと、基本的にはベルトフロアアクション方式の、敵を倒して進んでいくタイプのアクションゲームなのですが、攻撃する時に「叫ぶ」と強力な攻撃を繰り出せたり、仲間と同時に「ファイア!」等と叫ぶと合体攻撃が出せたりとギャーギャー騒ぎながら遊べるのが中々楽しいかなとは思います。試しに弟と二人で「(0w0)ウェーイ!」「(0M0)カラミソ!」「らりるれろ!らりるれろ!」等と叫びながらプレイしてましたが、恥ずかしさを捨ててやれば結構面白い?…かも。

ただし、このゲーム、二人以上でないと遊べないという仕様で、しかも公式HPのムービーくらいかなり大声で叫ぶ必要があるので(ヘタすっとノドを痛めるぐらいの声で叫ばないといけない。認識がわざと悪くなってるような?)、中々敷居が高いです。ダウンロードプレイのDL時間も長めだし。大声で騒げるプレイ環境+友達がいる人にはいいかも。この内容なら別に一人で遊べても問題ないような気がするんですが、確かに一人で大声出しながら遊んでもなぁ…というのはあるか…。

それと、ボリューム面がワリとあっさりしていて、ステージが1面のみしかなく、しかも難易度「やさしい」「むずかしい」が選べる程度なので、うーん…といった感じ。アイデア自体は悪くないと思うので、一人でもプレイ可能にして、ボリュームをウンと増やせば遊べそうな気はしないでもないけど、さすがにこれだと少し物足りないかなぁ…。最高3人まで遊べるけど、3人いないと全ての扉開けられないしね。

まあ、ポイントで貰えるゲームだと考えればそれなりかなぁ…と。身も心もバカになれる真性の友達がいるのならばストレスも発散出来ていいかもしれませんが、さすがに20歳越えてる仲間内でこれをやるのは少し………。大声出すのって意外と疲れるしさ。精神的にも肉体的にも…。(;´Д`)

てことで、胸張ってはオススメしませんが、ポイントで貰えるゲームだし(今は交換終わっちゃったのかな?)、実験作的なもんだと考えれば、それなりのゲームかなぁと。市販のゲームとして売るつもりならもっと改良は必要だろけどね。

YAH-YAH-YAH-YAH-YAH!!!!!!!!

2007年08月20日 | レビュー・感想
微妙に本調子じゃないけどPSP『Crazy Taxi Fare Wars』が届いたのでそれのレビュー。

DCで出てた『クレイジータクシー』と『クレイジータクシー2』をセットにして販売したのがこのPSP版。海外では未だに人気があるみたいで(?)こうして「1」から数年経った今でもPSPでクレイジータクシーが発売されるほど。日本では今のところ発売未定の様ですが、国内で出るかは微妙くさそうだし、出てもあんまり売れなさそうだし、ゲーム内容も洋モノっぽいので海外版買っちゃっても気にせず済むと思います。

とりあえず、ゲームを起動させると「1」か「2」かのタイトルを選択します。後はDC版そのまんま。キー配置もデフォルトでDC版と一緒になっており、R=アクセル、L=ブレーキ、×=Rギア、○=Dギアとなってたり(「2」だと△がホップ)。細かいところでは海外のゲームなので×が決定で○がキャンセルになってますが、ドキャ版だと考えればまあ…。

再現度はPSPながらもかなり高く、フレーム数こそ30fpsですが、そのためかグラフィックはカナリ綺麗で処理落ちも少なく(「2」なんかは全体的に重く感じるけど)、ピザハットやタワーレコードの広告が変更されてる以外はあんま気にならんかも。各種モードも「1」ではCRAZY BOX(※多彩なミニゲームを通じてテクニックを練習出来るモード)や「2」では同様のクレイジーピラミッドやリプレイ機能なども完全収録。裏技ではリアカーもキチンと使え、リミッターカット(※クレイジーダッシュ中にギアをRに戻してアクセルを離し、再度クレイジーダッシュ)だとかのテクニックもそのまんま使えます。タイミングはなーんか違う気がしますが…。「2」なんか特にやり辛い…。

あとはPSP版の新要素としてアドホック通信によるマルチプレイヤーモードとカスタムサウンドトラック(※オプションで設定をONにしてね)に対応しており、ms0:/MUSIC/CRAZYTAXIフォルダかms0:/MUSICフォルダ内(※ms0:/PSP/MUSICフォルダでは駄目)に置いてあるmp3をゲーム中にBGMとして流せます。マルチプレイヤーは試してませんが、一台のPSPを廻しプレイする形式のモノも収録してるみたいですね。あとカスタムサウンドトラックは純粋にこういう機能がついたのは嬉しい…のですが、そのかわりの不満点が少し。それについては後ほど。他にはアーケードで一定のランクを獲得すると(?)ブラー効果をONに出来るようになり、30fpsのもっさり感もこれで大分軽減できるような感覚を受けるかなぁ?と。

で、ゲーム概要は、「客を拾って、とにかく素早く目的地まで運ぶ」…というのを何度も何度も繰り返してハイスコアを目指すというルールなのですが、そのために水中を走ったり、線路を逆走したりする様はまさにクレイジー!この際、乗客は全員キ○ガイなのでクレイジーで美しい走りをすればするほどチップをくれます。

やたらとケツを振って美しくクレイジードリフトを決めたり、対向車の間を当たらずにすり抜けたり等の派手なプレイをして、一人の客から搾り取るだけ搾り取りつつ、何人運べるかな…みたいなことを延々と繰り返してハイスコアを狙っていくというゲーム性なのですが、一見、これが無茶苦茶に見えてより多くの客を運ぶ為には色々と試行錯誤をしなければいけない。

そういった感じで試行錯誤を繰り返して客を多く運べるようになってくると、街を一周出来るようになったりと、そういう技術の上達も実感できる難易度も程よくて「1」には当時凄くハマりました。スコアは結局「1」で2万$ぐらいが限界だったんだけどね…。ランク"Crazy"取ったあたりが限界。達人は5万$ぐらいいってたみたいだけど…。

ま、ぶっちゃけ、俺の分かり辛いルール説明はどうでもよく、初プレイは、障害物はふっとばせ!対向車線をぶっとばせ!対向車なんて弾き飛ばせ!人を見たら轢いてしまえ!(※轢けません)という無茶苦茶なプレイをした方が素直に楽しめるかと思います。このゲームに初めて触れるときは頭カラッポにして遊んだ方が間違いなく楽しめるというか、この「日本人が妄想(勘違い)したアメリカ西海岸」はとにかく単純に楽しいと思いますよ。俺も初回プレイ時、最初の坂で大ジャンプする時は笑いが止まりませんでしたよ。

不満点はBGMに大好きなThe OffspringとBad Religionの曲を使ってないのが個人的に最大の不満。メニュー画面から違うじゃないか!メニューでは"Change The World"流せよう!オープニングは"All I Want"とシンクロして流せよう!エンディングは"Inner Logic"流せよう!中でも"All I Want"は本当にクレイジータクシーを象徴する曲だと思うんですよ。デフォルトでいれとけよう!(つД`)

ついでにカスタムサウンドトラックはセレクトボタンを押すたびに曲を変えることが出来るのですが、これはこれでイチイチ指を伸ばすの面倒だし、好きな曲を何曲か結合するのがいいのかなぁ…。でも、それだと同じ出だしばっか流れるハメになるし…。それと全速力で飛ばしまくってるとUMDから読み込みが追いつかず、時々背景とかが遅れて表示されたりするのが少し残念かしら。

てことで持ってない人は"All I Want"の収録されてる『Ixnay On The Hombre』か『Greatest Hits』あたりを買ってください。やっぱこの曲は必要ですって!そのくらいインパクトありますって!個人的にオフスプリングのアルバムは最初に聴くなら全体的にレベルの高い『Americana』がイイなぁとは思いはするんですが、Crazy Taxi向きの曲ってなんだべー…というと、"Pretty Fly"は有名だけど合うか微妙くさそうだし、「2」に収録されてた"Walla Walla"や"No Breaks"等もイマイチインパクトに欠けるとゆーかなんとゆーか…。

あとは個人的にDCのコントローラと違ってPSPのL、Rボタンだとやり辛いってのが少し気になるかなぁ…。こればっかはしゃーないけど、リミッターカットやりづらいし、なんかPSPのL、Rボタン壊しそうで怖い…。それとクレイジーバックダッシュが何回やっても出来ないんだけど…なくなった?

…全体的には「1」「2」をフル収録なので4コースもプレイ可能なのに加え、オマケも完全収録とボリュームもカナリありますし、ところどころ劣化してるなぁ…と感じるところはさすがにあるものの移植度としては中々の満足度。…久々にやってもクレイジーボウリングとかがクレイジージグザクとかが意外とあっさりクリア出来てしまうあたり、当時は相当ハマってたんだろか。

まあ、さすがに今やると新鮮味も薄く、多少の古臭さは感じますが、30fpsなのと、BGM以外はそんなには気にならないかなーと。やっぱり「1」は今やっても面白いと思っちゃいましたし。俺は「2」以降に追加されたクレイジーホップは蛇足テクニックっぽくてあんまり好きじゃないんで…。どーあってもホップを使いまくらないとスコア延びない「2」よりは「1」の単純明快な作りの方が好きですわ。

さて、このPSP版クレイジータクシー、通販だとメッセサンオーカオス館、ファミコンプラザ、ゲームハリウッド、GDEXなどで扱ってますんで気になった人はゲーム通販リンクの方からどうぞ。体験者にとっては新要素があまりないのが残念といえば残念ですがゲーム内容は相変わらず面白いですし(オマケとして1でホップ使えるとかあったら面白かった…かしら?)、PSPなので手軽(…なのか?(笑))に遊べますし。未体験者の方には是が非でもオススメしたいところです。

鬱だSNOW

2007年08月16日 | レビュー・感想
追加パートがあるってことで前々から予約しといた『SNOW -Portable-』がようやく発売に。

元々は昨年の冬に発売になる予定だったのだが、それから数度の延期を繰り返し、一時期は発売日未定とまでなったこのタイトル。「はいはい、どーせ8/16日からまた延期だろ?」とか思ってたら15日に自宅に届いてビビった。そのくらいどうでもよかったというか、どー考えても当初の発売予定日から延びすぎだろ…。舞台が冬だってのに真夏に出されても全然嬉しくない。元祖PC版共々、延期しまくるのがSNOWなのかもしんないけど、おかげさまでプレイ意欲もほぼ無くなってるんで少しだけレビュー。

ストーリーは一年中ずっと冬な村にやってきた主人公がイチャイチャパラダイスだよというお話。ストーリーが某ギャルゲーに似すぎてると散々言われてましたが、確かに物凄く似ている。キャラの奇怪な言動も似ている。だけど、ただの模倣に終わってないルートもあるし、良い話な上に終わり方もスッキリしているのが個人的には好み。本家よりキャラの絵柄とかこっちのが好みやし…。ゲーム性はそりゃ低いけどさ。

DC版と違ってキャラ追加の他、それに伴ってオープニングが若干変更されてたり、。グラフィックは横伸びしてないしさすがに上手く液晶に映えてると思う。システム面もオートモードや、音量設定、文字表示速度の変更などある程度のものは揃ってる感じ。バックログが少し使いづらいかもしれんけど、それなりに許容範囲かしら。

不満点はキャラの音声が主要シーンでのみ喋るパートボイス仕様であるということ。この移植・販売元が先に出していた『Kanon』もそうだったらしいが、音質を重視するために音声を削ったとかなんとか。音声を飛ばし飛ばし遊ぶ派なので音声が無いというのは別に構わないが、今まで音声があったシーンから急に音声が無くなるというのはさすがに少し冷める。個人的には音質が劣化してもいいのでフルボイスをやって欲しかったな…。それとUMDのロードが少し気になる…。

これだけ遅れてパートボイスってのも正直なところかなり残念。予定通り冬に出てりゃなぁ…。そこそこ話題もあったろーし、売り上げも減らずにすんだろーに…。もうSNOWに関してはマスターアップしてから発売告知しろや…というくらい延期に呪われてるんじゃないのかこのゲーム。プレイ意欲もあまりないので気がむいたら…進めっか…。

未体験の人にはパートボイスなのを除けば移植度は高いし、シナリオも泣きゲーとして完成度は高いので、やったことない人にはそれなりにオススメかなとは思います。本当に他の泣きゲーによく似てるけどね…。経験者の方は追加要素に魅力を感じるなら…といつもの文章で〆。

タッチジェネレーション

2007年07月05日 | レビュー・感想
「パパ!パパ!(お○ゃれ)魔女買ってきてね!」
「分かった分かった。DSの魔女だね?」

…そして『どきどき魔女神判!』を買ってきたらナイスな父親だね!てことで軽く感想。

ゲームの流れは、探索モード(アドベンチャーパート)で証拠集め→魔法バトル(戦闘パート)モード→魔女チェックモード…みたいな流れ。ADVパートは意外と無難な作りになっていて、普通に机の上とか調べたい場所を調べて証拠をゲットしたり…とかフツーにアドベンチャー。調べた場所によって結構色々なリアクションが返って来て中々よろしい。ダブルクリックがし辛いけど、コマンド総あたりが好きな人は楽しめるかもね。逆パンダ集めなんて楽しみがあるのもいいかも。

で、証拠を集めたら容疑者に「おっぱい見せてくだしあ」って言うんだけど、さすがにそこは容疑者も「タダで見せるワケにはいかねーなグヘヘヘ」という展開になるので、今度はそこで戦闘パートに突入しまふ。このモードはDSらしくって地味に面白かったり。操作自体はタッチペンで殆ど行うのですが、敵の魔法攻撃をタッチペンでクリックしてはね返したり色々。このゲーム、必殺技にサイコボールだの、ヘルバウンド使うシーンがあったりとかSNKネタも地味に豊富で、SNKファンならニヤリと出来る場面もあります。ネオジオポケットを持ち歩いた腐女子も神判対象だしね…。

んで、魔女チェックモードはタッチペンでセクハラするという行為があまりにも直球すぎて逆に面白い。タッチペンで指定した場所を触ったり、見つめたり、息を吹きかけたり…。エロ方面に過大な期待をしてた人はさすがにいないとは思うが、それでもうまくやれば乳は揺れるわ、セクハラすれば「ひゃあ!」だの…。全体的にボイスも一言とかそんな感じだけどキチンと出るし中々いい感じ。なんていうかその・・・下品なんですが・・・フフ・・・勃起しちゃいましてね。

クリア後には「エキストラエピソード」の追加や、「フリー魔女チェックモード」という読んで字のごとくなモードや、「サバイバル」というボスラッシュモードなどが出現するし、エンディングも好感度の高いキャラによってエンディングが変わったりと色々遊べそうなつくりではあります。ゆーま君という、病弱なショタキャラまで何故か完備してるからガチホモの方にもオススメ。(仮)

…ま、エロ成分自体はDSなので本番開始とかそんなのは当然無く、パンチラなどの直接的なエロ成分もないけど、「タッチペンで女子の体を直に調べる」という誰もが思いつくであろう行為を本当にゲームにしちゃったチャレンジ精神は評価に値すると思いまふ。全体的なテキストも微妙にエロティックだし。ただ肝心の魔女チェックモード自体はイマイチで、ハートマークが出る場所をピンポイントに攻め続けるだけでOKな作りなのと、相手の表情などの変化や反応が少し乏しいのが寂しいかも…。

ゲームとして面白いかといえば、それなりなのでコンセプトにピンと来た方や、ポルノっぷりを堪能したい方にオススメします。バカゲーだと思ってかったんで中々楽しんでるんだけど、過度な期待してる人は注意さね。

「魔法剣エーテルちゃぶ台返し!…ウソ」

2007年06月28日 | レビュー・感想
今日はPS2『スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATIONS』の感想。

リメイクだっていうのと、半年以上の度重なる延期と、クソアニメの出来とそれによる影響や、雑誌などで公開されてきた情報を見てきた限りでは、正直、発売日が近づいてもあまり楽しみにはしてなかったんだけど、やっぱゲームとしてのOGは出来がいい部類の方に入ると思う。

ゲーム概要としては、元々は、GBAで展開していたオリジナルジェネレーションシリーズ、それの「1」と「2」を合わせて据え置きにリメイク移植してしまおうという作品です。ニ作品をあわせるとシナリオのボリュームは合計100話近く(分岐を考えれば100話以上)という、とんでもないボリュームではありますが、今回はインパクトと違って好きな方から遊べるので、そこらへんは助かる。

システムはもう別段いうこともなく、GBA版同様にウェポンセレクトシステムなどのOGシリーズ独特の要素もキチンと健在していてなにより。戦闘アニメーションはさすがにオリジナルだけなので、機体数が版権作品より少ないこともあってか一体一体に力入ってます。今作はMXチームが作ってるっぽいので、フルスケールカットインの演出に加え、オリジナル機体ばかりなのでリアル等身のカットインなどもバンバン使用してくる。所為PS2なんでAVマルチ接続とかだとちょっとドットがくっきりしすぎて荒く感じる部分もなくもないけど、PS2にしてはまあまあ綺麗な方。

でも、戦闘アニメの演出は全体的にMXを更に派手にしたような感じの演出なので、フルスケールカットインとかも見慣れてるせいかあんまり驚けなかったというか、どうもやたらとカットインばっか無駄に使っててグリグリとユニットが動く成分が足りない気がするっつーか…なんか迫力不足に感じるような。「W」みたいなトドメ演出などがいっぱいあるわけでもないし…。後半に期待かなぁ…。

その他、パイロット別の専用BGMがGBA版と比べるとやたら増えてたり、OG2ではGBAの「スパロボR」や、WSの「スパロボコンパクト3」なんていう超マイナーどころからキャラが新しく参戦していたりもする。正直なところ、R組の参戦とかはカナリ蛇足な気がしないでもないけどねぇ…。フォルカ&ヤルダバオトなんてマイナーすぎて本当に存在を忘れていたくらいだし。「コンパクト3」って評判もよろしくなかったしなぁ…。でも出す以上はスポット参戦よりはしっかりと話数をかけて扱ってやって欲しかったというのが本音かしら。毎度毎度、無駄なサービスが好きよね。

あと戦闘前のロードは、実際にキャラが喋り出すくらいまで9~10秒ぐらいかかるから第3次αよりは遅くなったと思う(※第3次αは4~5秒ぐらい)。色々表示されるから体感時間としてはあんまり長くないんだけど、外伝の頃みたいにキャラの顔グラフィックまで読み込んでからようやく喋り出すのは少し遅くてもっさりしてるかなぁ…?と感じる。第3次αを知ってるだけに少し残念。ついでにツインユニットの時は目に見えてロードが遅くなるのがイヤンな感じ。

とはいえ戦闘アニメをOFFにした時の簡易戦闘がかなり早いため、ゲームテンポ自体はワリと快適だったりしまふ。俺は基本的にスパロボにおいても、音声とかより快適性を重視するタイプの人間なので簡易戦闘が早いのは嬉しい限り。一応、ヒュッケバインシリーズもゲームには出させてもらえてた様で一安心。しかし、特典の設定資料集には一切載ってないという。なんというバニシングトルーパー…(笑)。ヘタすると今回が見納めかもしれないので堪能したいと思う。

不満はGBA版からバランス面がちょっと変わっちゃって、ツインユニットシステムの採用によって難易度がGBA版に比べると簡単になってるのが残念極まりないというか…。ここ最近は特にヌルいスパロボばかりだったので、OG、OG2ぐらいそこそこ歯ごたえがあった方が嬉しかったかなぁ…と。インパクトみたいに無駄に固くなりすぎても困るんだけど、ツインユニットシステムのおかげで敵の攻撃に対して二人で反撃するから雑魚を倒しやすくなってるし、精神コマンドも色々強いし。

個人的にはこの新システムはあんまり要らなかったと思います。使わなくてもいいっちゃいいんだけど便利な上にPPとか二人共入るし…。なにより今回はオリジナルということで、より各キャラ&ユニットを偏愛して遊ぶっつーのも悪くないと思ってるんでぶっちゃけ蛇足な感じ。ツインユニットの時は戦闘突入時のロードも長くなるしねぇ…。

その他、全体的にシステム周りがαチームの作品と比べるとあまり快適ではないかな。援護のON・OFFの切り替えも少しやり辛いし、マップが無駄に3Dになってるせいで少しだけもっさりしてて少しテンポが悪い気がする(さすがにインパクトほどじゃないが)。こういうの好きだなぁ…。インパクト・MXチームは…。クイックセーブとかも多少時間かかってるかも。

あとはどうしても個人的に納得が出来ないのが、アニメ版とかのせいで大半のパイロットがパイロットスーツ着用という、この改悪が残念すぎるというか。なんで版権代という制約が無く、自由に作れるハズのOGで、ラトゥーニ=ゴスロリなどの、あの衣装がキャラの象徴とも言えるようなキャラにまでパイロットスーツを着せてるのが理解に苦しむ。その他のキャラもそうだけど、キャラの私服は既に個性じゃないのか?例えばフェアリオンなんて機体とキャラでセットなのだから。

…なのでこういうカットインがあったって俺は許す。悪ノリしすぎだと思うけどこのイメージがGBA版の段階から既にあるのだから仕方ない。………本当に悪ノリしすぎだと思う………というかコレはさすがにウザいが………。フェアリオン二機はGBA版でバシバシ使ってたのになぁ…。さすがにこういうのは度が過ぎててチョット正視するのがつらいっつーか…。レフィーナも寝巻きで戦闘に出るとかで悪ノリしてたし…。あんまりやりすぎるとますますオリジナルへの風当たりが強くなるだけだと思うのだが…。

まあ、あらかたのスパロボをやってきた俺の無駄な拘りといえばそれまでなのかもしれませんが…元々はゲームが原作だろ…?ここらへんは何があってもキャラのイメージを大切にして欲しいわけで、他のキャラもゲーム準拠にして欲しかったなぁ。SRXチームとかは以前からそうだったから別にいいんだが、もしもリュウセイらがいつまで経っても私服のカットインだったりすると物凄い違和感あるっつーか。

アニメ版のパイロットスーツ自体のデザインがダサいっつーのもあるけど、キョウスケやエクセレンが私服じゃないのは、インパクトやGBA版OG1、2をやってると、どうしてもどこかでイメージ的に違和感ある。こういう変更はホント無駄な拘りだとは思うんだけど、アクセルvsキョウスケのあのシーンでキョウスケがパイロットスーツなのはヘンだろ…というイメージを持ってしまうし。どうせならMXの甲児のパイロットスーツみたいに選択制にして欲しかったわ…。

とりあえず、オリジナルのみのスパロボとはいえストーリーのベースは「第2次」「第3次」「α」などが大元なので、そういったスパロボ設定や、スパロボのオリジナルキャラクター、オリジナルユニットが好きならそれなりに楽しめると思います。基本的にはリメイクなので未体験者の方に特にオススメ。追加要素は正直ショボめ…というか、ちょっと扱いの微妙なスポット参戦組が多いんで蛇足な感じがするし、(※以下ネタバレのため反転)「クリアデータがあるとボーナスシナリオとしてOG2.5が遊べるらしい(短そうだが)」なんてのも、どうせならOG3でまとめてやって欲しかったっつーか…。全体的にGBA版と比べるとなんか余計なものを詰め込みすぎな感じが。ラウルをはじめ、Rとかのキャラを出すならOG3で大々的にやって欲しかったなー。エクサランスのライトニングフレームとか今回は出ないんだろーなー。…ブツブツ。

まー、オリジナルも好きな俺としてはリメイクとはいえそこそこ楽しんではいます。GBA版に蛇足を加えたり、改悪せずに据え置きにもってこれるか…という点ではちょっと気になる部分あるし、さすがにDVD-ROMが媒体なんでロードとかはGBAよりめんどくなってはいるけど、ゲームのベースはGBAの中でもかなり遊べた部類に入るOG1、2だし?今回の延期や創通絡みなどの制限のおかげで、今後どうなるかは微妙だろうからやっといても損はないだろしね。OG1は変更点が少なくて退屈だけど、OG2は色々な余計なキャラとかが増えてるおかげで新鮮味はあるし。

逆にオリジナルロボットに惹かれない人や、オリジナルキャラクターなどがウザイって人にはオススメしません。オリジナルのみの作品なので掛け合いが無駄に濃くなってるんでヘタすっと置いてきぼりを喰らう。初めてやるスパロボとしてはハッキリいって濃すぎると思う。オマケにやはり版権のスパロボと比べると機体数が少ないという問題があって、いつものスパロボに比べると少しばかり豪華さに欠ける感じがしまふ。OG1なんかでは敵ユニットも味方ユニットなんだか同じようなのばっかで物足りないってのはGBA版の時点ですら思ったし…。さすがにあんなにゲシュペンストはイラン。値段が安めなのはある意味妥当かなぁ。

…なお、個人的に、OGシリーズはリメイクするにはまだ少し早すぎた感があって、リメイクなりに余計な追加が施されて色々と変わってる部分もあるんだけど、前作が出てからまだあまり経ってないんで、リメイクよりは、さっさとOG3をやって欲しかったなという気持ちに加え、今回はアニメ化などの余計なプロモーションにより、パイロットスーツ着せろだの、ヒュッケバイン出すなだの、OG3の製作にも色々と問題が生じそうなのが残念というか。据え置きでもやりたいという要望は俺の中にもあったけど、どうせなら待望のリメイク!みたいなのがやりたかったですわ…。

…第3次αが微妙だったというせいもあるんだけど、もしも、OGsの前に据え置きでなんらかの新作のスパロボが出ていて、その後にOGsが発表されていたら…。そしたら素直に手放しで喜んでたのになぁ…。バンプレストのアンケートにも一応OGを据え置きで出してくれとは書いたもの…。第3次αが微妙な出来で、更にここまで色々な問題が起こるとは思わなかったけど…さ。

ひとまずOG2はGBA版と同様ならクリア後にノーマル・EXハード・スペシャルとか出てくるから最低でも三周ぐらいしないといけないのよなぁ…。OG1も一応キョウスケとリュウセイで一周ずつしときたいし…。でもロードも今回は多少気にはなるからGBA版みたいに5周も6周もは…さすがにキツイかな…。HDAにでもブチ込んで遊ぶか…。

「選べ、道を空けるか、くたばるか」

2007年05月31日 | レビュー・感想
PS2『ギルティギアイグゼクス アクセントコア』の感想。

今作はGGXXスラッシュをベースに「フォースブレイク」「スラッシュバック」「投げ抜け」などのいくつかの新システムを追加したほか、全キャラが再調整され、新キャラこそいないもののより攻撃的なゲームになったと思います。一新されたステージやエフェクトはなんかチカチカしてて見づらくて目に悪い気がしますが…。

個人的には自分の持ちキャラの長所を押し付けていくギルティらしさはスラッシュよりは出てるとは思います。一部のFB技が強すぎたり、キャラバランスが相変わらずイマイチで、今回はクソ要素の押し付け合いになってる気がしないでもないですが…ね。以前よりも、プレイヤーの技術介入度や、テク要素が以前より薄くなっちゃった気がするっつーか、一部のFB技の性能の壊れっぷりや上位キャラの強キャラっぷりを見る限りなんだかなーって…。

さて、PS2版のモードは以下の通り。

●アーケード
●VS CPU
●VS 2P
●M.O.Mモード
●トレーニング
●サバイバル
●ギャラリー
●サウンド
●オプション

PS2版のモードに関しては、どのモードも前作までとほぼ一緒なので特に触れることもありません。トレーニングモードのバグ(※レコード中はプレイヤー側の設定が無効になってしまう)も相変わらず健在。そしてミッションモードは無くなりました。隠し要素はアーケード及びサバイバル、もしくはタイムリリースなどで獲得しろってことですかね?面倒な…。

発売前から家庭用のウリにされていた、「GGジェネレーションズモード」は特定の条件を満たした後、スタートボタンを押して、GG、GGX、ACのいずれかを選択するとそのシステムで戦えます。様は前作までにあったGG、GGXモードを1P、2P間で別々に選択出来て、より元の作品のシステムっぽくしたモードかな。

ただ、GGX性能のキャラで戦えるワケではなく、GGXっぽいシステムで戦えるといった感じで、アクセントコアのキャラがGGかGGXっぽいシステムで戦えるだけで、別にGGやGGXと同じ技や性能で戦えるワケではないので、「ハイパーストII」みたいなのを想像してた俺としては正直期待外れ。システムが変わるだけならGGvsGGXvsACなんて宣伝の仕方はしないで欲しいと思う。過去作にも似たようなモードがあったわけなんだからさ…。

その他の移植度に関しては、フツーにやる分にはアーケード版と比べても申し分ないとは思うし、相変わらずロードも早い。#RELOADやSLASHのカラーも選択出来たりするし、対戦ではスラッシュ同様にステージやBGMも自由に選択可能だし…と、対戦する分には申し分ない移植度だと思いますよ。

不満点…は、バランスとかについて語り出すとキリがないんで、家庭用の不満といえば、やっぱクリフとジャスティスが削除されちゃったことかなぁ。いくら家庭用限定の要素とはいえ、GGGモードなんてのをウリにするよりはキャラクターをたくさん出しておいてくれた方が嬉しかった気がするなぁ…と。EXキャラもスラッシュからは劇的に変わってないのがなんかなぁと…。折角の新システムを活かしてEXキャラ独自のFBを作るなどして差別化してくれてもいいんじゃないかなと思う。家庭用なんだからネタキャラになったって文句はあるまい。

なんだかんだとアークは家庭用ならではの要素ってのを毎回頑張ってくれてたと思うんで、今回はそこら辺が少し弱くなってしまった気がするのは残念な感じ。ギャラリーなんかが充実してもあんまり嬉しくないし…。ミッションモードも無くなっちまって隠し要素出すの面倒だし…。アーケード版の稼動から半年程度というスピード移植は評価するけど、もちっとだけなんか欲しかったかも。まー、アーケードと対戦とトレーニングさえあれば他は無くなっても別に構わないとは思うんだけどさ…。

それと、今までと違って多少バグが目立っているのが気になるところ。中でもブリジットの空中N設置が出来ないとか、イノの限界フォルテッシモによるフリーズとかは相当痛いバグだと思うんだけど…。ボイスにミスがあったりするのは前もあったにはあったけど、ゲーム中にこんなはっきりとミスってるようなモンでもなかったし?ソルのクリーンヒット関連や、ジョニーのノーゲージジャックハウンドとか、なんでこんなバグが存在してしまってるんだろ…。駄目移植ってワケじゃないけど、ゲームをプレイしていてアーケード版と違う部分が以前よりも目立ってしまってるのはやっぱ残念。

今回は家庭用ならでは…といった要素もあまりないですし、GGGモードも予想通りGG、GGXモードを多少改良して作られた程度のモードだったんで、対戦メインの方々に強くオススメしときます。一人でやってても、やはりちょっと飽きが早いかもしれない。新キャラもいないし、やっぱり調整版ですしねぇ。今作が#RELOADの次に出てたらまた受けた印象は違ったかもしれませんが。

つーか、ストーリーとかは、もうどーでもいいんで、いい加減にキャラ一新したり、もしくはストII→ストZEROみたいに新規に描き直しちゃってもいいんじゃないですか?このまま追加追加でいくといつまで経っても同じようなモノを続けるだけになりそうな気がして…。今回追加された「スラッシュバック」などのシステムも練られていたとはあんまり思いませんし…。そこら辺を気にしつつ、次回作こそどーにか多少の進展を期待してます。俺としちゃゼクスの頃受けたインパクトをもう一回味わいたいんですよ。